尾木ママが母子の無理心中について、ブログに記載してらっしゃいました。
尾木ママは教育者ですから、やはり
・学校側に問題があったのではないか?
・学校を始めとする教育機関側に何が足りなかったのか?
という分析をしてらっしゃることと思います。
さて、私は少し違う角度から…。
というかこんなことを言ったら絶対批判の的になってしまうから、芸能人や著名人の方は絶対言えないと思いますが、私は亡くなった女の子のご家庭…というか、ご両親に問題があった可能性が高いと思っています。
というのも、きっと私が小さい頃の私の家と同じような状態だろうな…と思うからです。
私も小学生の頃、毎日死にたいと思っていたから。
もし生まれてこなかったら、どんなによかっただろう…と毎日思っていたから。
死ねなかったけどね。
うちの母は、今考えるとおそらく自分の「子育て」ということに関して、自信がなかったのではないかと思うのです。
そして、「責任」というのをとても強く感じていたと思うのですね。
私の子供が悪い事をしたら私のせい。だから私が子供にちゃんと言わないと…という考えですね。
この考え方だと、「子供がいじめられている」という状況も、自分の育て方のどこかに不備があるから、いじめられるような子供になってしまっている…と思うようになります。
うちの母の場合には、いじめを受けていることを打ち明けた(実際にはいじめられているところを妹に見つかりばらされたのがきっかけなのだけれど)私に対し、何度も何度も怒鳴り散らしました。
言い返せ!とか、嫌なら嫌ってはっきり言え!とか。
母の方も怒りながら泣いた時もありました。
私はもちろん、いじめられるのは自分がほぼ悪い…、いじめてくる彼らも、悪くない訳じゃないだろうけど、基本私が悪いんだ…と思いました。
父にも風呂でおまえに問題があるということを言われました。
でもそれって今考えると、やっぱり自分たちの子育てに自信がないんですね。
ちゃんと育つか常に心配…っていう。
まあ人並みに育てられてるって思っていたら、少なくともいじめられてる我が子にあんなふうには言わなかったんじゃないかな。
言い返せる子もいるでしょうし、喧嘩が強い子もいるでしょう。
でも、我が子はそうじゃないんだからしょうがない。
つらかったね。悔しかったね。でもお父さんお母さんはいつでも味方してあげるから大丈夫だよ。どうしても学校行きたくなかったら、お休みしても大丈夫だよ。
って言って欲しかった。
あの両親の前では、不登校なんてことになったら、それこそどうなるか…おそろしくてそんなの無理だった。
自分のことより、家が少しでも平和になって欲しかった。そのためならいじめられてたほうがいいっつ思うくらいあの時期の家は嫌だった。
今回の事件、きっとあの時のうちと同じような感じだと思う。
子供は親からもおまえのせいだと突き放されて、親は親で自分のせいだと悲しみなんとかしなきゃと焦る。
失敗作品のこの子は最後まで責任もって自分で殺し、ちゃんと育ててあげられなかった自分も死ぬ。
そんな終わりを母親が選んだのだろうと思う。
父親が学校のせいだと訴えているようだが、学校の責任はもちろんあるだろうけれど、この結果を招いた一番の原因はあなたと、死んだ母親にあると私は思う。
きっと誰にも味方してもらえず、あげくに母親に殺された子供がかわいそうすぎるし、父親、あなたは被害者ではない。