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ダンス公演・コンサート・映画や本の感想と日々のつぶやきを書きつづっています。時々バレエ・レッスンへの想いも…。

2012都民芸術フェスティバル参加公演 日本バレエ協会メアリー・スキーピング版「ジゼル」全2幕 1/21

2012-01-24 21:20:53 | ダンス
 書こう書こうと思いながら何日もたってしまいました。ジゼルです。メアリー・スキーピング版というのはオリジナルに近いものなのでしょうか。やっぱり所々演出や振りが違うようでした。
今回の3キャストの中で、21日を選んだのはミルタに平尾麻実さんがキャスティングされていたからです。レッスン受けたことがあるのですが、キュートなんですよね。見た感じは背も高いしクールな感じなのかしら?と思うと、いたずらっぽく可愛い部分や天然なところもあって、彼女のレッスンのファンなんです(と言っている割には時々しか行けておりませんが)ステージの彼女も、凛として美しく見えるときもありましたが、所々見える明るい表情に和みます。それでいて、伸ばした脚や差し出した腕が綺麗なんですけどね。あ、でも、あんなに笑うミルタは初めて見たような…。もちろん、演技の部分でにこにこしているワケではないんですが、ふっと見ると踊っているときは楽しそう。。きっと楽しいんでしょう。ミルタだって。。


 もう一つのお目当ては島添亮子さん。なかなか見るチャンスがなかったので。彼女は強靱なテクニックの持ち主でした。。可憐なジゼル…という感じじゃなかったのですが、踊り出すと華があります。アントルシャのような細かな脚さばきが必要な時に特にそれを感じました。脚は正確にきっちりとステップを刻みながら上体を優雅に使ったり出来る人です。マクミラン・ダンサーという呼び方を何度も目にしました。これはおそらく演技面での事なのだろうと思うのですが、個人的には彼女のアシュトン作品を見てみたくなりました。きっと小気味良い感じになるだろうな…。





日本バレエ協会と銘打った公演なので、いらしている方々もバレエ関係の人が多かったようです。どっちを見ても先生…という感じはちょっと不思議。

ほかのダンサーの方も、見たことのある人あり、初めての人もあり。ヒラリオン…ではなくイラリオン役の原田公司さん、演技派でした。私はアルブレヒト藤野さんより好きでした。。(藤野さんは大きな身体を生かした大きな踊りが出来る人でしたが)従者の所にアクリ士門君を発見。頑張っているな~。

ウィリー達の群舞もそろっていて綺麗でした。リハの時間はどれくらい取れたのかな。一つのバレエ団ではない公演で、何が大変って、やっぱり群舞のような気がします。一人がずれても全体の調和が損なわれる。
ちょっと残念だったのは両サイドの席に空席があったこと。3日、3キャストともいっぱいにするにはきっといろんな営業努力が必要なんだろうな…。

キャスト
ジゼル:島添亮子
アルブレヒト:藤野暢央

森番イラリオン:原田公司

クールランド公:枡竹眞也
公の娘バチルド:寺田惠

ジゼルの母ベルタ:鈴木裕子
アルブレヒトの従者ウィルフリード:川島春生

ペザント・パ・ド・ドゥ:星野姫、アレクサンドル・ブーベル、

ウイリー:南部美和、井上栞
ミルタ:平尾麻実





オマケ♪
「あんにゃ!?」よくケンカ売られます(笑)



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