KOMEKOME的日常日記

男子フィギュア・山本草太君を応援するMARUのブログ。杉山匠海君も応援中!MJは永遠に心のアイドル。

きょうとMINAMIZAへ。

2018-11-23 14:08:36 | 歌舞伎
見て参りました
染ごろう君は、自分のこれから召されるまでの人生の楽しみと思って見守りたい若者です
2月の力弥も観に行きまして、この世のものと思えない美しさに言葉もなかったのですが、それから9か月少年から青年に成長していく過程を見られるのは、新鮮な驚きですね。
今回はせっかくきょうとまで行くのだから、昼夜両方観劇三昧という事で、しかも日帰りという強硬遠征でした
昼の部はかがみ獅子でしたが、染ごろうくんの踊りを見るのは初見。
夏の龍虎で評判は聞いていたのでとても楽しみにしていました。
今時の子にしても特筆すべき手足の長さ
日本舞踊には不利だとしても、それが今まで見た事ないような動きの残像となって新鮮に目に映ります。
染ごろう君独自の踊りの世界が開けていく未来が見えるようです。
特に手が美しい
長くて大きくて真っ白な手です。その所作を見るだけでも心奪われます。
仔獅子らしく若く瑞々しい踊りです。踊りに没頭しようとする気合も感じられます。
それに対してこうしろうさんの親獅子は、余裕のある絶妙な間の取り方の感じられるさすがの舞です。
同じ振りをしているのにこれだけ違うんですよね。どちらもそれぞれに見応えがありました。
毛振りも素晴らしく迫力がありました。

そして夜の部では何という神席かというお席
もう一生ないだろうなというお席でした。
中央でこうしろうさんが目線を上げ下げする時に必ず目が合います(と思えるようなお席です
自分を見ているわけじゃないとはわかっていても、その目力に負けないようにしっかりと目に焼き付けてきました。
そしてそんなお席でかんじんちょうを観れたその幸せと言ったら
役者さんの顔を伝う汗はもちろん衣擦れの音もお衣装の糸の一本一本までが肉眼で見えるという奇跡
こうしろうさんの弁慶はそれはそれは気迫の籠った演技。
富樫とのやり取りは息さえ出来ぬ緊張感の中、場を支配します。
そして義経の染ごろうくんは、マネキンかと思うような透明で気品漂う佇まいで、控えている長い間は近くで見ていても呼吸さえしていないんじゃないかと思うように動かず気配を消し、でもそこに存在しています。
この演目は1月にTV放送されたので見ましたが、その時よりも義経の眼光が鋭さと意志の強さというものを宿しているように見えました。とにかく染ごろう君の視線が強くなっていたように感じられました。
そしてそして、念願だった義経の判官御手を間近で見れた時は、息をするのも忘れてその美しさに思わず涙
あ~~、素晴らしかったです
生で見られて本当に良かった。
全身全霊を掛けて演じてらっしゃる役者さん達を見れて、とにかく感動感激で、濃密な一日を過ごさせて頂きました。

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