生活スタイルの変化に伴って片付け方法を見直していた頃、「断捨離」の本を一冊購入。
「なんでスッキリしないかな〜」
要は片付けが下手なんでしょう…。
と、一言で言えば終わってしまうんだけど。
が、まず漠然と。
フムフムと熟読し、手放すことに向き合って見たが特に変化もなく…。
とりあえず片付ける…けど…。
なんだろう、言ってることは判るし、一種 宗教的なものすら感じるその考え方には厳粛な気持ちになるのだけど 何かがしっくりこない…。
そして3年前、今の仕事を始めてから、家事の大変さと無駄に辟易していた。
私のいない間の時間を謳歌し、遊びたいだけ遊び、散らかしたいだけ散らかす悪魔のような子鬼達。
それに加えてときにはさくらちゃんも子鬼犬になってティッシュペーパーで遊んでたりする。
何がかなしゅーて、仕事から帰宅してクタクタになりながらバラバラのティッシュペーパーを拾ってんだか…。
それ以外にも仕事から帰ると部屋が散らかっているし、洗濯や掃除、料理、四人分の弁当づくりと やることは満載。
もちろんさくらちゃんも散歩に行ってあげないとである。
もう… 家に帰りたくない…。
ハッキリ言って、ずっと仕事をしときたい…。
10年ぶりに仕事を始めてみて、改めてその生きがいと楽しさと、悲しいけれど家事の虚無さに気がついたような感じである。
お金もらえるんならもっと頑張るさ!
けれど、日々しなければ家が回らない…。
そして本屋で手にした「やまぐちせいこ」さんの本を見て、「こっちのほうが私の考え方に近いかも…」とふと感じた。
今邪魔に感じてる物は、要らないものなんだよね…。
私は常々「私が死んだとき…」を意識してしまう人間で有る。
強迫観念に近い感覚で夜眠れない日もあれば、冷静に自分の死んだあとの周りにかかる迷惑を心配したりする。
「この家、迷惑なんじゃない?」
まずは重たい家具。
年取って要らなくなったら誰が二階から降ろす?
実家のおじいちゃん?(すでに思考が酷い)
まだ取ってある玩具は誰が分別する?
腐りそうなほど有る本は?文具は?
なぜだろう、捨てる行為は同じなのにミニマリスト達の本を読んだら頭の中が切り替わった。
働いてる、お金ならある(?)、本当に必要だったと 後悔したらまた買えばいい。
それより物が散らかったり、探しものが増えるほうが私の中では問題だ。
捨てよ…。
なぜか思考が切り替わってから早かった。
食器を厳選して本当に必要なものだけを残すととっても少なくなり、不思議なことに不自由しない。
大概のものは代用できてしまうのである。
結局、数ヶ月かけてこの食器棚を2つ(セットだった)捨てた。
置き場所はシンクの下などに集約したので動線が近くて、とにかく片付けが楽。
ただ、片付けもしない洗い物もしないいっくんからは「引き出し面倒くさい〜」と意見があったので、これはまたおいおい改善してゆこう…。
置いてあった棚から、全てのものを物を出し、どんどん広げてゆく。
そんな片付け真っ最中はやはり地獄絵図。
(普段こうなわけでは無いので、念の為…)
すべてがゴミに見える…。
もしかしてゴミだったのか?
洋服関係や文具を整理したらプラケースもどんどん出ていった。
押し入れに入れていた、色が変わった古びたものも捨てる。
靴箱も一つ廃棄してお気に入りの靴だけに集約。
色々捨てていくうちにベランダもスッキリしてきた。
お陰でさくらちゃんの粗相の跡が目立つね…。
落ち着いたらアイボリーで塗ろう…。
初めに荷物を出した、地獄を呈していたキッチンも人間らしいエリアへと変わっていった気がする。
それに伴って家全体の物が減ってきたようだ。
広くなってから掃除機がけも楽だし何より心が気持ちいい。
ものが少ないので子供達が散らかすことが減り、拾い集めて イライラすることもだいぶ減ってきたかもしれない。
さくらちゃんとボール遊びをする瞬間も楽々。
風通しが良くなってさくらちゃんと寝そべったりしてみる。(あえて)
やはり子供が大きくなると生活スタイルは変わる。
考えたらこいちゃんいっくんは中学生。
要らないものがこんなにあったとは。
しかし現実から目を背けてはイケない。
旦那と子供達が主に生息する2階は手付かずである。
知らんぷりしたい…。
人のものまで捨てるわけには行かないし、このまま見ないふりしちゃおうかな…。
最新の画像もっと見る
最近の「その他のつぶやき… (宅急便・買い物)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事