2008年10月に東大農学部にて、使用禁止となった水銀の殺虫剤の使用が確認された。
私が子供の頃は、水銀殺虫剤は確かにあった。その使用が禁止になると農協職員が買いだめを進めに来た。確かに水銀を使わない殺虫剤は効かない、と両親は言っていた。
確か殺菌剤は銅だったか?
そして、大々的にヘリ🚁での空中散布をしなくなり、25〜30年。
田んぼや里山に自然が戻って来たのは確かだ。
農薬散布が華やかな私の幼年期には見たことのない動物が戻って来た?
多分、その昔は居たであろう。
たぬき、テン、イタチ、野ウサギ。
キツネは一度一瞬みた。見間違えか?
空には、サシバというタカ🦅。
子供の頃、見た記憶が無い。
それと同時に、外来の、アライグマやハクビシンも現れた。
日本在来種はあまりイタズラしないが、こいつらは、空き家だろうが、住んでいようが、天井裏や納屋に住み着く。頻尿を撒き散らす。
在来種は、糞尿とは暮らさないが奴らはへいき。
そして、これから加速的に増えるであろう耕作放棄地。そこに動物が住み着く。
既に過疎化地域には水道は直さず、給水車で対応との行政も現れた。
日本が誇る美田、田園風景は耕作放棄地から原野にもどり、比較的耕作しやすい田畑のみが残り、集落は無くなり、都市部にスマートシティーのみにひとがすむ。
原野とかした田畑には野生の王国、もしくは、もののけ姫の様な景色となる。
みな、呑気に勘違い?している。
耕作しないと決めた田畑は、農家は行くことはない。三年で薮となり、5年で畦畔がわからなくなる。
正に5年で、美しかった田畑は足を踏み入れられない原野になる。
ヘビは木の枝にも登っているんだよ。手で枝を払ったら蛇に噛まれることもあるんだよ。
戦後、農薬と化成肥料と国の基盤整備事業で作られた美田、田園風景は、100年して戦前の風景に戻るのかもしれない。