ある広告マンの業務日記

私のメディア論、ブランド論。キーワードは「本質」。

ジョージ・ワシントンの処世訓

2005-10-24 18:46:04 | 日々の雑感
インターネットで引いたら出てきました。

人生をよく生きるために処世術というものがあります。歴史上の人物の処世訓は有名なものがありますが、ここではジョージ・ワシントンの処世訓を紹介したいと思います。ジョージ・ワシントンは人々共に行動するときの処世訓として百一項目を書いていますが、なんとそれを書いたのが十四歳の時というのです。

一、仲間とともに行動するときは、仲間に対する思いやりがなくてはならない。

二、他の人々がいる場所で、一人でハミングしたり、指や足でリズムを取ったりしてはいけない。

三、他の人が話しているときにしゃべったり、立っているときに座ったり、止まったときに歩き続けてはいけない。

四、話すとき、相手に背を向けてはいけない。だれかが書いたり読んだりしているテーブルや机を揺すってはならない。人に寄りかかってはならない。

五、へつらう人になってはいけない。一緒に遊んで楽しくない人と遊んでもいけない。

六、同席する人がいるときは、手紙や本や新聞を読んではならない。どうしても読む必要があるときは、席をはずす許可を得る。無断で人に近づきその人の本や書き物を読んではならない。また、手紙を書いている人のそばに近づいてはいけない。

七、いつも快活であれ。だが、深刻な状況においては厳粛になれ。

八、たとえ敵であっても、相手の不幸を喜んではいけない。

九、地位の高い人、公職にある人は常に上席に案内せよ。同年輩の若者や同じ資格をもつ者に対しても、尊敬をもって接するべきだ。

一〇、相手に先に話させるようにするにはよいマナーだ。特に彼らが上役ならば、こちらから話しはじめてはいけない。

一一、ビジネスの話をするときには、簡潔にわかりやすく。

一二、病人を訪問するときは、知りもしないのに医者の言うようなことを言ってはいけない。

一三、書くときでも話すときでも、その場の習慣に従い人々の地位を明らかにしなければならない。

一四、上司に論争をしかけてはならない。だが、常に自分の判断は検挙に伝えるべきだ。

一五、同僚の専門とする分野に関して教えようとしてはならない。傲慢だと思われる。

一六、その人が全力をつくしたなら、たとえ成功しなくても非難してはならない。

一七、だれかに助言や忠告を与えるときは、それを個人的に伝えるか公の場で伝えるかを考慮しなければならない。また、いつ言うかについても考えること。叱責するにあたっては、短気だと思われてはならない。やさしく温厚に叱責すべきだ。

一八、大切なことを茶化したり、笑いぐさにしないこと。辛辣な冗談は言わないこと。また、何かしゃれたうまい冗談を言ったときに、自分から笑い出してはいけない。

一九、だれかを叱責するには、身の潔白を保たなければならない。訓示をたれるよりも見本を示すほうが効果的だ。

二〇、だれに対しても恥ずべき言葉を口にしてはならない。呪いの言葉も悪口もいけない。

二一、だれかの名誉を傷つけるような、いいかげんな話を軽率に信じてはならない。

二二、服装を控えめにして、賛美されることを求めるよりも、なるべく自然な格好をする。時と場合をわきまえ、礼儀にそったきちんとした服装にする。

二三、見栄を張ってはいけない。自分を隅から隅まで見て服装をチェックしよう。靴がピッタリしているか、靴下や服が整っているかを見るのだ。

二四、高い評価を保ちたかったら、優れた人々とつき合うことだ。悪い仲間と一緒にいるよりは、一人でいるほうがよい。

二五、会話に悪意や嫉妬を含めないようにすべきだ。それは素直で立派な性格を示す。どんなに興奮したときでも、理性的でなければならない。

二六、秘密を探り出そうとする友には慎重に接するよう勧める。

二七、大人や知識ある人人に基本的な取るに足らない話をしてはいけない。無知な人々を相手に、非常に難しい質問や問題提起をしてもいけない。また、信じがたい話をしてもいけない。

二八、喜びの場や食事のときに悲しい話をするべきではない。死や怪我などの憂鬱な話もしない。だれかがそのような話をはじめたら、できるだけ話題を変えてしまう。親しい友にしか、夢を語ってはならない。

二九、みんなが浮かれて騒ぐ気持ちになれないときは、冗談を言わない。ふさわしいとき以外には、大声で笑ってはならない。また、たとえそれが当然の結果と思えても、他人の不幸をあざ笑ってはいけない。

三〇、本気でも冗談でも、人を傷つけることを言ってはならない。たとえ、だれかがお笑いぐさなことをしても、決して愚弄してはいけない。

三一、ずうずうしくてはいけないが、親しみやすく丁重であれ。最初に挨拶し、話を聞き、答える。会話するときには憂いに沈んではいけない。

三二、人を誹謗してはいけないが、ほめすぎてもいけない。

三三、歓迎されようとされまいと、行ってはいけないところには行かない。頼まれもしないのに助言はしない。助言を頼まれたら、簡潔に行う。

三四、二人がそれぞれの意見を主張するとき、どちらの見方をしてもいけない。自分の意見に固執してもいけない。どうでもよいときは主流の意見に従う。

三五、他人の欠点をとがめてはいけない。なぜならそれは両親、雇い主、上司のせいかもしれないからだ。

三六、他人の傷跡や汚点などを見つめてはいけない。どうしてそれができたのかを聞いてもいけない。友達が秘密で話すようなことを他人に話してはならない。

三七、同伴者がいるときには異国後で話さず、自国語で話すこと。きちんとした言葉を使い、俗語は使わない。大切なことは真剣に受けとめること。

三八、話す前に考えること。発音は性格に、言葉はせっかちにならないようにして、明瞭に順序よく話す。

三九、だれかが話しているときはよく聞いて、聞いている人々の邪魔をしてはならない。言葉に困っているようでも、助け船は出さないこと。また、望まれていないのに注意しないこと。話の邪魔をせず、話が終わるまで応答しないこと。

四〇、ビジネスの話をするには時を選ぶこと。他の人がいるところではヒソヒソ話はしない。

四一、比較をしてはいけない。仲間の一人が勇敢な行為でほめられた場合、他の仲間を同じことでほめてはいけない。

四二、真実かどうかわからないときは、そのニュースを流してはならない。聞いた話をするときは、出所を言わない。人に秘密は探らない。

四三、他の人々のやっていることに好奇心をもたないこと。プライベートな会話をしているところには近づかない。

四四、できないことをするとは言わないこと。約束は守るように注意する。

四五、だれかを叱るときは、その罪がいかに深刻であっても怒りを出さずに個人的に叱る。

四六、上司がだれかと話しているときは、その話をよく聞く。勝手に、話したり笑ったりしないこと。

四七、争いごとの時は、両方の意見を十分に聞き、多数決で決断が下されたら、その決断を指示し、決して逆らってはならない。

四八、話すときには退屈にならないようにし、脱線もあまりしないほうがよい。また、同じ話題を何度も繰り返してはならない。

四九、その場にいない者の悪口を言ってはならない。不公平だからだ。

五〇、何があっても食事のテーブルで怒ってはならない。たとえ怒る理由があっても、それを表には出さない。特に見知らぬ人がいる席では、快活さを保ち、ユーモアも必要だ。ユーモアがあると会食は盛会になる。

五一、テーブルの上席には座らないようにする。だが座る必要があるとき、あるいは家の主人がそのように準備しているときは、逆らってはならない。参席者に迷惑をかけるからだ。

五二、神やその力について語るときは、真剣にわかりやすく尊敬をこめて話す。また、親には従う。

五三、娯楽は正しく行い、罪作りなことはしない。

五四、心に神々しく輝く炎を保つように努力しよう。良心という炎だ。


ここでは五四の処世訓をあげてみましたが、時代と背景で異なることもあるかも知れませんが、ほとんどのことは我々現代人の行動の基本の基本と言ってもいいように思えるのです。

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