降りても 下っても 届いて

私の声は

届いていますか

もっと降りますか　　

下りますか

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置き去りにされた者達

誰も気づかずに

忘れられ

凍えている　者達

気が付いてよ　早く

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川の流れのように

流されて　流されて

川の流れよりも

早く流されてしまう

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源流の岩魚に春は遠く厳しすぎる

雪に覆われ姿が見えない、

が！その下に吐息を忍ばせ

春を待つ者達がいる、生きているのだ

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魚たちが見ていた太陽

山奥の朝は遅い

冷たい渓流水の中で

待ち望んでいただろう

きっと

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氷の世界の行き止まり

魚たちは本当に

氷と暮らしているのか

生きているのか

我も　耐えられるか

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吹雪いている時には

まどの外は吹雪いて

中にまで

心も寒く　凍える

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雪が降れば

タヌキだって　

雪が降れば　

雪の下になるってことよ　

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神事の始まり

これから始まる

神事

神は何処に姿を見せるのか

姿は無い

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通り過ぎた節分会

2月３日も過去になり

節分を通りすぎた

もう　かれこれ

時間だけが過ぎる

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