第44回 三角(八代)
こんにちは。
今回の「地形図の旅」は通算44回目ですね。
毎度のことながら説明しますと、 ただ単に、地形図を見ておーっ、とか、ぎょえー、って言う。そんだけの企画です。
そんだけの企画のくせについに第3シーズン突入ですが。
第44回目の今日は、三角(八代)
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=48307300
熊本県宇城市、上天草市です。
島がちな地形を見ていこうかと思いまして。
それでは、地図を開いてみてください!
江樋戸って地名がまず見えますよね。
・・・地名って難しいよですね。
でも個人的にはその左横にある
犬帰
のほうが気になります。犬帰って、、、
海岸線を時計回りに眺めていくと
野釜島
が見えてきましたね。海水浴に適しているそうです。
なかなか小奇麗にまとまっていて、いい趣味をしていると思います。
日本って島ばっかりの国ですけど、大きさ、等高線の広がり方、斜面の立ち上がり方・・・全部違うんですよね。
だから、ほんと二つとして同じ島は無い・・・個性が出ているんだと思います。
・・・何の話だっけ?
さて、さらに海岸線沿いを眺めていくと今度は道路が見えてきますね。
ただ、この道路
九州自然歩道
って書いてありますよね
・・・太くね?
自然歩道って細い山道!ってイメージだったんですが、不自然に道幅が広く描かれていますよね。大丈夫でしょうか。
そんなことも思いつつ、さらに東へ進むと見えてくるのが、良い入江なんですよ!
こう!深く入り込んでて!口がすぼまっているという!!!
・・・これは水が入ったのか砂がたまったのかどっちですかね?
西側の陸地は島がつながって出来たようにも見えますが。
まあ、そんな地理っぽい話はどうでもいい。
さて、島の北東端に至りました。
柴尾山
って書いてありますよね。見てくださいよ!これ!
北からと東からで
採石場が
挟み撃ち!!!
なっかなかすごいんじゃないですか?
さらに真南に目を移すと
飛岳
ってのも見えますが、
こっちも採石場!
・・・・たまらん。
飛岳に関してはこいつを囲むようにして走る
天草パールライン
も見所です。
等高線を読んだらわかりますがこの飛岳、海岸側はぎりぎりまで斜面がキツいんですよね。
それをこうやって
ぐるっと
回ることで、等高線的にも無理をせずに通してある、と。
そんな屁理屈はおいといても、この線形はなかなか面白いですよね。
山の淵を半周したら橋で海に飛び出すわけですから。
というわけで、天門橋を渡ってしまいましょう。
東港という文字が見えます。
向かい岸へ渡し舟が出ていますね。
こういう渡し舟っていいですよね。僕も地元のほうで乗ったのですが、とてもテンションがあがっていた記憶があります。
海に目をやれば
モタレノ瀬戸
って文字が、またなんとも優雅な曲線を描いて書かれていますね。
地名自体もなかなか興味深いですが、カタカナ地名がこう曲線を描いて書かれていると、異国の地図を見ているような錯覚に陥ります。
・・・僕だけ?
さて、少し戻って、三角の市街地から時計回りに海岸線を見ていきましょう。
天門橋へ行く道と分かれたあたりから、三角岳が迫ってきていますね。
等高線がぐぐぐっと攻め込んでくるような、そういう錯覚・・・は無いですか、そうですか。
進行方向が90度変わったあたりから今度はガケがきれいになってきます。
やっぱり等高線は詰まってるほうがきれいに見えますよねー!
しかもこの海とのコントラストですよ!!!
そんなガケを通り過ぎていくと、図葉の端のほうになりますが、
小田良古墳
が見えますね。そしてその真南になりますが、
自然歩道らしい自然歩道
が見えて、ほっとしたところで、今回はおしまいにしようかと思います。
てなわけで、なかなか味のある図葉だったんじゃないでしょうか。
個人的評価
等高線の量
★★★★
等高線の美しさ
★★★★
海岸線の美しさ
★★★
島
★★★★
ぐるぐる
★★★★
筆者の孤独感
★★★★