コーヒー・カラー 価格:¥ 2,854(税込) 発売日:1994-03-25 |
今日のお気に入りのCDはセルジュ・ゲーンスブールの「コーヒー・カラー」です。
1963~64年に発売された作品を1枚にカップリングして発売された「コーヒー・カラー」ですが(先日久々にタワーレコードに行ったのですが、最近またバラして再発されてるようです)、ブリジット・バルドー、そしてジェーン・バーキンと公私共にコラボーレートしていた時期の作品に比べると地味な作品です。
特に前半はギターとベースのみの非常に薄い編成で激シブのジャズが繰り広げられるのですが、これがやたらと聴けば聴くほどカッコいい。
DVD「セルジュ・ゲンスブール 1958-1969」に多分その時のギター&ベースとゲーンスブールがピアノでセッションした曲が収められていたんですが、夜な夜なパリで秘密兵器を作っているような匂いがプンプンします。
そして、これまたDVD「セルジュ・ゲンスブール 1958-1969」の中でゲーンスブール本人も語ってましたが、後半はシャンソンにパーカッション(ナイジェリア音楽)というかダンス・ミュージックを組み合わせるという試みが行われた楽曲群。
このアプローチの仕方というのは時代背景や思想を踏まえてませんが、ローリング・ストーンズの♪悪魔を憐れむ歌よりも先なんじゃないかと勝手に思っています。