シマ…。元気か…?
今年ももう少しで終わるな。お前にとってどんな年だった?いい年だったか?
俺はあっという間に過ぎたけど、すごくいい年だったぞ。
本題へ…
と、いきたいが、なかなか手が…指が震えて上手く文字を打てない…。
俺は、見た目に似合わず、とっても涙もろいのだ。シマとの…、いろんなことを思い出しては手が止まる…。
いろんなことがありすぎたよな、シマ…。
東京中野サンプラザでの舞台を大成功に納め、俺達は余韻を楽しみながら酒を飲んだ。
「シマ、今度どうする?何するかのぉ!」
その質問に、シマは笑っていた。いつもなら何か言うのに…。
富山に戻り数日が経ったころ、その答えがわかった。
「きむにぃ、俺、アローズ辞めて長崎帰るけん…。」
「はぁっ!マジで!いつよ?」
「12月20日…」
最近話しをしていて、そんなことを匂わせてたから、何となくは感じていたが、そこまで決めていたとは…。
正直、かなりのショックだった。まるで、大好きな彼女から別れを告げられたぐらい…。
他の仲間は知っていた。ただ、シマは俺にだけは言いづらかった…、言い出せなかったらしい…。
でも「自分でちゃんと言うから、それまで内緒にしてて…」とみんなには言っていたみたい。
まったく、シマらしいよぉ…。
いろいろ理由を聞いた。納得したかったが、俺の気持ちの中では拒んでいた。
でも、仲間として…、友達として…、親友として…、納得してやらないとダメだと切り替えた。
シマが富山から離れるまで、もう日が、時間がない。できるだけのことをしようと思った…。
シマ…。いっぱいいっぱい、思い出作ろうぜぇ…。
つづく
今年ももう少しで終わるな。お前にとってどんな年だった?いい年だったか?
俺はあっという間に過ぎたけど、すごくいい年だったぞ。
本題へ…
と、いきたいが、なかなか手が…指が震えて上手く文字を打てない…。
俺は、見た目に似合わず、とっても涙もろいのだ。シマとの…、いろんなことを思い出しては手が止まる…。
いろんなことがありすぎたよな、シマ…。
東京中野サンプラザでの舞台を大成功に納め、俺達は余韻を楽しみながら酒を飲んだ。
「シマ、今度どうする?何するかのぉ!」
その質問に、シマは笑っていた。いつもなら何か言うのに…。
富山に戻り数日が経ったころ、その答えがわかった。
「きむにぃ、俺、アローズ辞めて長崎帰るけん…。」
「はぁっ!マジで!いつよ?」
「12月20日…」
最近話しをしていて、そんなことを匂わせてたから、何となくは感じていたが、そこまで決めていたとは…。
正直、かなりのショックだった。まるで、大好きな彼女から別れを告げられたぐらい…。
他の仲間は知っていた。ただ、シマは俺にだけは言いづらかった…、言い出せなかったらしい…。
でも「自分でちゃんと言うから、それまで内緒にしてて…」とみんなには言っていたみたい。
まったく、シマらしいよぉ…。
いろいろ理由を聞いた。納得したかったが、俺の気持ちの中では拒んでいた。
でも、仲間として…、友達として…、親友として…、納得してやらないとダメだと切り替えた。
シマが富山から離れるまで、もう日が、時間がない。できるだけのことをしようと思った…。
シマ…。いっぱいいっぱい、思い出作ろうぜぇ…。
つづく