クリスマスローズは赤い葉がとても綺麗でこの季節には町でよく見かけ、私もよく部屋に飾ってクリスマスをより素敵に演出していた思い出があります。そしてこれを眺めていると1７年前クリスマスに他界した祖父を思い出します。祖父は癌を患い入院をしていたのですが、せめてクリスマス気分を味わってもらいたいと思いクリスマスローズを手に一人でお見舞いに行きました。
結果的にはそれが生前最後の対面になってしまいましたが今でも祖父の存在は大きく、私を動かす原動力になっています。自分の人生を真剣に考える様になったのも祖父の死を境にだったと思います。照れくさかったのか私の事を一度も名前で呼んでくれた事など無くいつも尋常ではないほど厳しかった祖父ですが、心ではとても優しかった人だと思っています。
そして「人生は自分で切り開くものだ」という事を身をもって教えてくれた祖父の血を引いた事を誇りに思うと同時に、今後もますます頑張らなくてはと思うのです。
実は祖母も37歳という若さで他界しました。人の人生はいつ何が起きるか分かりません。生きているこの瞬間を大切に有意義な人生を過ごせたらと思います。
