フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

あほちゃうか・・・

2009年09月15日 | 実録!生保でワーキング~

 昼休憩時間、私は電話当番だったのでオフィスに残ってかかってくる電話をとっていた。
「ありがとうございます、A生命、幸田でございます」
「Yって人いる?」
「Y・・・でございますか?そういうものはこちらにおりませんが、どういうご用件でしょう?」
「いない?平成20年7月ごろにいたはずなんだけど」
「去年・・・でございますね。やはりこちらの営業所にはそういうものはいないと記憶しておりますが、ご契約のことであれば私がうかがいます」
「うちの主人が去年○○(某公務員団体)で保険に入ったんだけど、そのときの契約の仕方について聞きたいのよ」
「契約の仕方?何かご不満などございましたでしょうか」
「おたくのYって人が、主人と体の関係を持って契約を取ったのよ。だからYって人の連絡先を教えて欲しいの」
 私は目が点だ・・・。
 ○○だったら確実にうちの部の契約だ。しかし、○○では訪問募集などしていない・・・。したところで、代理店扱いだから、うちの社員が契約取ったところで1円だって手数料は出ない。なのにそんな真似するわけがねえ・・・。
「そうおっしゃられましても、Yという者は現在おりません。昨年も在籍していたことはございません」
「いないって、あなたが証明するっていうの?あなた何ていうの」
「幸田でございます」
「じゃあ、裁判にすれば教えるのね?」
「ですから、いないものは教えようがありません」
「私がそこへ直接行けば上の人が出てきて教えてくれる?」
「Yという社員はおりませんので、致しかねます。そのYという者は確かにA生命の者でしょうか?」
「主人はそう言ってるし、自分は連絡先わからないからA生命に訊けって言うから電話したのよ」
 もう、らちあかねえ・・・。
「わかりました。それでは私どもから直接ご主人様に事情を確認させていただきたいと思います。ご主人様にお電話差し上げてもよろしいでしょうか?」
 私は奥さんから旦那の職場の電話番号を聞き出し、電話を切った。
 実際にはもっとごたごたしゃべったのだが、どうやら奥さんは旦那の携帯だかパソコンだかのメールを見て浮気を知ったらしい。メールの中に申込書の訂正がどうのという内容があったので、問いつめたらA生命の社員と契約と引き換えに関係したと白状したようだ。
 しかしなー、うちの社員じゃなくて他社だったとしたって、今どきそんなことやるかいな。そりゃー、保険金額1億円とか、一時払い保険料が数千万とかの契約なら手数料も相当の金額になるからやるかもしれんけど(でもばれたら懲戒免職、退職金なんか1円ももらえないし、その手数料も返金させられるぜ・・・)、○○の制度で手数料がでるのは医療保険しかないけど、保険料が安いだけあって、手数料も微々たるもんだ。数千円のために体ははらねえよ・・・。
 私は○○担当の営業から電話してもらった。
「なんか、気弱そうな感じの人でねえ、自分の勘違いかもしれませんって言ってそれで終わったよ」
 そうかい・・・。つーか、浮気相手の会社名くらい覚えてないのか?メール残ってるんなら、差出アドレスに連絡取れよ。ま、多分返事がないとかアドレスが無効だったとかだったのかもしれないけど。
 と、これまでの顛末を先輩に話したら、
「それは旦那が、ただ浮気しただけよりは、相手に誘われたんだという方が奥さんの怒りも少ないと思って、保険会社の社員に誘われたという話を作ってうちの名前を出したのかもね」
 まー、世の中にまことしやかに流れていたり、週刊誌に書かれる「保険のセールスウーマンは体で契約を取る」とかいうアホな噂を鵜呑みにして、でっち上げたのかもしれんな・・・。だけどね、そこらへんのサラリーマンが契約してくれるような内容じゃあ、体はるほど高い手数料はもらえません!そんなこと信じて、月々数千円とか数万円の契約をするのに「あわよくば・・・」なんて思っているおじさんたちがいるとしたら、アホとしか言いようがないな!
 それよりも、家庭内のごたごたを他人のところに持ち込まないでほしい・・・。そもそもそんなメール残しておく旦那が馬鹿だっつーんだ。消しとけ!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。