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C型肝炎の新薬ダクルインザとスンべブラ

2014-11-15 21:50:40 | 肝炎

ダクルインザとスンベプラ (ダクラタスビルとアスナプレビル)開始33例患者さんの状況 11月14日更新
2014年11月14日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
助成制度がまだ確立してないけど、助成はするって決まったことで、今日から発売のダクルインザとスンベプラ処方開始となりました。
2014年9月3日作成9月27日追記9月5日開始組のウイルス量が追加できました。10月10日に9月3日開始組の4週目19日開始組の2週目のウイルス量追記しました。10月15日更新9月3日開始組の症状、9月10日のウイルス量の追記、10月22日追記 2週から4週目までRNAの結果がでている人では15例中8例陰性化(53.3%)◎陰性化された方 10月28日時点 21例中13例陰性化(61.9%)
11月1日26例目の方を追記 11月4日追記10月15日開始の方のRNA追記 11月6日追記28例目 投与後顔色がよくなったり、倦怠感がよくなったという方が3名くらいいました。
11月14日追記、2ヶ月目に入りふらつく感じやふわふわ感を訴える方が3名ほどいました。

助成がないのでとりあえず立て替えるお金として保険診療で支払いとすると薬の分だけの追加で、4週間で3割負担の方なら約12万で、1割負担なら約4万円です。開始した方がいい方がちょうど何とか立て替えれるという事だったので、3名開始となりました。
耐性ウイルスをチェックしていた方で、みんなY93、L31が陰性だったので、よかったねえといいながら開始となりました。

9月3日水開始組 9月25日追記 10月1日追記
○1例目は、肝がん治療後で待ったなしの患者さん、2週後ウイルス量1.7 4週目1.2未満検出あり 10月15日採血にて肝機能の上昇あり経過を診ていきます。
10月28日追記 ALT100台に改善、調子もいい状態
11月12日診察にて10月頃からふわふわする感じありと
◎2例目はうつ症状が出やすいのでインターフェロンはあきらめていた患者さん、2週後ウイルス量1.2未満陰性化、4週目も陰性
10月1日追記 その後体の中からかゆみがある感じが続いているとのことでした。抗がん剤の経験があるのでこのくらいならへっちゃらですって感じの患者さんです。10月15日追記症状の悪化無し楽ちんとのこと
◎3例目はインターフェロンの副作用がしんどくて血小板も10万を切っていていた患者さんです。2週後ウイルス量1.2未満陰性化、4週目も陰性 10月15日追記パーキンソンの症状の自動症が改善しているとのこと
10月1日追記 持病の薬の副作用が強くなっていますが、何とか頑張れそう。
どなたも週1回血液検査で肝機能をチェックしながらとしています。
9月17日追記 2週間後どの患者さんも副作用が全然無くて楽ちん、肝機能障害も正常化してきているので喜ばれています。
この調子でいって欲しいです。
10月10日追記 調子は皆よくなってる感じ

9月5日金開始組
○4例目の方は女性で待たずにした方がいい方で、耐性ウイルスのチェックを希望しなかった方、2週間後ウイルス量2.0 4週後1.2未満検出あり
気管支炎があって咳が結構出てたのが治まってきた感じと10月3日追記
◎5例目の方は男性でY93とL31は無く168と80はある方でしたが急いだ方がいい方なので開始としています。2週後1.2未満検出せず陰性化
9月27日追記 2週間後1.2未満陰性化顔のピリピリ感が以前よりありそれが少し強くなってきたようだとのことでした。
10月3日追記 その後ピリピリ感は変わっていないとのこと
9月20日追記 2週間後 4例目、5例目の方もALTが正常化してとても喜ばれていました。
10月10日追記 調子も順調

9月10日水開始組 
◎6例目女性で急速に肝硬変へ移行している方、耐性チェックは無しで、かゆみ、吐き気下痢が出ているが何とか続けれそう 2週目ウイルス量2.5、10月15日追記4週目RNA1.7
10月22日追記からだの倦怠感著明に改善が治療前と比べてとても楽になったと
11月14日追記8週目RNA1.2未満検出せず
◎7例目は、高齢女性で、まだ待てそうなこと説明するも進行や発癌が心配ということで耐性チェックをせず早くというかた、症状無し 2週目ウイルス量1.2未満検出 10月15日追記 1.2未満検出せず達成、
11月4日診察 開始後 1週間後くらいに、元気出てきてる感じあったと
◎8例目は、男性で進行が早く待てない方耐性チェック希望せず 貧血も進行せず症状無し 2週目ウイルス量1.2未満検出せず
10月15日追記 4週目検出せず継続
◎9例目は、インターフェロンでのうつが出やすいかた、耐性すべて陰性で開始 腎障害があるので経過を診ていくエディロールを止めてみる 2週目ウイルス量2.0 10月15日追記 4週後検出せず
2週間後6例目の方が吐き気と下痢の症状が出ていましたが何とか耐えられそうとのことでした。以前よりいろんな薬の副作用がでやすい方なので何とかしのげるといいのですが。他の方は楽ちんで経過していました。

9月17日水開始組
◎10例目は、インターフェロンでの皮膚症状が強く、進行も早くなっていたので耐性チェック無しで開始 2週後診察で顔のむくみの増強あり、前回ペガシス単独でも出ているので、様子みます。1週後RNA2.0(月またぎのため一週でチェック)
10月22日追記4週目RNA1.2未満陰性

9月19日金開始組
◎11例目は、肝癌治療後でまったなし、高齢、耐性チェック無し
10月3日追記 1週目RNA1.9 からだの倦怠感がなくなった。食欲が出ている。体温も36度から35度に下がったと。
10月28日追記 4週目RNA1.2未満検出せず 体のだるみも寝たらとれるこんなに嬉しいことはないですと
◎12例目は、肝癌治療後で待ったなし、インターフェロン不適格、耐性チェック無し
10月3日追記 1週目のRNA1.2未満検出あり 吐き気が出て夕方治まる感じ、もともとにおいで吐き気出やすい方
10月28日追記 4週目RNA1.2未満検出せず

9月26日金開始
◎13例目 肝がん治療後肝硬変 耐性調べず 待てない 1週後RNA1.6
11月14日追記 5週目1.2未満検出せず

10月1日水開始
○14例目 肝がん治療後 体制調べず 待ったなし 10月15日追記 以前から有ったむくみ改善腎不全気味で尿の回数多かったのが改善してきた
10月22日追記2週目RNA2.0
◎15例目 肝がん治療後 耐性調べず 待ったなし 10月15日追記 頭痛が以前あったのがよくなっている。体にあったくも状血管腫が薄くなってきた。
10月22日追記2週目RNA1.2未満検出せず陰性化達成

10月3日金開始
○16例目 血小板12万 ALT60前後 高齢の方 待てない 耐性調べず かゆみなどが出やすい方
○17例目 血小板11万 AFP9.9 ALT80前後 待てない 耐性調べず 下肢の筋力の脱力ありで開始

10月8日水開始
◎18例目 肝癌治療後 耐性調べるが、まてないので開始
10月28日追記 2週目RNA1.2未満検出せず
○19例目 肝がん治癒にて またない 開始
10月28日追記 2週目RNA1.6
◎20例目 高齢なのでまてないから調べなくていいと開始 血小板10万
10月28日追記 2週目RNA1.2未満検出せず
◎21例目 待ったなしで耐性調べず開始 10月22日追加症例
10月28日追記 2週目RNA1.2未満検出せず
11月5日追記 かゆみも何もなく体が軽くなった感じと 体重は増えてるけどね

10月15日水開始
◎22例目 耐性調べY93とL31なしQ80とT54があった 高齢なので開始 ソブリアード効かずが効かなかった理由が分かった
10月29追記 5日目に37.8の発熱嘔吐多数があったが1回だけの症状 かゆみがでてくる頭と背中
11月4日追記 2週目RNA1.2未満検出せず
○23例目 耐性無し確認 肝癌治療後待ったなし
11月4日追記 2週目RNA1.8

10月21日火開始
○24例目 高齢73才待ったなし Y93とL31の耐性はなし
11月8日追記 10日後RNA2.0

10月22日水開始
○25例目 高齢血小板7万、まてず開始 耐性調べず
11月14追記 1週目RNA1.7

10月29日水開始 11月1日追記
○26例目 肝がん治療後、PSEにて肝不全改善単独療法で陰性化ならずだが発がん抑制を継続していた方

11月5日水開始11月6日追記
○27例目 ALT80前後 耐性調べるが結果を待たずに発がん抑制を優先したいと開始
○28例目 ALT50台 肝硬変進行あり 耐性調べるが待てないので開始

11月12日水開始11月14日追記
○29例目 肝硬変利尿剤で代償期として助成 倦怠感強い人
○30例目 肝癌治療後 耐性調べながら 待てないので開始
○31例目 肝癌治療後まったなし 開始 少量していた
○32例目 耐性調べ L31FMV判定不能 Y93陰性 D168E弱陽性 T54A判定不能 肝がんハイリスク開始
○33例目 倦怠感強い 高齢でもあるので開始

10月10日追記 耐性ウイルスではY93が陽性のため次を待つという方が3名いました。
11月5日追記 Y93陽性あり待てる方1名
11月14日追記 Y93あり待てる方2名

肝がんが再発が疑われるため開始できなかった患者さんもいました。肝がんがあってもウイルスが消えてくれて炎症が落ち着くと肝がんの治療もやりやすくなるから、肝がんの縛りはなしにしてくれたらいいのになあと思ったりもするんだけど。。。いつかかなっていくかなあ。

写真は薬剤耐性変異の分類で、メデイカル朝日でわかりやすい図があったので、抜粋させて頂きました。
一番上の帯状のところがC型肝炎ウイルスの遺伝子の並び方で、それぞれ矢印の部分が薬が効く部分、そしてその薬、一番下の四角の欄が薬剤耐性を示す遺伝子の部位の名前です。
今回の薬に対しては、真ん中の下の部分L31とY93が一番問題となっているので、ここの変異がなければまずは大丈夫として治療に入ります。D168については、耐性がでてもだんだんと消えていくことが確認されている(1年後で15%まで減る85%は消えている)。でも治療前になくても治療後出てくることもあるので、そうなると次の治療が効きにくくなる可能性が有ると心配されています。もっと効く薬がそれをしのいでくれると期待して、炎症を早く止める人は治療を開始していくことになるんだけど。
早く確実な薬が出てきて欲しいです。