がんばれ!邑久高野球部

野球が大好きな父ちゃんのひとりごと

自分のために(誰かのために)

2010-07-16 21:14:49 | 邑久高野球部
日本の下にあった高気圧が、皆さんの試合を歓迎するように梅雨前線を北へ押し上げる。

夏の青空が輝きを放つと同時に、乾いた暑さを求めていたセミ達が一斉に喜びの声を上げていた。
明日出陣する邑久高戦士へのエールに聞こえる。

梅雨君の機嫌も少し回復したらしい。
たかが天気のことではあるが、後押ししてくれているようで嬉しいではないか。

何でもそう。

与えられた環境を前向きに考えられる能力は、貴重な才能であり、将来の自分を必ず救うはず。

僕はそう考える。


選抜の21世紀枠で候補になった山口県の防府高校野球部に、女子部員の田中梨江さんがいる。
ご存知のとおり、今の規定では女子部員は公式戦に出場できない。

そんなこと、当の本人は全く意に介していないようで、自分のできることを探してやり続ける。

小学校で双子の兄と共に野球を始め、中学校はソフトボール、野球が好きだという自分の意思で高校野球を選択している。

僕なら、たぶんそんな勇気は無い。
プレイヤーとしていつまでも存在していたいから。
プレイヤーとしての可能性が無いなら、違う競技を選んでいただろう。

田中さんはわかりながら選んだ。
その心中を図り知ることはできないけれど、相当の覚悟を感じる。
男子と同じメニューは当たり前のようにこなし、公式戦ではベンチの外で誰よりも声を出し続けているそうだ。


その様は、当然、他の男子部員を刺激する。
負けられない思いが増殖していく。
あいつに負けまいと声をかぶせる。
結果として凄い応援になる。


僕は思う。
支えられている人全員に気付くことはきっと無い。(当たり前)

でも、君達のがんばりに一喜一憂している地域や保護者や子供たちは必ずいる。
知らない人たちをも巻き込む力が存在しているということだ。
誰も見ていないと思いがちだが、岡田ジャパンの如く、結果に熱狂する。

だからといって、それを背負えと言っているわけでは決して無い。(誤解の無いように
君達の「勝ちたい気持ち」を感じられるだけで、至福の時を過ごす者が大半だ。

よその応援団に比べて、人数では負けるかもしれないが、気持ちは熱い。
試合が終わった時の君達の充実した顔は、応援しているものにとってどんな薬より妙薬だ。

可能性がある限り、諦めない。
どんな結果も君達が作る歴史。

逃げずに応援する。
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マネージャーだって打ちたくても打てない。
2回戦へ連れて行ってやってくれ。

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