犬用のバリカンは長すぎる毛だと、毛が逃げてしまって切りにくくなる。
伸びすぎてしまう前にカットするように心がけているが、寒い間はあまりに短い状態でカットするのが可哀想に感じていた。
服を着させるとはいえ、つんつんに切ってしまったら寒いだろう、と遠慮していたが、暖かくなってきたので都合のいいタイミングでトリミング出来るようになった。
この日もお風呂でカットするためにバリカンの充電をして準備万端。
綺麗にメンテナンスされたバリカンをもって浴室内に入ると、もちろんさくらちゃんはご機嫌でついてくる。
バリカンの連続使用は15分と書かれているし、いつも二回に分けて「背中」→「お腹」とカットしている。
今日は背中だ。
と、電源を入れ、さくらちゃんの背中にバリカンを当てた。
直後の違和感。
ん?こんなんだっけ???
すぐに手を止めて、違和感の原因に愕然としてしまった。
毛の長さを調節するアタッチメントをつけ忘れていた!
肌からの距離ゼロ㎜でカットされてしまったさくらちゃんの背中には500円玉代のおハゲが…。
「え?なんですかー?」
「え?なんですかー?」
慌てる私にさくらちゃんは意味も分からず…。
「困ってるの?」と私を見上げる。
「困ってるの?」と私を見上げる。
…もう謝るしかない…。
こいちゃんがこのハゲを見たら激怒したことだろう。
ハゲさせられた本人はポカーンとしているし、激怒する子供はいない。
私はひたすらゴメンゴメンとつぶやきながら脱衣所に移動して、さくらちゃんを待たせてアタッチメントを取りに走った。
そしてついつい激写である。
そしてついつい激写である。
いやもう、何だかかわいくて。
この肌感…。
ピンク豚みたいな素肌がいとおしい。
その後、アタッチメントを3㎜にセットして背中全体をカット。
可哀想だけど、ごまかしようがないわ。
ハゲは健在、本人以外は見るたびに「あちゃー…」となることだろう。
可哀想だけど、ごまかしようがないわ。
ハゲは健在、本人以外は見るたびに「あちゃー…」となることだろう。
入浴して毛を乾かすと翌日には何だかましに?
そして突然目立ち始めた大きな黒いほくろ。
さくらちゃんこんなほくろがあったのね。
歳をとるとほくろやイボがたくさん出没するようになってきて、シニア犬なんだなぁ…としみじみ。
お顔もこんな感じですっきりとカット。
とにかく毛がある程度伸びるまで、ご近所の散歩仲間に会いませんように…。
とにかく毛がある程度伸びるまで、ご近所の散歩仲間に会いませんように…。
そして、「これ、なあに!?」と突っ込まれませんように…。
祈るばかりである。