冤罪をこの世からなくす国民救援会岡山県本部

冤罪事件や不当逮捕などをなくすヒューマンな活動

竹内会長の年頭のご挨拶

2009-01-05 17:05:11 | Weblog
 新年おめでとうございます。
去年4月のイラク派兵違憲訴訟の名古屋高裁判決は、司法の独立を示した、みごとな内容でした。2月24日には岡山地裁でのイラク訴訟に対する判決が予定されています。裁判官の良心をゆりうごかすのは、市民の熱い正義の心ではないでしょうか。日本国憲法第76条に、「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。」
 国民救援会岡山県本部が支援を決定している事件、山陽本線痴漢冤罪事件と川中優子さんの原爆症認定訴訟の2つを加えて、全国で105件もの裁判闘争に傍聴、署名、絵手紙などで「惻隠の心」を力いっぱいふくらませましょう。
 去年10月の国連自由権規約委員会の総括的所見は、日本政府に改善を求めるものでした。それは、たとえば度重なる国連の勧告を実行せよ。言論・表現活動の不当な制限をやめよ。国際的に知られている代用監獄daiyo kangokuをなくせ。死刑制度の廃止を検討せよ、など。人権後進国といわれる日本に、きびしい内容でした。10年まえと変わっていないとか。
 いよいよ総選挙そして裁判員制度の年です。国民救援会は、取調べにあたってビデオ録画等の全面可視化を、また公判前整理手続きの問題点を急ぎ改善するよう求めています。