560 向上心

氣まぐれ剣士の言いたい放題

560　向上心

　今の自分を否定して、違うものになろうと頑張ることが「向上心」ではないそうです。自らの中の「神（上）」と向き合うことこそ、真の「向上（神）心」だそうです。
　
「向上心」を持つ自体は悪いことではありません。 しかし、その「向上心」がどちらの方を向いているのかによって、それは全く違ったものになるのは避けられません。

今の自分を否定して、違うものになろうと努力することは 一見、立派な方向性のように見えますが、自分を否定するところが出発点である限り、どこまで向上？したとしても、自分を受け容れることは出来ません。

「上には上がいる」として、さらに上を目指して、 限りなく努力を続ける生き方も構いませんが、その先には、本当の幸せも、本当の成功もありはしないと言うことだけは、予め理解しておく必要があるかもしれません。

真の「向上心」とは、「自分の中の「神（＝上）」と向き合う心」のことです。
「上」とは、手の届かないどこか遠いところや、 今居るところとは違う場所に存在しているのではなく、自分の内側に在ると気付くことが、真の「向上心」に至る最初の一歩だそうです。

巷の成功法則やポジティブ思考が、うまく行かない理由が、ここにあるそうです。
ポジティブ思考は、往々にして、現在のネガティブな状況から逃げ出すための言い訳に過ぎない場合が多いのです。

ですから、どんなにポジティブ思考で頑張ってみたところで、最初のスタート地点で、自分を否定し、バツを付けている限り、どれだけ頑張って「上」のポジションに辿り着いてみたところで、本当の意味で、成功することも幸せになることもありません。


　なるほどですね。最初の一歩が間違っているからどこまで行っても、本当の幸せにはたどり着けないかも知れませんね。
　まずは自分を肯定することですか。これって簡単そうでなかなか難しいですね。でも人間は“あまのじゃく”にできているから、でどうもいいことをやるときが一番輝いているときだそうです。
　そうですね。遊びや趣味に没頭しているときが一番楽しく輝いていますね。まずは輝ける自分を見つけることが最初かも知れませんね。
　
　いかがでした。次回もお楽しみに。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上