通販で買ったまま、まだ読んでいない本を袋から取り出した。「 奥の細道」である。
近頃は家に閉じこもることが多く、大声を出すことが少なくない。
「そうだ、声を出して読んでみよう」そんなことで読みはじめた。読み初めは思うほど声が出ない 、それでも 少しばかり辛抱して読み続けた。幸いにもこの本には原文にルビがある、さらには 現代語訳もあって助かる。
深川 、千住、 草加、 日光、「 そうそう、 行ったことある」、「 そんな 歴史もあったんだ」、読むほどに 面白い。
「 お父さん良いこと考えたね、 声を出すってことは高齢者にはとっても良いことなんだって」傍らで女房が 珍しく褒める。 今日は 平泉まで。
さて次はいつ読むことになるのやら、この調子なら 最終地・大垣は意外と早く到着するかも知れないなあ。