こころの窓

こころの窓を開いて、深呼吸。 日常生活で感じたこと、考えたこと。 しばらくは、不定期更新です。

新しい年を迎えて・・・

2013年01月11日 | インポート

このブログを訪れてくださる皆さま、遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。2013年も早くも十日が過ぎてしまいました。前回の更新が、まだ残暑の残る9月でしたので、まるまる三か月以上も間があいてしまったことになります。不定期更新とはいえ、申し訳ありません。

 

この間に、私の周囲では様々な出来事が起こりました。教会では毎月のように葬儀が行われ、6名の兄弟姉妹が神さまのみ許へと旅立って行かれました。また、11月末には敬愛するK.S牧師が緊急入院され、“娘のようなもの”としては出来る限り寄り添わせていただいています。

 

 

聖書の中には「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんある。もしなければ、あなたがたのために場所を用意しに行くと言ったであろうか。行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる。わたしがどこへ行くのか、その道をあなたがたは知っている。」トマスが言った。「主よ、どこへ行かれるのか、わたしたちには分かりません。どうして、その道を知ることができるでしょうか。」イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」(ヨハネによる福音書の14章1~7節)という言葉があります。

 

葬儀の際に、私はここから説教をさせていただくことが多いのですが、実は「心を騒がせるな。神を信じなさい」という主イエスの言葉にいつも私が励まされているのです。愛する者を見送ることは、残される者たちにとって本当につらく悲しい出来事です。そして、ほんの少し前まで共に生きていた人がいなくなるという事は、とてつもなく大きな喪失となります。ご遺族はもちろんの事、私たち牧師もそれぞれの方々との交わりの中で生かされているので、今生の別れには少なからず衝撃を受けます。

 

しかし、「心を騒がせるな。神を信じなさい。」と主イエスが力強く約束され、私たちに希望の光を注いでくださっているので、目の前の悲しみを静かに受け止めることができます。そして、先立つ方々がどこかわけのわからない所に行って消えてしまうのではなく、主が約束された場所にしっかりと招かれている、という事を確信をもって証することができるようになるのです。 

 

とはいえ、私のつたないことばがどれほどのものか・・・。

 

本当の癒しは、神さまの許から来ます。愛する者を送り出したばかりの時には、それを受け止めることはなかなか難しいかもしれません。

 

そのような時、すでにその慰めを知らされている者として、これからもそっと寄り添うことが許される存在として、あり続けたいと願っています。

 

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「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。」

(ヨハネによる福音書14:1