北極圏。
イヌイットの漁夫のアトカと妻のアガ。
アガは、おそらくは病気で死の床についていた。
彼女の魂は肉体を離れ、地球の営みや人々の繋がりなどを見守りつつ、
そこで見つけた真理をアトカに語りかけた。
☆ストーリーらしいストーリーはなく、全てが匂わせ表現
死期が近そうなアガの魂は、アラスカ、ナミビア、インドネシア、タヒチ、そしてペルー、
様々な場所を渡り歩き、そこで見た光景を夫、アトカに語りかける。(夫には当然わからない)
彼女の言葉は哲学的で、凡庸な庶民には理解するのは難しい
けれど、偉大な大自然や海原を背景に馴染みのない言語で語られるのは、
環境映像のようで、心地よく響く
ちゃんと理解できてる?と問われたら首を振るしかないけれど、
見終わると何だかスピリチュアルな真理にふれた気になって賢くなった気分になった
圧倒的な自然は偉大だ
☆☆☆
「フロンテラ・アスール」ペルー 2018
「FRONTERA AZUL」「Blue Frontier」