金曜日、私はいつものように会社帰りに本屋をうろついていた。新刊はほとんど姉がネット買いするものばかりで買うものがなく、手持ち無沙汰な私は(買わずに帰るという選択肢はないらしい・・・)、全く読んだことがないがタイトルと表紙と帯の文句に惹かれて、あるコミックスを衝動買いした。(その前に「もしかしたら来るかなー」と会計をせずにそのままマンガ売り場をうろついていたら、予想通り橘がやって来た。・・・ナーイスタイミング。「ガイドブック買うか君に訊きたかったんだよね」「・・・私も金曜だから君がいるかもとは思ったんだけど・・・」と旅行会社のパンフを持って現れた橘。結局その本とガイドブックを購入)
夕食を食べ、風呂にも入り、ふーっと一息ついた私はそのコミックスを読み始めた。
「・・・くっ・・・(にやり)・・・ぶははっ」
いやもう、おもしろいのなんの!勘が当たって大収穫!これだから本はネットで買える御時勢でも、本屋に行くのはやめられんのだ!
人におもしろいと薦められても、売れていても、やっぱり趣味が違うとおもしろくないので、私も姉や橘くらいにしか本を薦めたり薦められたりしないが(姉と趣味が合うのは2分の1くらいの確率かな・・・。意外と合致率悪い・・・?特にオタク度高いヤツは全然だめだー。わたしゃ『LOVE○ESS』も『黒○事』も『ヴァン○イア騎士』もどーでもいい部類に入れてしまう・・・)、あまりにもおもしろかったので、「いやー、騙されたと思って読んでみ?」と布教したくなってしまったのだ!・・・あ、でもやっぱ好き嫌いありそうな、というよりは「コメディとして特別おもしろいとは思えないけど・・・」とか60%くらいの人から言われそうなマンガかも・・・?
というわけで、おもしろいと思う人にはとっっても面白いと思われます。(ちょっと逃げ道作ってみた・・・)
「モーニング2」で連載中の『聖(セイント)☆おにいさん ①』・・・星がついて「セイント」と読むからって、『セイント○矢』とは無関係よ・・・?さらに言うなら、ショタコンのおにいさんが、最愛の主人公(名門私立小学校に通う、半ズボンの似合う美少年)を、日夜エロ教師や変態ショタコン男(お前も同じだ!などと言ってはいけない。おにいさんはプラトニックなのだ!・・・今のところは・・・)の魔の手から守って戦う、ショタな腐女子のためのラブコメでもない・・・(このタイトルからそんな設定考えるのはお前だけだっつーの)。
下界で休暇中のブッダとイエスの日常、という設定。この2人の口調がちょっとおねえさまな独身OLか主婦のようで・・・ややオネエ系・・・?普段はおっとりなのに、怒ると笑顔のカウントダウンが始まる(仏の顔も3度まで・・・)ブッダ、自分の欲望に素直で調子のいいイエス、というコンビの行動が、めちゃくちゃおかしい①巻でいちばんおかしかったのは、空腹なブッダとイエスのために、あわれに「ニャア・・・」と泣きながら自ら皿に横たわるニャンコ(ねこ鍋ならぬ、ねこ皿・・・?)と、マッチを咥えて来るニャンコ。これは「捨身飼虎」のパロなんだけど、ごめん、ニャンコの表情が切ないやら哀れっぽいやら、でもおかしくてげらげら笑ってしまった・・・。(←こう書くとまるで私が人のようだが、ほんとーにおかしいので読んでくれ!)
しかし、読んでいたらふと大学時代を思い出してしまった。私はインド哲学科卒なのだ・・・そこは将来学者になるか、家の寺を継ぐ人以外はいなかったので、私のよーなやる気はないわ、企業に就職希望だわ、という人間はプカプカ浮いていた・・・。卒論の口頭試問のときもチベット仏教の教授に「だからそれがテル・ギュルだというんだ!」とチベット語で怒られたっけ・・・。せめてサンスクリット語で言ってくんないと、私わかんな~いまあ、「ないということが存在する」という私と、「あるということも存在しない」という先生とは互いに歩み寄れなかったのさ!(というと哲学的な議論が行われたようだが、私の論文は仏典の感想&エッセイのレベルでしかなかったっス・・・)
ま、それはさておき。うーむ、②が出るのは12月か・・・。カペタの次のコミックスと同じくらい(笑)待ち遠しいぞ!
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