ナポリのアンチェロッティ監督がユベントス時代に指導した元フランス代表MFジダンについて、「ユーべでジダンは私のフットボールのアイデアを変えてしまったね。その前に率いていたパルマでは(元イタリア代表FW)バッジョと契約する可能性があったが、自分が止めた。私にはフットボールに関する一つのスタイルがあったんだ。両ペナルティーエリアに選手たちを置き、バッジョが求めたであろうトップ下はいらなかったんだよ。しかしジダンと知り合って考えを改めた後にバッジョがやって来ていたとしたら、彼と幸せに働くこともできたはずだ。」とコメントしました。
続けてアンチェロッティ監督は「ジダンはすべてを変えた。私は彼を中心にチームを構築した。ジダンに合わせたチームづくりを行ったんだ。フットボールのスタイルを変えたのは、すべて彼のおかげなんだよ。」とコメントしました。
ジダンに出会っていなかったら、今に至るアンチェロッティ監督のキャリアは築けていなかったと思います。
ジダンに出会う前のアンチェロッティ監督はパルマで当時バッジョと並ぶファンタジスタと称されていた元イタリア代表FWゾラを不慣れなサイドハーフに据えてますし、ユーべでも元フランス代表FWアンリを不慣れなサイドーハーフに据え、チームとしての戦績やパフォーマンスもビミョーな上にゾラやアンリの活躍の場も同時に奪ってましたし。
もちろん現役時代にミランで指導を受けたサッキ監督の教えによるものが大きいと思いますが。
ただ、そのゾラはアンチェロッティ監督の起用法に不満を持ち、パルマを退団して加入したチェルシーでは実質永久欠番になってますし。
アンリも半年でユーべを退団して移籍したアーセナルで世界的なストライカーへと成長した訳で。
パリSG時代にも別のインタビューでゾラやアンリをサイドハーフで起用したことは誤りであったとアンチェロッティ監督は認めていましたが、それもジダンと出会っていなかったら、認めていないかもしれません、、、。