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(秘)11/12の特別練習の内容とは、、、?

2017-11-14 19:21:11 | 2017年
11/12(日)、学生諸君は練習お休みでしたが
参加可能なOBOGだけでもと田村先生同席のもと特別練習をしました。

特に今回の定期演奏会での重要楽曲に集中して
時間をかけて曲への理解を深める貴重な時間となりました。

密度の高いまま相当長い時間(14時〜22時頃まで)過ごしたため疲労困憊しましたが、
その疲れも心地よい充実した特別練習となりました。





…というのが特別練習の公式コメントです。

が、長時間の練習とあってはもうちょっと突っ込んだ話を聞きたいですよね?
そこでしっかりメモを取っていたA君から情報をもらいました。
田村先生のお話の後、特別講義をしてくれた●●●さんの言葉を少しご紹介しましょう!


ここから先は、かなりマニアックな内容になる為、閲覧にはご注意ください
途中、めまいがするなどの症状がでたら、直ちに読むのを中断して日常生活に復帰しましょう(笑)


『幻想曲第一番』
タッタタッタの動きは、タランチュラのダンス。
操り人形が狂ったように踊るようなシーン。
タタッ。タタッ。タタッ。のように、ッの部分で完全に消音しなければ狂気のダンス感は出ない。しかしずっと消音を持続するのは困難なので、数小節単位で仕切り直す。技術的に大変ならば出来る人だけでもしっかりやれば聴衆が受ける印象が違ってくる。
また音量変化をつける上で、全パートがその音量記号で弾いたら音量変化をつけにくい。例えばパートが増えるだけで音量は上がったように聞こえる。ならば途中から合流するパートは気持ち小さく入るのも一つの手。合奏全体として音のグラデーションを考える。

『晩年に』
小節線があるから強弱(テンション)が生まれる。
聖歌は小節線がないから、とりとめなく聞こえる。
ただし小節線にとらわれすぎると、体=感情が伴わない。
例えば弱拍はただ弱いのではなく、弱拍が次の小節目の1音の助走になってることもある。
テンションの移り変わりを考える。
速度記号や小節線に合わせてキッチリキッチリ演奏するのでは面白くない。
ラヴィトラーノが描きたかった音楽を規則的に表記したら、結果として今の譜面になっただけ。
音楽記号等をヒントにどうテンションが移り変わっていくか分析する。

『交響的前奏曲』
ベートーベンの運命と、交響的前奏曲・幻想曲第一番の共通点…前奏や前準備なく、冒頭からメインモチーフが出てくる。
突然通りすがりの人に付き合って下さいと告白するようなもの。
特に交響的のメロディーはシンプルなので、冒頭をどう弾くかは話し合うテーマにしていい。
3は2と4のテーマを繋ぐブリッジの部分。
テーマは誰がやっても同じように聴こえるのは仕方ないが、ブリッジ部分は遊びがあるので指揮者や奏者の個性が出る。
映画でいう脇役がアドリブ効かせているシーン。



どうでしたか?
これでも、ほんの一部です
メモし続けたA君の偉業にも感服します(笑)

以上、長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m


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