ゆっくり歩こう 道草・寄り道・散歩道

「住み古りてなほ知らぬ路地紅芙蓉」生まれ育ったこの遠州路をこよなく愛し今日もまたゆっくりと歩く

阿寺の七滝

2023-10-09 10:41:50 | 日記
 豊かな自然が残る奥三河地方、今回は森林浴を求めて仲間と共に、新城市の山間にある名爆『阿寺の七滝』を訪ねることにした。

2023年9月23日のことである。

前回訪れたのは何年前のことだろうか、とにかく久しぶり、いや本当に久しぶりである。

257号線の乗本交差点(鳳来大橋付近)を三河湯谷方面に向かうと、やがて信号機のある交差点に差し掛かる。

その信号機の名前は明治橋西、ここを右に曲がり30m程度ですぐまた右折、そうすれば間違いなくその先に阿寺の七滝の駐車場が見えてくるはずだ。

以前何度となく訪れたことがあり何の不安もなく車を走らせてきたが、何とそこには通行止めの看板が行く手を遮る。
距離も長く時間もかかるが、やむを得ず今回は反対側から回り込むことにした。
この迂回路とも言える道路から滝に向かうのは初めてであり、なんとなく不安がよぎる。
ぐんぐん登るかと思えば今度は一気に下り、ヘアピンを繰り返しながらの運転は緊張の連続である。
やっと阿寺の集落に辿り着きホッとするもそれはほんの一瞬、またすぐに狭い山道へと車は突入。
見覚えのある駐車場が目の前に見えた時は私も仲間も思わ「おっ!」。
ハンドルを握る私の「おっ!」は緊張から解き放された瞬間に思わず発したもの。
同乗の仲間たちのそれは果たして私と同じ思いなのか、それとも久しぶりに出会った懐かしい風景に感動のあまり思わず発したものなのか?。
さて車から降りて川沿いの道を歩き始めると200m位は緩い勾配の上り道。
しかし歩きながら「こんなきつい坂道だったっけ」と誰ともなく声が出る。
確かに以前はなだらかな道をワイワイガヤガヤのんびりと歩いたような
記憶がある。
地形が変わったわけではないので、残念ながらこれは齢を重ね我々の体力が減退したことを認めざるを得ないと言うことか。
ほぼ1Kmほどの道のりと思われるが、倒木を潜り抜けるなど久しぶりに訪れたこの道はやや荒れていた。


 
通行止めの道路そして倒木と言い、この夏の異常降雨の影響をここでも感じ取ることができた。
すれ違う数組のグル-プに挨拶を交わしながら歩くことおよそ30分、目の前に「七滝」が現れた。
記憶を蘇らす昔と変わらぬあの姿である。






ベンチで食事をした後は遊歩道を登り、上部から滝を見下ろすことにしたが、その途中で小抱き観音が私たちをやさしく迎えてくれたことがなぜか嬉しい
9月下旬とはいえまだまだ真夏日が続くがここだけは別世界、久しぶりにマイナスイオンを浴び良きひと時を過ごすことができた。
 
 
 
 

ごめんね!

2021-12-19 09:25:00 | 独り言
2020年春。
81歳を越え何となく物忘れが多くなったこの年に、一念発起blogを開設することにした。
年齢と共に低下する認知機能、記憶力や判断力の維持に、このblogの開設が少しでも手助けになればと、儚い望みを抱きつつ。
時を同じくして、この頃我が家で一羽のインコの雛をを飼うことになった。
名前は『レイちゃん』
孫が命名したのだが、どうやら令和生まれだからというのがその理由らしい。
その『レイちゃん』さすがインコである。
言葉を教えれば次々と覚えていく。
「おはよう」、「こんばんわ」、「ハロー」、「大丈夫」、果ては当時ブームとなった鬼滅の刃の「水の呼吸」や「全集中」などなど。
そんなレイちゃんの覚えた言葉の中で、私が最も気に入っている言葉が『ごめんね』だ。
籠から出すと飛び回り『ごめんね』と言っては誰かの肩に止まる。
よくテレビの会見で3人位並んで頭を下げる光景を見かけるが、本気で頭を下げてお詫びをしているのか、いささか疑わしいものてある。
また社会通念上これは絶対有り得ないぞ、と思うようなことをした人たちでもそうそう簡単には謝らない。
いや、謝るどころか『何の問題もありません』と最後まで強引に持論を押し通し、結局世間が根気負けしていつのまにか忘れ去ってしまう、その時を待つのだ。
こうした事象を世に言う「ほとぼりが冷めるのを待つ」と言うらしい。
そしてそれはやがて「闇」に葬られてしまうのである。
それと比較すると我が家の『レイちゃん』の言葉には実に誠意?が感じ取れる。
やっぱりこいつは大したやつだな。
俺の残り少ないこれからの人生、我を張らずレイちゃんのように謙虚と誠実さを忘れず過ごしたいものだ。


馬鈴薯の植え付け

2021-04-04 22:25:00 | 日記
 馬鈴薯とはジャガイモのことですが、その語源には諸説あるようですね。
芋の形が馬の首につける鈴のような形をしているという説や、「マレー半島から来た芋」から「マレー芋」となり、馬鈴薯となったと言う説もあるようです。
さて今日は4月4日、すでに私の周りの畑にはジャガイモの葉が伸び、元気よく成長しているというそんな時期に、我が菜園にはやっと今日種芋が植え付けられました。
私の知り合いのNさんは段取り良く、既に2月中旬には植え終わったという。
こんな時、やたらと遅れた理由を口にするのが私の悪い癖で、持病の腰痛が再発したとか、ラジオ体操の帰りに滑って足が肉離れしてしまったとか、兎に角いつも言い訳や弁解が多いのである。
だがその一方で、「見ていろよ収穫時には絶対追いつくぜ」と言う、まるで根拠のない負けじ魂だけは今回も健在である。
(写真はお隣の畑のジャガイモ)


「奥山花街道ウォーク」ー②

2020-07-19 16:00:00 | 日記
令和2年6月20日(土)
「紫陽花&ささゆり花街道ウォーク」に参加。
『写真、奥山半僧坊街道のお地蔵様も、マナーを守ってマスクをしていました』

前日は大雨、開催が心配されたが、この日は快晴となり「花街道ウォーク」は予定通り実施された。
予め参加の予約は済ませてあるが、当日は我が家の相棒がデイサービスに行く日、その準備もあって集合時間には間に合わない。
そこでいつも一緒に参加するOさんに遅れることを伝え、受付の手続きをお願いしておいた。
コロナ騒ぎはやや沈静化したものの、未だ終息の兆しは見えずやはり参加者は例年を大きく下回っての開催となってしまった。
反面少人数の利点もあり、花の名前などガイドさんの説明も聞き取りやすく、三密を守り楽しいひと時を過ごさせて頂くことができた。
(次回は11月第4土曜日開催予定)





獅子ケ鼻公園-①(ホトトギス)

2020-05-28 21:55:00 | 日記

5月18日(月)

今年もまたこの時期に獅子ケ鼻公園を訪れることにした。

実は昨年(2019年5月19日)も、山仲間のOさんとこの獅子ヶ鼻公園を訪れている。

その時の話に戻ってしまうが、駐車場に着くなり甲高い鳥の声が私の耳に入ってきた。Oさんはすかさず「ホトトギスが鳴いているね」、と私に言った。

私には初めて聞く鳥の声であったが、子供の頃よく兄や周りの人達から聞いていたことを思い出し、「なるほど」と納得をする。

なぜかと言えばそれはこの鳥の鳴き声が「特許許可局」と聞こえると言われていたから。多分Oさんもそのことを知っていたに違いない。

よく聞くと確かに鳴き声はまさに「トッキョキョカキョク」だ。しかも我々が遊歩道を歩き始めると、まるで後を追うようにその鳴き声がついてきたのだ。

さて果たして今年もまたホトトギスはその鳴き声を聞かせてくれるのか、期待を膨らませながら散策道を歩き始めた。