TWENDE KENYA

ケニアと聞いて何を思いますか? サファリ、スラム、難民、マータイさん、旱魃?! ケニアには、たくさんの魅力があります。

開発援助の問題は質か量か?

2006-07-06 02:37:16 | Weblog
■ ジェフリー・サックスに対する反論
前回ご紹介したジェフリー・サックスに
関する論争の記事をみつけたので、紹介します。

ニューヨーク大学のビル・イースタリー教授の論は、
サックスの論に反対するそうです。

サックスは、ロックミュージシャンのBono(U2)
とともに大々的に貧困撲滅を訴え、発展途上国の
陥っている貧困の罠を断ち切るためには大量の
援助資金の投入、すなわちビッグプッシュが必
要であるとしている。

先進国の間でも主にヨーロッパ諸国を中心に、
援助を大量に増やせば貧困問題は解決されると
いう論調があり、近年のG8やサミットなどの
国際会議の場においては債務削減や援助資金の
増額の問題が常に議論されている。

一方、より現実的なイースタリーは、サックスの
主張をユートピア的な夢物語として真っ向から
対立する。

イースタリーはこれまで43年間にアフリカには
5,680億ドル(2003年ドル評価、$1=110円換算で
約62兆円になる)の開発援助資金が投入されたに
もかかわらず、貧困からの脱却も経済成長もなか
ったと指摘している

■ 開発援助の問題が、量が足りない=
多額の投資をすれば、解決されるという
考え方は、ナンセンスであろう。

まず、開発援助の個々のプロジェクトが
本当に現地に求めらているものに
なるべく現地の住民が参加し、意思決定をしていける
システムが大事だと思う。

僕の卒論は、こういうことが中心。

(Go OYAMA)
参考:
独立行政法人 産業経済研究所http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0196.html




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