クリオネによろしく

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牛のよだれ

2017-07-07 11:13:00 | 日記

物事が、細く長く続くことを「牛のよだれ」というたとえで使います…

へぇ~、知らなかった、あまり聞いたことないなぁ。

あたたかい日差しの下で寝そべっているウシが、おいしそうに口をモグモグさせて、何かをかんでいます

よく見ると、ネバーッとしたよだれが、草と一緒になって見え、ときおり口から流れています。

じつは、ウシの胃袋は人間と違って、4つに分かれています。

食べ物が入る大きさも、人間の約90倍はあります。

人間の場合、食べ物が胃の中にとどまっている時間は、約5時間です。

けれどもウシの場合は、40~50時間も食べ物が胃の中に入っています

微生物の力を借りながら、植物の繊維質はゆっくり消化されていきます。

ウシは、1度胃の中に入れた食べ物でも、大きいものは、また少しずつ口の中に戻します。

そして、よだれと混ぜながら、よくかんで、再び飲み込みます。

これを「反すう」といいます。

反すうすることで、消化しきれない食べ物がよく分解されます。

そして栄養となるのです。

食べ物を飲み込みやすくしたり、微生物のはたらきを活発にするために、ウシのよだれはとても量が多いのです