風邪である。頭が痛い。友人から貰った
ジキニンをがぶ飲みしながら、
寝たり起きたりを繰り返す。
風邪を引いたら暖かくして布団で汗をかくのが一番。といいつつ、暇なので起きて2ちゃん。
進歩がなさ杉、ダラケ杉。
ところで、こういう時の「じき」とはどういう漢字なのだろうか。
「時期」ではないだろうし「時機」か?
しかし、風邪を引いて寝込んでいると眠りが浅いためよく夢を見る。
こういう夢は大抵、心地のいいものではない。
先ほど、学生時代の夢を見た。学生時代というか、学生の夢である。
高校までのような教室。だがやっている科目は大学のモノ。
よく見ると教師は、落ちたゼミの先生。あーまた思い出したくないモノを。
大学は好きだったけど、それ以外の学校は嫌い。集団生活にはどうしてもなじめない。
授業も興味の持てないモノばっかりだった。
教師の話を聞くより本を読んでいた方が楽しいのに、なぜ彼らはいつも付けっぱなしの
テレビのようにしゃべっていたのだろうか。いつも不思議に思っていた。
私の通っていた高校は、某私立大学の付属校であった。
付属だから内部進学で6割以上の人間がそのまま上に進める。
そしてその大学は、中堅以下ぐらいの大学だったので、そのまま進んだとしても
エリートとしての楽しい未来が待っているわけではない。
単に受験勉強をしなくていいといった事にすぎない。
だから雰囲気がよどんでいた。皆やる気もなければ、覇気もない。だらけた退廃的な
雰囲気がそこにあった。
私はその雰囲気が大っ嫌いであった。
私は小中と近所の公立に通っていた。今でもその実家にすんでいるのだが、そこは
郊外の新興住宅街であった。高級というわけではないのだが、アッパーミドルが集まる
「閑静な」と冠が付くような街であった。
だから近所の公立といっても、お上品な感じが支配していた。不良=笑いの対象と
いう感性の学校だった。不良は格好悪いというか、マンガの世界の存在なのである。
そんな環境で育ったので、気弱な少年だった私も別に私立の中学に進もうと考えた事も
なかった。公立で当然という感じであった。
そこで、勉強もボチボチと真ん中ぐらいを保って何も考えずに生きていた。
そして高校受験。それなりの勉強しかせず、それなりの学校に進学した。
カルチャーショック。それなりの学校にはそれなりの学校でしかなかったのだ。
地域的に進学者が制限される公立ではなく、私立なのだから当然といえば当然なのだが、
そんな事考えても見なかった。
「俺は何でここにいるんだ?」 それが入学して少しすぎた後の偽らざる感想であった。
高校の3年間は地獄だった。そこから抜け出す事ばかりを考えていた。
そして、この3年で性格が決定的にゆがむ事になったw