Schizopoiesis

Schizopoiesis Schizopoiesis Schizopoiesis

Tristes Tropiques(band:Zizek in coma)

2014-08-21 22:39:20 | Weblog

Tristes Tropiques(band:Zizek in coma)

band:Zizek in coma
song:Tristes Tropiques(悲しき熱帯)
Guitar&bass&Vocal:Zizek in coma
Drum:Ht
help drum:odaka kazuya
Viola:M&r

 

 


Sadayatana

2014-06-27 22:22:28 | Weblog

 

Sadayatana

dark ambient experimental podcast

The Sound of The Wind

(Link page )

 

2013-12-29
Dark Ambient, Drone, Experimental
Sadayatana Podcast #163
Average Bitrate: 127kbps mp3
Download: archive.org
Cover: Pieter van Marion 
Podcast Mirror Site: archive.org
Direct URL: The Sound of The Wind
Review at archive.org: Sadayatana #163

No sooner had one season slipped out the door than the next came in by another door. A person might scramble to the closing door and call out, Hey, wait a minute, there’s one last thing I forgot to tell you. But nobody would be there any more. The door shuts tight. Already another season is in the room, sitting in a chair, striking a match to light a cigarette. Anything you forgot to mention, the stranger says, you might as well go ahead and tell me, and if it works out, I’ll get the message through. Nah, it’s okay, you say, it was nothing really. And all around, the sound of the wind. Nothing, really. A season’s died, that’s all.

- Haruki Murakami, Pinball, 1973 (1985)

startartisttitle
00:00 Helicalin 243
02:12 Mystified Quake
09:44 Stellardrone Nightscape
18:07 autumna nvr=frvr
34:59 Astral & Shit nam ego
40:01 Kenneth Kirschner Reminiscence
43:17 Stellardrone Aurora
60:51 Stellardrone Stardome
78:07 Atrio Serenade El Reflejo De Tus Ojos
99:49 Atrio Serenade No hay tiempo , No hay Espacio , Solo Tú
124:16 Fellirium Chasing the spiral
151:31 oVdk & Bunk Data Transition Function
163:21 oVdk & Bunk Data Relinquished Moon
172:11 oVdk & Bunk Data La ligne de mort (vitaliste)
175:15 nerthus tilia

buraisn

2014-06-04 21:20:03 | Weblog

美術館+展示空間=イメージをコンテクストからはずすことが前提
ポスト何チャラの認識=住まう視野が単なる形態でうめられているのではない
そこに意味が付与され、視野は言語的、視覚的言説や数々の記号に浸透されていること。
してそのような記号は同じく社会的に構成されるということ。
鑑賞という内的だとみなされていたものがじつは社会的につくりだされているという
視覚の政治学を見出すことであろううう。
恐怖の度合いはひとたび構築されたものの中で権力がいかに分配されるかによって
どこに立たされるかによって変わってくる。(例:ピクチャレスクされた第三世界、
ストーカーにさらされる女性)恐怖=視覚が権力と結びついて。
恐怖が視覚にもとから、何が視覚を恐怖にみちたものにしてしまうのか?
<目差し>脱中心化、権力の利用<社会的構成物、純粋形態>


Endless Ascent is a net.label dedicated to releasing 20

2014-04-17 14:53:24 | Weblog

ea020 - OVDK & Bunk Data - Cybernetic Recursion

Cybernetic Recursion is the study of the feedback loop - an infinitely repeating process - be it mathematical, social, linguistic, or metaphysical. Through examination of the feedback loop and it's recursive content (specific function values) a state of flow can be achieved opening new windows of consciousnesses to higher planes of thought.


Download Full Album:


ea020 - OVDK & Bunk Data - Cybernetic Recursion (76.1 MB)


Download Songs:

Track 01 - Flamme des geist (14.2 MB)
Track 02 - Distress Foreshadow (9.5 MB)
Track 03 - Fragmented by Fog (24.1 MB)
Track 04 - North among the ruins (15.2 MB)
Track 05 - Vanitycal Aftermath (7.7 MB)
Track 06 - Night in Neptunium (8.2 MB)

 

 

(c) 2011  new review link
Endless Ascent is currently operating as a net.label dedicated to releasing light ambient, atmospheric and space music from around the world. Nathan Larson (Bunk Data) is the founder of the Endless Ascent label. Ryuta.k (OVDK) is a dark ambientalist also belongs to our usyukuro label. This is a new release by ovdk & Bunk Data on Endless Ascent. We don't understand the meaning of Cybernetic Recursion,

But it seems beyond petty human experience - at least we hope it is.

These soundscapes generally reminds us of the 3.11.2011 heavy disaster. At first you must notice it from their tracks name before listning to the tracks. The music provides ambientic tranquility with a slightly experimental element and subtle glitch contrast which gave us both a sinister and anxious feeling. We fought to hold back thoughts of the Aftermath. Then we must forget about something like this and return to Cybernetic Recursion or abstract thought and focus on the patterns.

Ovdk explains their artwork on the new release was made from a Fukusima radiation leakage map. Many people will not notice it because it's very small and they made radical change to radiation leaked map near the nuclear power plant. It seems like universe has denied. Ovdk denied and hate their work with strong relation to tsunami, EARTHQUAKE , NUCLEAR crisis when we met him and we debated. This time, Ovdk & Bunk Data's work seems very sipmle in general but we liked it very much. We hope it will not be Ovdk's(a.k.a Ryu) last musical work. 




new dark winter の

2013-11-12 17:05:16 | Weblog
 



dw092 - oVdk & Bunk Data - Unschärferelation (prevent its reach to the zenith)

In this case Unschärferelation does not relate to Physics but to the social field - a complete future or a complete end. Our current present-time is not allowed to reach one or the other - the Flat world goes on and on... We must own the uncertainty to reach the zenith of this retro-future idぃんkea.


Download Full Album:


dw092 - oVdk & Bunk Data - Unschärferelation (prevent its reach to the zenith) (120 MB)


Download Songs:

 

 

          LINK

Track 01 - Est née dans le Priabonian (21.5 MB)
Track 02 - Sword of Annwn (16.3 MB)
Track 03 - Cloaked Doorway (13.9 MB)
Track 04 - Transition Function (28.5 MB)
Track 05 - Ancient Fargonan Fall (17.7 MB)
Track 06 - Relinquished Moon (20.5 MB)
Track 07 - La ligne de mort (vitaliste) (22

L

 

 

LLLLLLLL.1L MB)


学習学

2013-07-01 02:23:07 | Weblog

学習

以前、「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」というものについて、かなりしつこく解説させていただきました。この「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」というものは、まさしく重森が「思い込み」という言葉で表現しているものです。いったん、なんらかの「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」が自分に染み付いてしまうと、その「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」から逃れることは難しくなります。「思い込み」の渦中にいる人は、「思い込み」を突き放すことが出来ないということです。

ベイトソンは、なんらかの「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」がどのようにして人に埋め込まれるのかという問題について、「学習」という言葉をキーワードにして、解説しております。

ベイトソンによると、学習には、4(5?)種類あるそうです。ゼロ学習、学習Ⅰ、学習Ⅱ、学習Ⅲの4種類の学習があるそうです(実は、学習Ⅳというものもあるようですが、難解&超自然的なので省力させていただきます)。順番にこれらの学習をみていきたいと思います。

まずはじめに、ゼロ学習。この学習は、「一定の刺激に対する反応が一定しているケース。刺激と反応のつながりが遺伝的に決定されている場合。失敗から学ぶことがない。」という性質をもつようです。例えば、膝小僧の下らへんを叩くと、足がビクンと動きます。この反応は、遺伝的に最初から決定されているといえます。ゼロ学習は、個体がある刺激にたいして最初から持っている反応の仕方と言えると思われます。

次に、学習Ⅰ。学習Ⅰは「あるコンテクスト(他の事象との関係のあり方のセット・まとまり)のもとで、ある一定の動作・解釈をするようになること」(ベイトソン 2002:395)と言えそうです。ちょっと意味が分かりにくいですね。

ベイトソンは、学習Ⅰの例として、パブロフの犬をあげています。犬は、普通は、ブザーを鳴らしたからといって、よだれをたらすことはありません。しかし、ブザーを鳴らしてから、肉をあげ続けると、犬はいつしか、肉にたいしてたらしていたよだれを、ブザーの音にたいしても、たらすようになります。ゼロ学習では、ある事象にたいする反応の仕方が遺伝的に決定されていました。しかし、学習Ⅰでは、ある事象にたいする反応の仕方が後天的に学習されているといえます。注意するべきことは、学習Ⅰの段階で学習されるある特定の反応の仕方は、なんらかの「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」の中で行われているのですが、学習者は、いまだこの「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」に呪縛されていないという点です。

次に学習Ⅱについて見ていきます。学習Ⅱは、学習Ⅰではまだ学ばれることがなかった「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」自体が学ばれるという種類の学習です。学習Ⅰでは、パブロフの犬は、ブザーにたいしてよだれをたらすように学習しました。一方、学習Ⅱでは、ブザーだけでなく、ブザーとともにその場に存在している科学者の白衣だとか、実験室の冷ややかな床の感触だとか、自らにまきつけられる拘束用のバンドもまとめてセットになって、「今はよだれをたらすべき時だ」という決断をする際の、「手がかり」として学習されます。

「手がかり」という言葉を使うと誤解を呼びそうです。「手がかり」という言葉は、ブザーがよだれをたらすための手がかりになっているのだから、白衣や床もよだれをたらすための手がかりになるのだ、というような理解を読み手にさせてしまいそうです。「ブザー=白衣・床・バンド」というような等式を読み手に思い浮かべさせてしまいそうです。

そうではなくて、「ブザーの音だけにたいしてよだれをたらしていたパブロフの犬は、ブザーの音をどのような状況で聞けば、より、よだれをたらしやすくなるか」ということがここでは問題になってきます。つまり、野原でブザーの音をを聞かせるよりも、実験室で白衣の人々に囲まれて、ついでに床も冷ややかで、おまけに体をバンドで拘束されているほうが、パブロフの犬は容易によだれを流しやすくなるということが、学習Ⅱの段階では起きていると言えます。

学習Ⅰの段階では、ブザーの音にたいしてだけ、よだれを流すように、パブロフの犬は学習していました。しかし、学習Ⅱの段階では、ブザーの音は、周囲にある事物(白衣とか床とかバンドとか)とのかねあい、「周囲にある事物がおりなす配置」のなかで、よだれを流すべきものとして、パブロフの犬にますます受け取られることになりました。「周囲にある事物がおりなす配置」というものは、「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」に他なりません。

つまり、学習Ⅱでは、「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」の学習が行われるということです。ブザーの音を聞いてよだれをたらすようになったパブロフの犬は、いままで実験室という独特の空間にいました。実験室という空間には、白衣だとか冷たい床だとか拘束用のバンドが揃っています。犬は、学習Ⅰの段階では、ブザーの音だけに反応していましたが、いつしか、ブザーの音が聞かされる状況(白衣や冷たい床や拘束用のバンドがある状況)そのものも学習して、ブザーの音は、このような状況で特に、犬によだれをたらさせやすくなります。実験室という空間から犬を出して、野原とか道路とか高層ビルの屋上だとか、プールの中だとかで、ブザーを鳴らして聞かせても、実験室でブザーを鳴らして聞かせていたときよりも、犬はよだれをたらしにくくなると言えます。

この学習Ⅱという段階こそ、「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」が個体に埋め込まれるときだと言えそうです。パブロフの犬は、よだれを流しやすくなってしまう「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」を埋め込まれたと言えます。ブザーの音を聞けばよだれをたらすように犬は学習Ⅰの段階で仕込まれていましたが、学習Ⅰの段階では、野原だろうとプールだろうと、場所を変えてもブザーの音にたいするよだれの頻度には、大きな差は見られないと思われます。しかし、学習Ⅱの段階では、あきらかに野原やプールと較べて、実験室という場で、犬はブザーの音にたいしてよだれをながしやすくなってしまいます。これは実験室という独特の空間、そこにあった事物(白衣とか冷たい床)とかが織り成す関係そのものが、犬に学習されてしまい、ブザーの音は白衣や冷たい床との関連の中に位置づけられることによって、よだれを流すべきものとして犬に受け取られやすくなってしまっているということです。

■対人関係と学習Ⅱ

学習Ⅱで埋め込まれた「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」は、個人の対人関係に影響を与えます。人物Aの言動が人物Bを呪縛している「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」次第で、様々に解釈されてしまうということです。言葉には最初から意味が張り付いていて、それを我々は口に出して伝え合っているのではなく、言葉の意味は、それを受け取る個人が依拠している「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」にもとづいて、はじめて明らかにされる(理解される)ということです。Bが呪縛されている「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」次第で、Aの言動はBへの攻撃や称賛として、Bに受け取られるのです。

例えば、Aが「おはよう」とBに言ったとします。この「おはよう」という音が、どのように解釈されるのかは、Bに埋め込まれている「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」次第になります。もしも、過去にBが、「おはよう」という音とともに、虐待された経験をもっているなら、Bは「おはよう」というAが出した音にたいして、警戒します。もしくは脅えると思われます。

精神分析の用語で「転移」という言葉があります。これは、患者がセラピストに自分にとっての重要な他者(たいてい親)が過去に自分を扱ったのと似た扱い方で自分に接するよう迫ることを言います。学習Ⅱが達成された結果として患者の身に染み付いた「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」に従って、患者はセラピストとのやりとりを形作ってしまうこと。世界を見る際に不可避的に参照してしまう暗黙の前提(「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」)が存在しているので、この「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」にもとづいた世界しか患者は見ることができないということ。転移という精神分析用語は、このような現象を言い表したものだと言えます。

この、人を呪縛する「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」というものは、いい意味でも悪い意味でも、呪縛している人に、「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」通りの現実を実現させるように行動させます。「自分は嫌われている」という「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」に縛られている人は、他人に対して、自分を嫌うように行動してしまうことになり、「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」通りの現実を見事に実現させてしまいます。このことは、「対称型の分裂生成」のところでいっぱい見てきました。「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」というものは、ほんとに恐ろしいといえます。

パブロフの犬は、ブザーの音を聞くとよだれをたらすようになりました。普通は、肉にたいして流されていたよだれが、後天的にブザーにたいしても流されるようになりました(学習Ⅰ)。そしてさらに、パブロフの犬は、ブザーが鳴らされていた状況そのもの、ブザーと白衣と冷たい床と拘束用のバンドという「関連そのもの・関係性そのもの」(=「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」)を学習するに至りました(学習Ⅱ)。人間もパブロフの犬と同様に、「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」そのものを学習する生き物です。過去に「おはよう」という音とともに殴る蹴るの暴行を受けたことのある人物Bは、「おはよう」という言葉と、暴力や恐怖や痛みを関連付けて、そのセットをまるごと学習しています。そうすると、別の機会で、他人Aから「おはよう」と言われた際に、あらかじめ埋め込まれた「おはよう―暴力―恐怖」という「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」にもとづいて、Bは「おはよう」という言葉を受け取り、脅えることになります。

ちょっと例え話が突飛すぎたようです。重森の実体験から例え話をしてみたいと思います。

重森は、テレビで怒った演技をしている俳優を見ると、脅えます。自分が怒られているという感覚をリアルに味わい、生きた心地がしません。このことを学習Ⅱという考え方を通して見てみると、重森は過去に、「大声─怒りの表情─恐怖―脅え」とでも書けるような「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」を埋め込まれていると予想されます。過去とは全然関係ない、とあるテレビ番組に出演している俳優の、怒りの表情とその声の大きさを、過去に学習Ⅱした「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」内に配置して、重森は受け取っているのです。

傍から見ていたら、テレビを見て脅えている重森は、馬鹿みたいです。「テレビの俳優が怒っているのはお前ではなくて、別の役者にたいしてだ。どうして自分が怒られていると解釈する?」と突っ込みが来そうです。

しかし、脅えている重森にとっては、俳優の怒りの表情と大声は、リアルに自らを恐怖に陥れるものとして、経験されているのです。非常にやっかいです。

■「思い込み」から離脱する方法

重森は、この、過去に学習されてしまった「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」を「思い込み」と読んでいます。過去に学習されてしまったとはいえ、その「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」は、現在と未来における、重森の世界の見え方に大きく影響を与え続けます。ていうか、世界は過去に埋め込まれた「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」にもとづいて、感じられるしかないので、変な「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」に呪縛されると、お先真っ暗です。だから重森は、自分を不幸にする「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」から、なんとかして逃れたいと思います。

ここで学習Ⅲという考え方を見ていきたいと思います。学習Ⅲとは、 「自らがあるコンテクストに盲目的に依拠したうえで事象の意味付けを行っていることを自覚し、自らが呪縛されるべき(依拠するべき・身を任せるべき)別のコンテクストを取捨選択できるようになること」(ベイトソン 2002:412)と要約できると思われます。つまり、学習Ⅱの段階で埋め込まれてしまった「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」から、脱却し、かつ、あまた存在している別の「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」に自らを能動的に呪縛させることが、学習Ⅲだと言えます。

ベイトソンは、学習Ⅲを達成するために有用な戦略を4つ提示しています。彼は、なんらかの「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」に呪縛されている患者を、その「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」から脱却させるためにサイコセラピストが用いる戦略を紹介しています。

ベイトソンは、重森が使う「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」という言葉の代わりに、「前提」という言葉を使っています。ベイトソンによると、セラピストは、患者に染み付いている「前提」の入れ替えに挑戦する者だそうです。しかし、「前提」は患者にとって自覚されにくく、自己妥当性を持つものなので、これは至難の業だそうです。そこで、セラピストは次のような戦略を使うとのことです。

①患者が依拠する前提とセラピストの前提との衝突を図る。

②患者を、診療室の内外で、患者自身の前提と衝突するような行動をとるように導く。

③患者の現在の行動をコントロールしている諸前提間(患者を呪縛している前提はひとつではないということかな?)の矛盾を引き出して見せる。

④患者が持ち込んできた前提の上に乗った経験が、馬鹿げていることを、風刺画のかたちで見せる。

ベイトソンは「前提」から逃れる方法を、上記のように箇条書きしているだけなので、具体的なセラピーの様子は分かりません。しかし、いずれにせよ、セラピストは、患者が暗黙の前提としていることがらを自覚させ、その虚構性を理解させしめようとする、と言えると思います。自分はなんて馬鹿くさい「思い込み」に囚われていたのだろう、と自覚することが大事なようです。

思えば、重森の高校時代の友人は、上の4つの戦略のうち、③の戦略を使用したと言えます。「自分は人に憎まれている」と述べた重森にたいし、その友人は「なにか憎まれるようなことをしたの?」と聞き返しました。重森はそれまで固く「自分は人に憎まれている」と無根拠的に確信していました。しかし友人の言葉を聞いて、「憎まれるようなことをした自覚がないにもかかわらず、憎まれていると思っている」という自分自身の矛盾に気付き、目から鱗が落ちるような思いがしたのを覚えています。重森を呪縛する前提には、「自分は人に憎まれている」というもののほかに、「憎まれるのはそれ相応のことをしたからだ」というものもふくまれていました。友人はこのふたつの前提を見事に衝突させたと言えます。友人はすごいやつです。セラピストな友人をもって重森は幸せです。

また、4つの戦略のうち②の戦略は、学部時代の元指導教官が重森に旅という名目で課した行動と言えます。元指導教官は、「人と人が出会うことはお互い作り変えられるということだ」と述べていました。まさしくその通りに、重森は旅に出るたびにいろいろな他者に出会って、作りかえられているような気がします。人に嫌われているという思い込みは、旅に出ると見事に打ち壊されます。旅に出ると、普段の引きこもり状態の重森から、話すときは話すよ状態の重森に変貌せざるをえません。旅先では、無口な人は損をします。移動や宿泊、買い物の際には、損をしないように、一生懸命に自分のしたいことを話さなければなりません。また、見知らぬ土地で黙ったままだと、現地の人に警戒されてしまいます。なんでもいいから喋らなければなりません。一時的に歌舞伎町ホスト状態に自分を追い詰めなければなりません。そして、そのような態度で旅先で人に接すると、人に好かれたりします。こんなことが起きるので、「患者自身の前提と衝突するような行動をとる」ことは、「思い込み」から脱却するための良い方法なのだなあと実感できます。セラピストな指導教官をもって重森は幸せです。

昔と較べて、確実に重森は、自らを呪縛する「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」から抜け出せるようになってきています。これは嬉しいことです。びくびくしないで道路を歩けるのは、幸せです。普通に散歩できることがものすごくかけがえのないことのように思えます。

しかし、まだまだ悪しき「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」から自由自在に抜けることが可能というわけではありません。したがって、これからも、旅は続けなければならないと思われます。

■旅と他者

というわけで、自分がどのような「思い込み」に呪縛されているのかを、指摘してくれるセラピストな人の存在はとてもありがたいと言えます。だから重森は随時「突っ込んでくれる」人を募集しています。

また、なにも外国にいかなくても、自分を壊して作り変えるための旅は、日常生活においてもできることだと思います。他者は外国にだけ存在するものではないからです。町に出れば、ほんとに様々な他者がいます。憑依霊や妖術の世界に生きている人々に会うのは、なかなか難しいですが、生き方や世界観の異なる人々には事欠かないと思われます。

このような人々と出会うための手っ取り早い方法は、例えば、営業だとかナンパをすることだと思われます。これらの活動は、まさしく旅そのものです。これらのことが普段からでもできるようになりたいと重森は考えております。

日常生活においてもさまざまな他者に出会いますが、日頃から出会っていると、他者の他者度は低くなっていくように思います。このことはつまり、相手と自分がどんどん同質化していく(「コンテクスト(関係付け方の見本、物語)」を共有していってしまう)ということなので、目の醒めるようなセラピスト的「突っ込み」を得るには、進んで、新たな他者に出会うようにしなければならないと思われます。

■理論の次は実践

これまで長きにわたって、ベイトソンが発明したさまざまな理論を参考にして、「思い込み」と、「思い込み」から逃れる方法のふたつについて考察してきました。ベイトソンの理論は、人間関係について、ものすごく示唆に溢れています。

しかし、理論的なことをおさえることは大事ですが、その理論にもとづいて実践することも同様に大事です。次回からは、重森が実際に町に出て、他者と出会い、自らを壊し作り変える実践をし、その模様を報告していきたいと思い


石は6人目、7人目のレプリ

2013-04-16 20:38:36 | Weblog

国体への渇望ととナショナリズム(愛国心)は
孔雀が個性の承認を求めるときの最高位の急進性である。
一方 Usyukuroはエコノミクスや全体性によって総量
規制を受ける。だがそれは今にはじまったことか?
「私の個人主義」とは個性のひけらかしなどではない。
近代へのアンチテーゼとしての主体の死もしくは挑戦
(放棄?)である。漱石は6人目、7人目のレプリで
あり、ベルリンの青ざめた娼婦達にまぎれているであろう。
我々の読み物書き物はサミズダート(痢手螺壱霊)だ!


Ovdk is back for a brand new release after 6 years of silence.

2013-03-05 15:57:08 | Weblog

Ovdk is back for a brand new release after 6 years of silence. "Order of III" is the third release of Ryuta k. project on MiMi Records. This new release in an intense headphone listening album. Must listen!!!
$kunst(Usyukuro )


BRIEF DESCRIPTION: Order of III is an hard sound that crosses styles characterized by aesthetic freedom, without feeling the need to identify with any particular feature and subsisting without the usual places.

Perfect for some intense headphone listening, late nights, an album for those who seek a more unusual experience.



DESIGN: Fernando Ferreira







EDITION : Mi209
ARTIST : Ovdk
TÍTLE : Order of III
TYPE : Album
TIME : 61'55"'
GENRE : Ambient

TRACKLIST :


01. No more reason to stay [ DOWNLOAD ]
02. DSMIII [ DOWNLOAD ]
03. Disgust night fire [ DOWNLOAD ]
04. SludgySelf Found in a Vacancy [ DOWNLOAD ]
05. Hanamura_Seiichi [ DOWNLOAD ]
06. Wolfgang_Blankenburg [ DOWNLOAD ]
07. Went to Besbalik [ DOWNLOAD ]


it from Ten nihghtmare which atmosphere also has gloomy or depressed.

2012-11-22 16:08:40 | Weblog

Kyyuya ( Ryu)


it from Ten nihghtmare which atmosphere also has gloomy or depressed.

Larry Johnson (c) 2006
"The Depressed" is one of the most aesthetically pleasing and, at the same time, challenging dark experimental releases that I've crossed paths with. A postmodern sojourn into the world of digital noises, iridescent electronics, shadowy drones, and incorporeal voices where the juxtaposition of opposites - order versus chaos, organic versus deconstructed, linear versus fractal, and abstract versus concrete - play an important role. "Digital Domain Xoomei Sahka Tuvanskya" is a self-descriptive, minimally brooding collage of digital noises and broken sounds. The title track "The Depressed" is a chaotic onslaught of cascading walls of almost brutal electronic noise except for the last few moments when the harshness subsides into a quieter and gentler abstraction."Le Mansyuria De La Nuuit" is a reflective and melancholy drone where sparkling electronics and sad tones interplay in such a way as to be suggestive of world music influences. For me "Kyyuya" is the climax to this album where the combination of chattering ghostly voices, fragmented electronics, deep tones, and dissonant guitar contribute to an overall disturbing, surreal atmosphere.

Usyukuro Sound Space (c) 2007
Ambient music was developed initially with the main idea of relaxation and curing, however during few years it became the new level in abstract feelings, bringing a listener the ability to construct his own mind and thinking through the listening process. Most of such art works are rare to get and even buy, however there are many musicians that share their composing experience with no fee at all, and everybody could enjoy them just being connected to Internet. One of such musicians is Japanese construction specialist Ryu, which mostly surrounds himself with the hard-to-understand descriptions and bios, provides the only possibility to listen to his music through his own ears with no charge. "The Depressed" work, for example, is described as "a post sampling kinetic dissipative system of sound in nonequalibrium", however those who is familiar with the digital abstractionism, won't find it difficult to understand and get some fun. Released at the famous darkenist Nathan Larson's net-label "Darkwinter", it consists of four tracks in total, each of them is more than 10 minutes long journey into gloomy world of something like city sewerage, which reminds me the dryed brain of the fanatics looking for S.E.T.I. signals while being underground. Emotional part of the tracks follows the strange logics: it appears you are first following the submersion to nowhere constructed of microscopic humids and cut radio waves, then suddenly come to the hidden door which opens and scares you with the very bright, or maybe dark light - it depends on the mood you are currently in. Third track appears to be very calm and standing to the classic ambient works in "Biosphere" style, like giving the listener the fresh breath after a long sweaty running. Finally, the last 16-minutes long epos discovers the true about this album's heroes, which seems to be some japanese teens sitting on the closet and trying to imagine what is their life's problem: diffused japanese woman's voice is combined with the ice and still water particles we heard at the beginning, with the standalone melancholics from the third track, and it ends up with the perversed harmonics inherited from the second part. Not saying it will be a memorable record in your whole life, and as about the compositional part, it is created just from two or three changing notes; however it is an interesting work, full of unusual samples, textures and their combinations, coming worldwide straight from the enigmatic continent.k


CuNni2CuNni

2012-09-27 19:42:20 | Weblog

CuNni

 

実際の自由にとって重要なのは政治的な改良でなく生産の社会的諸関係における変化であるような
前政治的なネットワークである。急進的、根源的な変化は法的権利の領域の外部に存在している。
そうした民主的な手続きが肯定的な役割を果たしうることはいうまでもない。しかしそうした
それらはその目的が資本主義的再生産の混乱なき機能を保障することであるよなブルジョワの
国家装置
の一部分であるに留まっている。こうした厳密な意味からいけば究極的な敵に与えられる
名称が民主主義だという芭ティ卯の主張は正しい。ソルダノ巣ティ(連帯)のように再領有に
対する防衛的な暴力を提起したい。平和な社会生活はそれ自体が階級の勝利の表現である。
国家が存在すること自体が暴力である。こうした立論をうけいれなければ国家の暴力を
単なる暴)偶発的過剰の現れとして受け入れるしかなくなってしまう。現行の経済的非常事態
も盲目的な市場過程などでなく金融と階級による高度に組織化された戦略的な介入に直面しているのだ。