篠原けんじブログ~お笑い大好き~×goo

福岡お笑い芸人「篠原けんじ」によるブログ。

せっかくだから公開します。

2006年09月14日 01時27分31秒 | いろいろな事。
今年の夏休みに、在外研修と言う大学の授業の一環としてイギリスandフランス研修に行きました。そのレポートを明日学校に提出するのですが、せっかくなのでその「在外研修」をレポート(感想作文)を載せます。

(この作文は、先生からの命令「いつもの堅苦しいレポートじゃなくて作文を書け!」との事だったので、かなり緩く書いています。アホだと思わないでください。普段の授業レポートは、ちゃんと硬く書いていますよ。やれば出来る子ですよ。)


「篠原けんじ初海外進出記」

篠原研治

在外研修でヨーロッパ(ロンドンandパリ)に行った感想を書きたいと思います。
まず、在外研修出発の前日。前日は、在外研修に向けての準備で忙しかった。
「何か忘れているものはないか?」とか「何かあると便利なものはないか?」とか「本当に明日出発するのか?」とか、小学校時の遠足の前日と同じぐらい眠れなく、不安とドキドキがありました。
結局、一睡もすることもなく親の車で福岡空港へ向かいました。福岡空港に着くと、入口の所に在外メンバーや旅行会社の人がいたので、「本当に今日、日本を離れるんだなぁ~」と思い、一瞬でホームシック状態になりました。いつまでも不安がってては、いけないので心を海外モードに切り替えて、福岡空港を出発しました。
福岡空港を出発し2時間のフライトで、羽田へ。羽田からロンドン行きの飛行機へ乗り換え、ここから12時間のフライトです。
かなり窮屈なエコノミー席と12時間もの激闘を繰り広げながらやっとロンドンに着きました。飛行機を降りて、周りを見渡したらそれは、それは、もう・・・日本語が微塵もありません。中学校の時に習った事があるアルファベットと言う文字がたくさん並んでおりました。はっきり言って、僕には記号にしか見えませんでした。
空港を出てバスに乗り、いろいろな所を観光しました。もう、バスの窓から見るイギリスの街並みは、テレビとかで見る風景と同じです。まるで、テレビの世界に入り込んだ様でした。イギリスのいろんな風景の違いを見つける度に奇声を上げ、テンションをあげているうちにホテルに着きました。もう、初めて見るイギリスは、「本当にここでやっていけるのか?」と言う不安を増加させる一方でした。けど、ウキウキ気分も高まってきています。
ホテルの近くにバスケットコートがあるのを見つけ、イギリス観光が終わり次第、みんなでバスケットをやる事になるが、これが悲劇の始まりだった。
メンバー一人ひとりが思い思いにバスケットやサッカーを楽しんでいると、地元の子供たちが「俺たちと一緒にサッカーをしようぜ!」という様なノリで近づいてきました。在外メンバーは、もちろん「これが国際交流だ!!」と言わんばかりの即答で、OKをして、サッカーを始めました。中盤に入り、体が温まって動きがよくなったところで、国によっての攻め方の違いがはっきり出てきました。日本人の僕たちは、パスを多く回し、ゴール前でもパスをして、最後に「チョン!」と蹴ってゴールを決めていくチームプレーなサッカーです。イギリスの地元少年たちは、ボールをもらってハーフラインを超えたところぐらいから、全力シュート!!!をするのです。気を利かせて優しくプレーをやっている日本人相手に、空気の読めない全力シュートです。やつらは、攻撃のバリエーションが全然ありません。とにかく、ミドルシュートを打ってきます。「これだから、イングランドなどのヨーロッパサッカー選手は、ミドルシュートが上手いんだな」と納得しながら、プレーを終えました。
帰る時間になったので、瑛さんがリーダー格だった女の子に「時間なので僕たちは、ホテルへ帰ります」と伝えるとその女の子は、急に血相を変えて、帰っていきました。僕たちは「?」と思いながら、ホテルに帰り疲れた体を休めていたら、ホテルの外から「ファックユー」と聞こえるのです。「これは何だ?」と思い部屋を出て隣の先輩の部屋へ行こうとすると、ちょうどそこを歩いていた大人二人に止められ、無視して行こうとすると、無理やり止められて、警察手帳を見せられ「ポリス!!」と言われ事情徴収をやられました。
なぜ止められたかというと、瑛さんがリーダー格の女の子に英語で言った「俺たちはホテルに帰る」って言う言葉を言い間違えて、「俺たち一緒にホテルに行こう」と言ってしまったのです。それで、女の子の親が誘拐だと思い警察に連絡したのです。ホテルの周りから聞こえていた「ファックユー」の声は、地元少年少女たちが僕たちに向けて発した言葉だったのです。何とか誤解を解いて、逮捕は間逃れました。これが3日目ぐらいに起こった出来事だったので、一気に外国恐怖症になりました。イギリスに来てすぐに「誘拐罪」で逮捕なんて、「世界ビックリ仰天ニュース」に紹介されてもおかしくないくらい面白い話です。
そんな事もありながら、4日目ぐらいから面倒を見てくれるミドルセックス大学に行きました。寮は、綺麗と言えるよう物ではなかったです。洗面台、ベット、板を横にしただけの机、ハンガーかけ、があり寂しい感じの部屋です。トイレ共同、シャワーは男女1つずつ、キッチンが2つです。この寮で3週間もお世話になるのは、かなりハードだなと思いました。一日のスケジュールとしては、朝9時に起きて、10時に授業開始して、1時間の昼休みを挟み、16時に授業終了。それから、近くの「TESKO」と言うコンビ二みたいなところに行ったり、地下鉄に乗って「ASDA」に行ったりして、夕飯の買い物をしにいきます。もちろん、ご飯は3食でません。自分で作るしかないです。夕飯を終えると各自友達の部屋に行き、話したり、トランプしたりして、時間を潰し、就寝。な感じです。
けど、この3週間は、かなり楽しかった。結構歳を取ったアフロパーマをかけているおばあちゃん先生のマリリンが真剣に授業をしている時に、鶴ピー、野尻から「今、この先生は何の事を言いよると?」という確実にボケなければいけない「フリ」が来ます。その「フリ」に一生懸命に答えます。「今ねマリリンは、元祖ソーセージの作り方を教えてくれよるよ」とボケます。日本語が通じない事を良い事に授業中は、そんなボケの繰り返し。授業そっちのけです。今考えると失礼な事をしてたなとか、せっかくいろいろな事を学べたのに、もったいないと思います。けど、あの時は相当楽しかったです。
他に授業の一環で、クルーザーに乗り船の中でディナーandディスコをやったり、ロンドンの中心部、ピカデリーに行って買い物をしたり、イギリスの糞マズイご飯に耐えかねて中華や日本食を食べに行ったり、ロウ人形の館に行ったり、先生やガイドさんなどなしで生徒だけで、ニュートンが引力を発見するきっかけとなったリンゴの木を見に行ったり、高級ホテルでのアフタヌーンティーが中止になって凹んでいたのに、マリリンが自分ん家に招き超美味いサンドイッチやスコーン、紅茶を作ってくれたり、みんなで豚肉を買って「ポーク祭り」をやったり、大学の体育館でバスケットをやってて、誰かの足を踏み靭帯を伸ばしてしまったり、靭帯を伸ばして相当痛い次の日の朝に寮のサイレンが鳴り響き「何だ?」と思ったら寮の近くにあった車が炎上していて、非難しようとするが足が痛くて、みんなにおいて行かれながらも頑張って非難したり、その日病院で待っているとまたサイレンがなったり、ディズニーランドでいろんなキャラクターにガンをつけていったり、日本の友達に買うお土産を真剣に悩んでかったり、思い出すとキリがなく、いろんな思い出が出てきます。
思い出はこれくらいにして、今回の在外研修で得た事を書こうと思います。
英語はマスター出来なかったけど、日本語も英語も通用しないフランスで、英語を見た時に、その英語が理解できた。その時に、初めて「英語の力が身についた!!」って思った。
ロンドン、パリの地理は、大体わかった。次行くことがあれば地図なしであるけると思う。
女子陣の人間関係がかなりゴチャゴチャになってた。この仲介役が一番キツかった。ヨーロッパに来てから帰るまで、ずっとゴチャゴチャしてた。今回いろんな人と、いろんな深い話をして、本当にいろんな人がいるんだと思った。人間観察も出来た。これが自分にとっての一番の収穫だった。
今回の在外研修でいろんな事を感じたし学んだ。
行く前の僕には、今の「行って本当によかった!!」「楽しかった!!」「このメンバーでよかった!!」「また行きたい!!」と思ってる自分は想像出来なかった。本当に今回このメンバーで在外に行けてよかったと心のそこから思っています。
最年長でみんなを優しくまとめてくれた「団長」、一番海外経験があって兄さん的存在だった「瑛さん」、在外メンバーのマドンナ的存在「池田さん」、終始トラブルメーカーで俺といろんな話をした1番の親友「文愛」、ずっと恋愛の話や人間関係の話をしてた「やす」、ホテルでずっと同じ部屋でいっぱい語った「ひろし」、夜に二人で在外メンバーをどうしたらいいか話し合いまくった「ともちん」、ずっと「ともちん」と行動を共にしてホモ疑惑が出てしまった「トオルちゃん」、ずっとボケやすい環境作りに徹していた「鶴ピー」、みんなの笑いを取って俺にナイスパスを出してくれる「野尻」、ずっといろんな手配をしてくれたガイド「浦川さん」、みんなを海外に連れて行ってくれた「吉田先生」。
みんながいたから相当楽しかったです。このメンバーとは、長い付き合いをやって行けたらいいなと思います。このメンバーでまた旅行に行きたいです。

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