gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

母と息子とピアノ 終点の日

2017-01-29 16:23:33 | 日記
(ちょっと長い文章になるかな。そのうえエゴな話かも…なんかすいません。先に謝っときます。)

先日 息子の大学のサークルの定演に行きました。大学3年生なので この定演をもって引退になります。Swinging Fingers。ピアノフィーチャーのこの曲。サークルのメンバーが最後に花を持たせてくれた曲かな。本当にありがとう。

息子がピアノを習い始めたのは もうすぐ小学一年生という時期でした。たぶん6歳。楽器屋経営のピアノ教室の生徒募集のデモンストレーションから入会。
えらく楽しそうに小さな指で鍵盤の一音を鳴らす息子 🎶ボク ピアノ好きだなぁ〜🎶
(何があってもそういえるのかね…6歳児よ…)

私自身も昔 ピアノを習っていたというか音大付属の中学に通っていた事もあって…(実家の倒産により ピアノ漬け音楽漬けの日々は終わりましたが…)
息子がピアノを習いだしたら私が熱血になりそうで…(それに本気になるとお金がかかる‼︎)
「ピアノが少し弾ける男子」それ以上欲は出さないように心がけてー息子と母のピアノ物語がゆっくりはじまりました。

まず最初のピアノ教材。これが親子そろって楽しくて。1冊目 2年生冊目と楽々クリア。たぶん1年たってないぐらい。おなじみの「エリーゼのために」を2年生の春かな?には発表会用に曲をもらって。(だんだん親バカ全開になってきますが…) この頃からピアノを購入する事を考えてました。もちろんアップライト。
2年生終わりぐらいに 「コンクールに出ませんか」との話がでました。思い出作りぐらいの気持ちならいいんだけれど…
気持ちムリで ついに「熱血ピアノ母」(でもたいしたこたぁない)になりました。(そしてピアノ買いました。)
そしてまたこのコンクールのコメントが、低学年には甘いのか 優しくまたごもっともで、親子の気持ちをくすぐるのです。

3年生になった頃に「子犬のワルツ」。うわぁ息子が「子犬」を弾いてる😭本当はそれだけでも十分嬉しいんですが …
ついつい ピアノのイスの高さをなぜ合わせないんだーとか 姿勢とか指使いとかテンポとか 間違え易い箇所を再考して何度でも地味に練習するとか…言っちゃうんですよね。まだ素直な小3ぐらいは必死さが可愛いくて 出来た時の笑顔がまたたまらなくて💝母 ヤバいです。

4年生の頃「優しい楽しいピアノの先生」からの少し上の学年を担当しているピアノの先生を紹介されましたが…楽器屋経営のピアノ教室ではなく個人のピアノ教室へ移りました。
しかし 最初の先生とは親子共々合わなかったので、次の先生に早々と移りました。とても熱心で音楽愛に溢れた素敵な先生だったんですが…なかなか時間が合わないのです。子供の習い事で親が車で送り迎えをする…地方は特にバスや電車が少ないので仕方がないんですが、情けないけど結構大変。
(その頃はピティナ ショパコンアジア 鳥栖コン等 コンクールうけまくる…母ヒートアップ中…)

ついに そんな時に男のピアノの先生が割と近いところに教室がある情報。
移りました。ベヒシュタイン2台所有のピアノ教室へ。始めで聴いてもらった曲はショパンのネコの方。なんか先生にウケてたようです。(いいんだか悪いんだか…)
基本は子供の練習は見ないピアノ教室でしたが、なんかいいカンジでレッスンをみてもらえる様になりました。
私も少し冷静になる事もできました。(しかしレッスンは録画。親子で復習。すいません。やっぱり熱い母です。)
その先生とは、高2まで見てもらいました。
🎶バッハ ベートーベン ショパン ラヴェル などなど
レッスンがハイレベル。
先生と息子のかけ合いな様なレッスン。
この頃になると 息子だけピアノ教室に行かせる様になりました。

そして5年生ぐらいになると だんだん勉強が気になってくるのです。塾にも通いました。
(そしてこの頃 ウチの家計も真綿で首を締めらる様に苦しくなり始めました。)

中学は公立。ありがたい事に学校が息子のピアノの実績に理解があり 休み時間や放課後は 学校のグランドピアノで練習が出来たようです。少子化の影響で使ってないピアノがありました。なので調律もできてませんが…
(この状況でイジメられるような話も聞きませんでした。)

勉強とピアノの両立は難しい。
中2の冬のコンクールを最後に勉強を第一に考えて行く方針になりました。
この最後のコンクールは、全国(東京)まで行く事ができ 息子と2人旅の良い口実になりました。私も会いたかった東京の友達に20年ぶりに会えました。息子は、初めての東京にはしゃぎまくり。コンクールのピアノの練習が出来るホテルを探したら なんと一軒だけ。
それは「帝国ホテル‼︎」JTBの積み立てくずしました。でも 本当に思い切ってここまで来て良かった。コンクールは、まぁ入選で 「まだまだね」の結果。仕方ないです。ミスもあったし なにより全国のレベルが高い‼︎(上位者の今は芸大と桐朋のトップ)

なんかふっきれた母ですが、月4回のレッスンが3回になり2回になり1回になり…(高2)

はっきりしない状況で 時々 奏でられるピアノ。

大学に入学して サークルに入り ジャンルは違うけど また息子のペースでピアノを弾きだしたみたいだなぁ…ぐらいです。この頃は。
前は がっつり彼のピアノを発表会やコンクールで聴く事ができたけど …すっかりご無沙汰で寂しいと感じていました。なんか中途半端な感じもしてて。

だけど 先日の大学の定演で なんかやっと「息子と母」のピアノの物語の終点に着いた気がしました。それにしてはミスしまくりで…といいたくなるのを堪えてますが…
息子はピアノとともに違う線路を行くのかなぁ。
私は、この終点で息子のピアノとは本当に卒業です。

いろいろな思い出を作ってくれた音楽に感謝。

*なんかまた書き足りないかも。後で思い出す更年期。




#子供のピアノ未来
#音楽
#コンクール