日本列島地形図の旅 ~地形図は読み物です~

国土地理院発行の地形図を観賞していくブログ。

【日本列島地形図の旅 No.44】 三角(八代)

2010-11-19 18:14:43 | 九州地方

     第44回 三角(八代)








こんにちは。
今回の「地形図の旅」は通算44回目ですね。
毎度のことながら説明しますと、 ただ単に、地形図を見ておーっ、とか、ぎょえー、って言う。そんだけの企画です。
そんだけの企画のくせについに第3シーズン突入ですが。


第44回目の今日は、三角(八代)

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=48307300
熊本県宇城市、上天草市です。
島がちな地形を見ていこうかと思いまして。
それでは、地図を開いてみてください!


江樋戸って地名がまず見えますよね。
・・・地名って難しいよですね。

でも個人的にはその左横にある
犬帰
のほうが気になります。犬帰って、、、

海岸線を時計回りに眺めていくと
野釜島
が見えてきましたね。海水浴に適しているそうです。
なかなか小奇麗にまとまっていて、いい趣味をしていると思います。
日本って島ばっかりの国ですけど、大きさ、等高線の広がり方、斜面の立ち上がり方・・・全部違うんですよね。
だから、ほんと二つとして同じ島は無い・・・個性が出ているんだと思います。
・・・何の話だっけ?



さて、さらに海岸線沿いを眺めていくと今度は道路が見えてきますね。
ただ、この道路
九州自然歩道
って書いてありますよね
・・・太くね?

自然歩道って細い山道!ってイメージだったんですが、不自然に道幅が広く描かれていますよね。大丈夫でしょうか。
そんなことも思いつつ、さらに東へ進むと見えてくるのが、良い入江なんですよ!
こう!深く入り込んでて!口がすぼまっているという!!!
・・・これは水が入ったのか砂がたまったのかどっちですかね?
西側の陸地は島がつながって出来たようにも見えますが。
まあ、そんな地理っぽい話はどうでもいい。

さて、島の北東端に至りました。
柴尾山
って書いてありますよね。見てくださいよ!これ!
北からと東からで
採石場が
挟み撃ち!!!
なっかなかすごいんじゃないですか?
さらに真南に目を移すと
飛岳
ってのも見えますが、
こっちも採石場!
・・・・たまらん。

飛岳に関してはこいつを囲むようにして走る
天草パールライン
も見所です。
等高線を読んだらわかりますがこの飛岳、海岸側はぎりぎりまで斜面がキツいんですよね。
それをこうやって
ぐるっと
回ることで、等高線的にも無理をせずに通してある、と。
そんな屁理屈はおいといても、この線形はなかなか面白いですよね。
山の淵を半周したら橋で海に飛び出すわけですから。
というわけで、天門橋を渡ってしまいましょう。
東港という文字が見えます。
向かい岸へ渡し舟が出ていますね。
こういう渡し舟っていいですよね。僕も地元のほうで乗ったのですが、とてもテンションがあがっていた記憶があります。
海に目をやれば
モタレノ瀬戸
って文字が、またなんとも優雅な曲線を描いて書かれていますね。
地名自体もなかなか興味深いですが、カタカナ地名がこう曲線を描いて書かれていると、異国の地図を見ているような錯覚に陥ります。
・・・僕だけ?

さて、少し戻って、三角の市街地から時計回りに海岸線を見ていきましょう。
天門橋へ行く道と分かれたあたりから、三角岳が迫ってきていますね。
等高線がぐぐぐっと攻め込んでくるような、そういう錯覚・・・は無いですか、そうですか。
進行方向が90度変わったあたりから今度はガケがきれいになってきます。
やっぱり等高線は詰まってるほうがきれいに見えますよねー!
しかもこの海とのコントラストですよ!!!

そんなガケを通り過ぎていくと、図葉の端のほうになりますが、
小田良古墳
が見えますね。そしてその真南になりますが、
自然歩道らしい自然歩道
が見えて、ほっとしたところで、今回はおしまいにしようかと思います。
てなわけで、なかなか味のある図葉だったんじゃないでしょうか。



個人的評価
等高線の量
★★★★
等高線の美しさ
★★★★
海岸線の美しさ
★★★



★★★★
ぐるぐる
★★★★
筆者の孤独感
★★★★

【日本列島地形図の旅 No.43】 本牧(東京)

2010-11-12 18:34:40 | 関東地方

     第43回 本牧(東京)








こんにちは。
今回の「地形図の旅」は通算43回目ですね。
毎度のことながら説明しますと、 ただ単に、地形図を見ておーっ、とか、ぎょえー、って言う。そんだけの企画です。
そんだけの企画のくせについに第3シーズン突入ですが。


第43回目の今日は、本牧(東京)

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=53390555
神奈川県横浜市です。
横浜の中でもヘヴィな地域を見ていきますよ。
それでは、地図を開いてみてください!

まず見えるのが三菱重工ですね。
まさしくヘヴィインダストリーですからね。
いかにも大振りな建物群!
やっぱり工業地帯はコレがたまらんのですよ。うふふ。

そして首都高湾岸線をはさんだ向かい側ですよ!
三渓園
って書いてありますよね。三渓園。
いわずと知れた横浜の名庭園ですよ。
櫓があるのですが、それが高塔記号で表現されていますね!
こういうさりげない高塔記号の出現パターンて好きだわぁ。

そして海岸線側には
新日本石油精製根岸製油所
ですよ!
ほら見てください!このガスタンク!!!
せーの!
ガスタンク!!!
・・・これをなくすとか勿体ないと思う。



まだまだ工業地帯は続きますがここでインターバルです。
図葉の北西角をご覧ください。
岡村、という地名が見えますね。
そうです、こここそあの「ゆず」の育った町ですよ!
だからこのへんの坂道をブレーキ握り締めて下ったわけですよね!!!
・・・感慨深い。

そんな話はさておき、海岸線に目を戻します。
そして見えてくるのが
東京ガス工場!
火力発電所!
南部水再生センター!
日清オイリオ!!
石川島播磨重工!!!
東芝横浜!!!!!

・・・磯子駅と新杉田駅の間ってすごくね!?
ほら!東京ガスは
ガスタンク!!!
じゃないっすか。
で、石川島播磨の
重工っぽい大柄な建物群!!!
あーもう、たまらん!!!
住みたい。
もうね、地形図上でも迫力に圧倒される感じですよ、これは。
これが海沿いにぞろっと並んでるんですよ!素晴らしいですよね!!!



さて、そんな杉田の海岸線の真南を見ます。
京急富岡周辺の町並みが見えますね。
そしてその南に見えるのが、京急が開発した能見台です。
その名前の由来となったのが
能見堂跡
ですよね。
横浜横須賀道路金沢支線って書かれている「線」の字の真下くらいに見えますよ!
・・・探せましたか?

さて、せっかく京急沿線に来ましたのでさらに南下して
金沢文庫
を見ます。
・・・
・・・
・・・線路少ねえ!!!
現地をご存知の方ならわかっていただけるかと思いますが、駅北側の引込み線が描かれてないんですよね・・・
うーん、地理院さーん。。。
だって、毎回毎回あれだけやたら詳しい描写を繰り広げてくれた地理院さんですよ!
・・・地理院さんは鉄道には興味がないんでしょうかね?

ちなみに駅名の由来になった史跡「金沢文庫」は駅の真東にあります。
日本史で習いましたよね?鎌倉幕府の北条実時が建てたって!
この場合は「かねさわ」と読むのがベターだそうです。ふーん。



さて、図葉の南端ぎりぎりまで進みましょう!
線路の西側に広がっている工場こそ、数々の鉄道車両を生み出してきた
東急車輛
ですよ。
実はこの東急車輛は機密保持が厳しいメーカーで、実際の工場はカメラを向けると
めちゃくちゃ怒られる
のですが、地形図上ではどれだけ見ても大丈夫ですからね。
整然と真四角の建物が並んでいますが、敷地の東端に引込み線が延びてますよね。
ここに車両が置いてあって、新車がいたりすると大騒ぎになるわけです。
・・・そんなに騒がないけど。

そんなこんなで金沢八景ですね。
今度は駅前から出ているシーサイドライン沿いに海岸線を眺めていきましょうか。
ぐねぐねと曲がって着くのが
八景島
です。
・・・建物少なくね?
と思って調べたら、サーフコースターは地上側の建物少しだし、ブルーフォールもタテにでかいけど横幅ないからこんなもんでした。
うーん、イメージとなんか違うんだけど、事実がこうだったら仕方ないっすねー。

まあしかし、八景島にはもっといいスポットがありました!
八景島の北側の岸の東端!!!
ヘリポート
ですって。
・・・ごめん、勝手に盛り上がってしまった。
その北側の工業団地の工場記号乱立具合もたまらんのですが、割愛。

そして今日最大の見せ場!
並木中央駅を見てください!
駅前にシーサイドラインの車庫があるのですが、これに入っていく
引込み線がぐるっと一回転!
さらに湾岸線の
幸浦ICが立ち上がる!!!
そこに華を添えるのが金沢水再生センターですよ。
ほらこの!いかにも水道やってますっていう!!!
・・・もうまとまらない気がしてきたから、この北側にある
ベイサイドマリーナ
でも見て、海を感じてしみじみします。

・・・マリーナってヨットがないと寂しいなあ。



といった感じで、見所多すぎてうまくまとまらなかったですけど、各自それぞれそれなりに楽しんでいただける図葉だったんじゃないでしょうか。



個人的評価
等高線の量
★★
海岸線の美しさ
★★★★
海岸線の天然度



重工業
★★★★★
海を感じる
★★★★★
イメージとの一致
★★

【日本列島地形図の旅 No.42】 八日市(名古屋)

2010-11-05 18:14:08 | 近畿地方

     第42回 八日市(名古屋)








こんにちは。
今回の「地形図の旅」は通算42回目ですね。
毎度のことながら説明しますと、 ただ単に、地形図を見ておーっ、とか、ぎょえー、って言う。そんだけの企画です。
そんだけの企画のくせについに第3シーズン突入ですが。


第42回目の今日は、八日市(名古屋)

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=52365105

滋賀県東近江市、近江八幡市です。
とにかく滋賀県ですよ。
それでは、地図を開いてみてください!

まず見えるのはサントリーの貯蔵庫ですね!
・・・なんか前回の養命酒といい、日本全国各地には意外なところに意外なものが隠されているんですね。
って、別に隠してるわけじゃないんだろうけどさ。
まあこういうところで熟成されておいしくなるんでしょうね。
とりあえず、八日市すごいよ、ね。

さて、北東に目を移しますと
名神八日市IC
が見えてきます。そしてその脇には
村田製作所
ですね。ムラタセイサク君の村田ですね。
それ以外にも工場が見えますが、ICの周りの交通の便がよくてどーのこーのっていう教科書的な説明が思い出される風景かと思います。
・・・そーゆー堅い地理のお話は置いといて。

さらに北西に目を移すと
八日市の市街地
ですね。
そして市街地のすぐ裏にあるのが
箕作山(372m)
ですが、これがまたいい山なんですよね。
山の周りが比較的フラットで、コントラストがついてますよね。
だからきれいに
立ち上がって
いるように見えるんですよ!すばらしい!
この箕作山しかり図葉の西端にある瓶割山しかり、高さは無いんですが、周りとの高低差がきれいについてて良いですよね。
いかにも琵琶湖の南岸、って感じで。



さて、箕作山の北を眺めます。
新幹線を越えると、
繖山(観音寺山)(432.5m)
が見えてきます。
なんとっても見所は三方向から石段が伸びてきている観音寺でしょう。
ほら見てくださいこの石段!
この長さ!
うねうね!!!
たまんねえ!!!!!

そして現代の土木もいい対抗をしています。
山の北側を貫く
きぬがさ山トンネル
なぜか北側の出口付近でちょっとカーブしてます。
なんだこれ。
そしてその北側出口をよくよく見ると立体交差してるんですよね。
なかなか良いアクセントだと思いますよ、これ。



危うくスルーするところでしたが、繖山の西側には安土城址があるんですよね。
行ったことあるんですけど石段が長いんすよ!
・・・さっきあれだけ石段を愛でてたのに(苦笑)
そして高々200m弱だったことにショック・・・
やっぱり現地と地形図上だと違いますよね。

そしてこっそり織田信長の墓が記載されているあたりに哀愁を感じます。
つわものどもの夢のあと、って感じですね。




といった感じで、琵琶湖の南岸を楽しめる図葉だったんじゃないでしょうか。



個人的評価
等高線の量
★★
等高線の美しさ
★★★
等高線の天然度
★★★★


牧歌的
★★★★
石段
★★★★
インパクト
★★

【日本列島地形図の旅 No.41】 赤穂(飯田)

2010-10-29 18:53:59 | 中部地方

     第41回 赤穂(飯田)








こんにちは。
今回の「地形図の旅」は通算41回目ですね。
毎度のことながら説明しますと、 ただ単に、地形図を見ておーっ、とか、ぎょえー、って言う。そんだけの企画です。
そんだけの企画のくせについに第3シーズン突入ですが。


第41回目の今日は、赤穂(飯田)

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=53374705

長野県駒ヶ根市、飯島町、中川村、宮田村です。
暴れ天竜こと天竜川沿いを見てみますね。
それでは、地図を開いてみてください!

開いていただくと、いきなり見えるのが
傘山
ですね。1500mクラスで、ある程度まとまった等高線が詰まってて、と、
しっかりした重量感
が楽しめるかと思います。
いやあ、南西方向の谷も、北側の谷も、なかなか優劣つけがたいです。
こういうのを見てると、日本も捨てたもんじゃねえ、って思うんですよねー。

そして、北の方角にそびえるのが
簫ノ笛山
ですね。
こちらは三角点から南東方向に鋭く伸びた尾根線!
こういう伸びやかな尾根線って!そそりますよね!!!
もちろん東側の、900m付近から立ち上がってくる斜面も素晴らしいです。

・・・山の話はおしまい!!!



さて、今回の図葉の大きな見所、といえば
見やすい河岸段丘
ですね。
図葉を天竜川が南北に貫いていますが、この川の周りの等高線に注目してみてください。
ほら、段差がありますよね?
これが典型的な河岸段丘ですよ。
特に小鍛治大橋から吉瀬橋の間とか、綺麗。
・・・地理っぽい話おしまい。




それでは、図葉の北西角から眺めていきましょう。
大田切川沿いに坂を下っていくと、駒ヶ根橋近くにさっそく発電所記号が見えますね!
・・・ただ、取水口は図葉外ですが。
そして、駒ヶ根橋の南側を見ると、
駒ヶ根高原
って文字が見えますね。
スキー場のリフトが見えますね!
旧竹村家住宅
がありますね!!!
・・・竹村さんって誰?
あと名所旧跡マークが周りの風景に溶け込んでて、うっかり見落としそうですが
光前寺庭園
ってのがありますね。ヒカリゴケで有名らしいですよ。



道なりに坂を下ってみます。
するとと見えてくる駒ヶ根IC!
・・・シンプル。
いままでいろいろ地形図からICを眺めてきましたが、これはなかなかシンプルですよ。すっきりしてます。
まあ先週の吹田がデカすぎたのもありますけどね。
・・・言及できる事項が少ないから南へ進みます。

今度は駒ヶ根SAですよ!
・・・シンプル。
だって、道路とか建物の描写とか、シンプルなんですよ。
あと、
なんか高塔がある。謎。
いや、調べたらわかるんでしょうけど、とくに調べる気力が無いので放置!

それよりもっと見所は、このSAの南西にある
養命酒工場
でしょうか。
養命酒ってあの薬用養命酒ですよね!
養命酒ってこんなとこで作ってたんですね!!!
たしかに自然が豊かそうですよね。
だって、最初に見た簫ノ笛山の裾野ですもの!
中田切川の河岸段丘の上ですもの!!!
・・・ん?



今度は南側から飯田線に沿って眺めてみましょう。
あの
飯田線
ですよ!テレビで幾度となく徒歩と電車で競争してる路線!
・・・その通称オメガループは3枚となりの「飯田」ですけどね。
まあ、いい路線だったよ。

というわけで、まずは余田切川を渡るところですね。
見てくださいよ!このループ!!!
曲がってるよねー!雄大だよねー!!!
・・・急いで行きたい地元の方には迷惑でしょうけども。
まあしかもですよ、この図葉だけでも、もう一箇所あるっていうこのうねり具合!
見てくださいよ!田切駅を過ぎたあたりのこのループ!!!
曲がってるよねー(以下略
のんびりムードでファンには人気の路線ですが、地形図でもなかなかキャラが立ってますよね。



といった感じで、まあ、それぞれ満遍なくキャラが立っていた図葉だったんじゃないでしょうか。
本当は図葉の南東側にある陣馬形山あたりが、等高線がめちゃくちゃいいんですけど、山は褒めてたらキリが無いので割愛します。。。



個人的評価
等高線の量
★★★
等高線の美しさ
★★★★
等高線の天然度
★★★★


河岸段丘
★★★★★
高塔

養命酒
★★★

【日本列島地形図の旅 No.40】 吹田(京都及大阪)

2010-10-22 18:34:23 | 近畿地方

     第40回 吹田(京都及大阪)








こんにちは。
今回の「地形図の旅」は通算40回目ですね。
毎度のことながら説明しますと、 ただ単に、地形図を見ておーっ、とか、ぎょえー、って言う。そんだけの企画です。
そんだけの企画ですが、おかげ様で40回目になりました。


第40回目の今日は、吹田(京都及大阪)

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=52351450

大阪府吹田市、摂津市、箕面市、茨木市、寝屋川市、大阪市です。
関西圏にお住まいの方なら、吹田といったらアレですよね!
もちろん後半でじっくり鑑賞しますよ。
それでは、地図を開いてみてください!

開いていただいて、まず見えたこの工場こそ
京阪寝屋川工場
ですね!

京都と大阪を結ぶ京阪電車の整備工場です。
これまた、なかなかな線路の枝分かれっぷりですけど。
さて、ここから西に目を向けてみましょうか。
鳥飼大橋と高塔とモノレール
が見えますね。
ほら、この送電線こそ
川原っぽい風景のコンポーネント
じゃないですか!
ちゃんと地形図にも表現されているところが、さすが地理院さんです。
想像してみてください!夕暮れの河原にそびえ立つ二本の高塔!
これぞ
日本の青春
ですよね!!!



さて、川を渡った後、モノレールに沿って進むと
新幹線鳥飼基地
というのが見えてきます。
ここが大阪側の新幹線の基地なんですよね。
びゅわーん!!!
ですよ。
そしてその基地の真北に
中央水みらいセンター
ってのが見えます。
・・・たぶん水の処理場なんですが、流行の「みらい」です。
うーん。


このみらいセンターから西に進んで、阪急の線路を越えてすぐにあるのが、
阪急正雀工場
ですね。
こっちは阪急電車のメンテナンスを担当してる工場ですねー。
こちらも冒頭の京阪寝屋川工場と同様に、線路が枝分かれしていっている様子が見て取れます。
そして、阪急正雀工場の、岸辺駅を挟んだ向かい側に
JR吹田操車場
という文字が見えますね!
・・・ほとんど何も無いですけどね!!!
まあ、整備するとかしないとか色々な話があるみたいですけど。
今度は、JR東海道線を挟んで南側ですが、こっちにも工場があります。
・・・てか、書いてないんですけども、一応、
平松町、目俵町のあたりがJR吹田工場
です。
なんで阪急だけ書いてあるんだ?
・・・地理院さん、何か良いことしてもらったんでしょうか?



ちょっと南西に進んで、吹田駅前を眺めます。
一番気になるのは駅北側の
アサヒビール工場

タンク

でしょうか。この黒い粒々、ビールのタンクです(たぶん)
吹田駅のホームからも、ビール工場は良く見えます。
ほら想像しましょうよ!太陽の光を浴びて輝くタンクの曲線美!
いいですか?!
曲線美ですよ!!!



そしてJRの駅の南西には阪急千里線の吹田駅があります。
JRと立体交差する手前でひどくS字にカーブしてますが、気にしません。
豊津と関大前の間でもひどくS字にカーブしてますが、気にしません。
もうね、千里線には良くあることなんですよ!!!



・・・というわけで、一気に山田駅へ進みます。
山田駅から目を東に移せば、見えてくるのが
万博記念公園
ですね!
ほらどうですか、この
太陽の塔が高塔扱い!!!
・・・芸術作品なのに。
岡本太郎先生が怒り爆発しないか心配です。

あとは国際文化公園都市モノレール線とかっていうやたらめったら長ったらしいのが書いてありますが、無視します!!!
ここで、最後のメインディッシュです!
関西圏にお住まいの方なら、吹田といえばコレじゃないでしょうか?
吹田JCTと吹田IC
を見ましょう!!!
はい!このウネウネ具合!たまらんじゃないか!!!
ほらこの、
太い
高速が
十字に
交差

して!
ぐるぐる回って!
さらにICで一般道にも降りていく!!!
・・・いやもう、幸せ。


といった感じで・・・、とりあえず見所の多い図葉だったんじゃないでしょうか。



個人的評価
等高線の量

等高線の美しさ
★★
等高線の天然度



電車の工場
★★★★★
高塔
★★★★
爆発度
★★★★




<追記>
この図葉を紹介して、やっぱりエキスポランドに触れないのはダメだな、と思って追記です。
関西圏にお住まいの方にはお馴染み"だった"遊園地ですよね。
なぜ過去形かというと、ジェットコースター事故が起きて、その後経営不振から閉園となったからです。

もう既に撤去されたアトラクションも多いようですが、地形図では営業時の様子が再現されています。
ほら、ちゃんとコースターの線路が再現されてますよね?
事故さえなければ、今でもお客さんを喜ばせていたはずと思うと、やはり残念です。


地形図は、その時点でのまちの様子を記録している、まちの生き写しです。
こう、ふいに無くなってしまったものに出会うこともあります。
無くなったものの多さに気づいて切なくなったりもしますが、そんな時間の積み重ねの上に、僕らはいるわけで、前を向いて歩かなきゃ、と思うのです。
少し立ち止まって、振り返って、明日への決意を新たにする、地形図がそんなきっかけになれれば、と思ったりするのです。