子育てネットのブログ

子育てのためになる情報やニュースを掲載しています。子育てアドバイザー協会のアドバイザーが中心になっているブログです。

けんかの仲裁

2007-10-16 12:14:17 | 子どもの気持ち
小さい子どもが集まるところでは、ほんのささいなことでけんかやトラブルがおきますね。おもちゃの取り合いやちょっとした縄張り争い、お友達の取り合いなんてこともあります。そんな時、ママ達は「仲良くね~!」と声をかけていらっしゃいます。確かに仲良く遊んでほしい。でも、一歳から二歳くらいの子ども達には無理。三、四歳でもかなり高等技術。人が使っているおもちゃだから興味津々。取り合いになるのは当たり前。お友達が使っているから後にしようなんて思うほど大人じゃない。
さて、けんかやトラブルになったらどうするかですが、しばらく静観しましょう。どちらかが叩いたり、噛んだら、そのことは「ダメ!」と叱って、けんかそのままはとめないで!けんかをしているうちに「あれ!このお友達も使いたいのかも」と少しづつ気がついていくはずです。いつもいつも親同士で解決していたら、そんな経験もできなくなってしまいます。
もう一つご質問が多いのが、「兄弟げんかの仲裁」ですが、基本的には親はでないほうが良いようです。どちらかが激しい暴力をふるう場合は別ですが、たいがいは上の子が手加減をしていて、下の子が本気など、自分達なりに折り合いを付けていることが多いはず。親がどちらかの味方になって良いことはないので、余程のことがないかぎりほっておきましょう。特に仲直りをするとか、仲裁が入るとかしなくても、いつの間にかまた仲良く遊び始めているなんてことが良いのではないでしょうか。怒られたり、諭されて仲直りするより、なんとなくであっても自分達で仲直りするすべを見つけるほうがずっと良い経験になりますね!

◆子育てアドバイザー協会では、「子育て相談室パティオ」で子育ての情報交換や相談を行っています。子育てアドバイザーも相談に答えしています。


お座りは急がないで!

2007-07-14 21:16:07 | 子どもの気持ち
赤ちゃんがお座りしている姿はとても可愛いですね。赤ちゃんも目の高さが変わるせいか喜ぶので、つい座らせてしまう方も多いのでは?でも、ちょっと待って!あまり早くからお座りをさせてしまうと、後から困った問題が起こることもあるようです。
 その一つが背骨や腰への負担。まだ充分に発達していない背骨にはお座りの姿勢はかなり無理をさせている状態です。くたびれて前のめりの姿勢になると、血液の流れも悪くなりますし、呼吸もスムーズにできなくなり苦しくなってしまいます・
 二つ目は赤ちゃんが目で見ることで満足して、自分で動かなくなってしまう傾向が見られることです。寝返りをしたり、うつぶせで手足を動かしたりすることは、身体にも脳にも大切なこと。たくさん経験させてあげたいもの。お座りはハイハイを始める頃には自分でするようになります。それまで、ゆっくり待ちましょう。
抱っこも同じような問題が出ることもあるようです。長い時間は避けましょう。


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オムツはずし

2007-06-26 05:41:30 | 子どもの気持ち
この夏、オムツをはずそうと考えている方、多いでしょうね。トイレットトレーニングなんて言い方もするから、頑張らなくちゃ!なんて気合が入っていたりしませんか?
実はトレーニングではなく、子どもがおしっこの出る感覚を理解し、出る前に気がつく経験を手助けするだけなのですね。出る前にトイレに連れて行く必要は本当ないのです。
一般的なのはお漏らし作戦。布パンツでお漏らしすると、足をつたわる感覚を経験し、水溜りを目で確認することができますね。その時、おしっこが出ている感覚と一緒になって、「これがおしっこの出る感じ!」とわかるわけです。そんな経験を何度かするうちに、出る前の感覚がわかってきて、「ママおしっこ」といえるようになります。必要なのはママやパパの忍耐と、布パンツ、雑巾! 夏をお勧めするのも、実は子どもたちのためではなく、ママのため。夏ならパンツにTシャツでじゅうぶんだから、洗濯物が少なくて済みますね。
一歳の夏に!はちょっと早すぎますね。二歳になってからのほうが、短い期間で取れることが多いようです。あせらないのが一番の早道です!年上の子がおしっこするとき見せてもらうと、「あ!そうか」と理解できることもあるようです。「トイレでおしっこ」はカッコイイと思ってもらえればよいですね!

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子ども達のファッション

2007-05-28 17:00:31 | 子育て
 最近の子ども達はとてもおしゃれ。小さいときからセンスの良い可愛いかっこうをしています。大人と同じファッションブランドのものを着ている子もいますね。
 子どもの頃からセンスを磨くのはとても良いことだと思います。でも、子どもたちにはまず動きやすいなどの機能のほうが大切。例えば、重いオンスのジーンズのすそを折り返してはいていたりしますが、充分に足が上がらなかったり、とても歩きづらく、子どもには向きませんね。ズボンは柔らかい生地で、丈はくるぶしぐらいまで。足首から先は必ず出ているようにしましょう。長いスカートもすそをふんで転んだりしやすく、子ども向きではありません。ハイハイの赤ちゃんに長めのスカートをはかせている方もいますが、スカートを踏んでしまって前へ進まないばかりか、前にのめって顔を床にぶつけてしまうこともあります。思わぬ怪我をしないように気をつけましょう。
 スーパーなどで、ベビーカーの中の赤ちゃんが袖のないサンドレスで冷えきっているのを見かけます。とても可愛いのですが、スーパー、特に食料品売り場は大人でも寒いくらいですから、低い位置のベビーカーで座っているだけの赤ちゃんはとても寒い思いをしていると思います。一枚羽織るものを用意しましょう。長居をしないことも大切です。
 子どもの服装を選ぶときは、TPOがとても大事です。普段着は、汚れても良い、動きやすく、汗をよくすう素材で洗濯の簡単なものが良いですね。おしゃれは、特別なお出かけのときに!

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母乳ばかりにこだわらないで!

2007-05-09 10:21:24 | 子育て
母乳育児が一際クローズアップされ、提言まで出されていますね。今、「母乳で子育て」と声高に騒がなくてはならないほど、好き好んでミルクで育てている母親は多いでしょうか? ほとんどの母親は母乳で育てる努力をしていますよね。ミルクで育てているのは、何らかの事情で母乳が出なかった、あるいは母乳を飲ませることができなかった場合。つまり、「母乳で育てたかったけれど、残念ながらできなかった」わけで、あまり「母乳、母乳」言われると、悲しくなって、ますます出なくなってしまいそう。
子育てだって楽しくなくなってしまいますね。
私自身、乳腺を手術しているので、充分な量は出ませんでした、ミルクや混合で育てましたが、子ども達は丈夫ですから、何が何でも母乳とは思いません。母乳にこだわりすぎて、お子さんやお母さんの健康が心配なケースも見かけます。母乳を出すために必死になって、睡眠時間や余裕がなくなって、育児が辛くなってしまうくらいなら、ちょっとミルクを飲ませて、お母さんが楽に子育てできるほうがずっと親子のため!楽になれば、絵本を読んだり、遊んだりする気持ちに余裕ができますね。そんな気持ちの楽になるような子育てへのメッセージが一番の少子化対策では?

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言葉の発達が気がかりなとき

2007-03-13 14:57:03 | 子育て
「子どもの発達が順調かどうか」は、子育て中の親にとって大きな関心事であり、また心配のタネでもあります。
中でも「言葉の発達」はとても個人差が大きいので、
「友達の子・親戚の子に比べて遅すぎる気がする」「1歳6ヶ月健診で言葉が遅いといわれて、ショック」など、本当によくご心配のお話をうかがいます。
そんなときに、オススメの本をご紹介します。

「ことばの遅れのすべてがわかる本」中川信子 監修 講談社
著者は言語聴覚士という言葉の発達のプロ。「健康ライブラリー イラスト版」とある通り、専門的な内容がイラストでとてもやさしくていねいに解説されています。
不安を持つ親子と向き合う著者の目線も、やさしく暖かです。


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子どもの感情は、親が「育てる」もの

2007-03-08 11:38:55 | 子どもの気持ち
最近読んだ本のことを、ぜひ書きたいと思います。
題名から受ける印象とはかなり違って、とてもあたたかいメッセージにあふれ、心がほっこりと豊かになる感覚を味わいました。
「ちゃんと泣ける子に育てよう
~親には子どもの感情を育てる義務がある~ 」大河原美以
  河出書房新社  

はしがきの言葉からして、すごいのです!
少し引用します。

 子どもは親にとっての宝です。
子どもはたくさんの喜びと豊かさを私達に与えてくれます。
 でも同時に、たくさんの不安と苦しみをもまた私達に与えてくれます。
 それは子どもがはてしなく大切な存在であるがゆえに起こる感情でもあります。
 どうしてこんなにも、わが子は親である私たちの心をゆさぶるのでしょう。

 親には子どもの感情を育てる義務があります。
 それは子どもを生んだ以上、義務です。
 義務は強い言葉ですが、あえてそう言おうと思いました。
義務を果たすためには、親が親として覚悟を決める必要があります。
 親として子どもを愛する、という覚悟です。
 これは当たり前のことのようですが、実はとてもむずかしい。
 親を癒してくれる存在として、子どもを愛している場合や、
 親の自尊心を満たすために、子どもを愛している場合には、
 義務を果たせないからです。

ズシッと来ますが、明快ですよね。
本文は、ごく普通の親との会話形式で始まり、とてもわかりやすく話が展開していきます。
うまく気持ちが伝わらない。叱り方に迷う。子育てのいろいろなクエスチョンマークに、きっと応えてくれる本だと思います。



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減りつづける子どものむし歯

2007-03-02 16:27:11 | 子どもの気持ち
最近子どものむし歯が激減しているそうです。(朝日新聞2月25日日曜版)
85年には9割以上の小学生にむし歯があったのが、05年には68.2%(それでも「多い」って感じますが・・・)、むし歯の数も一人平均4.6本から1.8まで減っています。
この数値が砂糖の消費量と相関していて、砂糖消費量が急増した60年代にむし歯も急増し、砂糖消費量が激減した80年代にむし歯も減ったとのこと。 へぇ~ 80年代から砂糖消費量が激減してたなんて、知りませんでした。
小学校で給食後の歯磨きが行われるようになったのが70年代末。その世代が親になり、子どもの歯磨きにつながっていることも、最近のむし歯減少の要因のようです。
新聞にはここ20年のむし歯の数がグラフでのっているのですが、どの年もずっと女子が男子より多くなっています。記事はこの点に触れていませんが、なぜなのか、ちょっと興味を覚えました。


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適する時期ってある?

2007-02-22 15:29:44 | 子どもの気持ち
4歳の息子がいます。最近、その子にあった「時期」ってあるんだなーと感じることがよくあります。その時にくると、昨日まで出来なかったことができてしまう。不思議だなーと感じると同時に、あせらなくても大丈夫!という安心感を感じたました。

○ひらがなを読むこと。
 保育園の同じクラスの子どもたちは、半年ほど前からお手紙の交換などしていました。我が子だけではなく、男の子たちはそんなこと全く興味なし。自分の名前がわかる程度でした。それが、今年の1月になってから急にひらがなに興味を持ち、1カ月の間に全てのひらがなを読むことができるようになりました。

○トイレでのうんち。
 昨年の夏のことです。どうしてもできなかったのが、トイレでのうんち。クラスのみななはもうできるのに、うちはどうしてだろう?と、どうにかしたほうがいいのかなーと思いつつも、面倒くさがりに私は、時々声をかける程度で特になにもせずに毎日を過ごしていました。が、8月のある日、自分からトイレに行き、成功したのです。そうしたら、その日以降、トイレでうんちができるようになり、保育園でも自慢顔でした。

その他にも、急にできてしまったことはいくつかあります。ほかの子どもとくらべないようにと思っていても、目に入ってしまうとどうしてもくらべてしまうものです。でも、子どもは、確実に成長しているものなのですね。
ゆっくり、ゆったりでも大丈夫なものだと感じるこのごとです。

雛人形が運ぶ幸福

2007-02-20 16:16:35 | 子どもの気持ち
もうすぐ雛祭り。
我が家でも、小さな木目込み人形を飾りました。毎年、紅一点の私自身のために雛菓子を買い、お祝いをします。

子どもの頃、私の家に雛人形はありませんでした。
母は立派な雛人形を持っていたそうで、気品のある顔立ちのその人形をどんなに大切にしていたか、戦渦が激しくなる中で手放さざるを得なかったとき、どんなに悲しかったか、「それからというもの、ろくなことはなかった」という言葉と一緒に毎年聞かされました。
それは、一人娘の私のために雛人形を買うことができなかった家庭状況に対する愚痴であり、私に詫びるようなニュアンスでもありました。そんなわけで私はいつか自分で、母と私のために雛人形を買おうと心に決めていました。
たまたま生まれてくる子どもが男の子ばかりだったこともあって、その夢はずっと叶わないままでしたが、思いがけない形で我が家にお雛様がやってきました。
夫婦喧嘩をしてわだかまりが解けないままに出張した夫が、出先で見かけたと言って自分で作る雛人形のキットを買ってきたのです。私が「女の子には恵まれなかったけれど、いつか自分のためにお雛様を買いたい」と言っていたのを覚えていてくれたのでした。説明書と首っ引きで初めての木目込み人形作りは、思ったほどむずかしくはなく、かわいらしいお雛様ができあがりました。おだやかなお顔の表情は夫婦円満の象徴のようでもあり、毎年楽しみに飾っています。


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