旅・沖縄から帰ってきて、2週間以上経ち
日常を過ごしつつも、沖縄の不思議な旅を思い返しては、込み上げるものがあって…
言葉に言うことができないほど私の人生の深い深い旅であったことは間違いないけれど
なかなか記録に残すところまで、冷静でなく、まるで『マブー』の一部を沖縄に置いてきたかのよう。(笑)
それはそれとして、
今回の旅の記録の一端を記しておこうと思います。
ゆっくりと花開いた、すばらしい私たちの旅の記録。
【初日】~4月15日(金)~
羽田から沖縄へ。
今までこの土地にフォーカスしたことがなかっただけに、こうして沖縄に行くことが自分でもかなり衝撃でした(笑)
まず一番最初に足を向けたのは
世界遺産 セイファウタキ(斎場御嶽)は琉球王国最高の聖地です。
訪れる前から、琉球王国についていろいろなことを知り、歴史の中でセイファウタキの役割を想像し
一体どんなところだろう…と楽しみに訪れました。
歩いているだけでも、足裏に感じる道の感覚、茂る植物、そびえる岸壁に魅入り、空気はひんやりと
気持ちよくて、自然への畏敬が湧き出る、それでいて人々の祈りの息遣いを感じさせる、そんなところでした。
サングーイ(三庫理)
2本の鍾乳石~三角形の空間をゆっくりとくぐる。
その先には
祈りの場所。かつて琉球王が久高島を望んで祈りをささげた場所。
写真ではわかりにくいけど、遠くに久高島がみえる。
ユインチ(寄満)…台所を意味するところなので、当然、豊穣の満ちたところ。
もう皆で、岩に頭をぶつけたり、触ったり、頬ずりしたり…(笑)
テンションあがる↑
足元の木漏れ日さえもうつくしい。
セイファウタキの傾斜はところどころ、ものすごい急斜で、かなり足元を意識しないと進めないところもあった。
こういうことも、きっと自然信仰の中で、常に自然を感じともに在り、祈りに繋がっていくんじゃないかなって思った。
自分本位ではなく、常に自然とともに在る。
セイファウタキ近くの素敵なお店マアム
こちらのシーサーは一体一体てづくり。みんなひとりひとり違う♪
素敵な素敵なお店です。
マアムのデッキに咲いていた沖縄の色。
そして今回の旅のメイン!
久高島へ…
想いもよらず、ご縁をいただき、そして神の島といわれる久高島にいくことが叶いました。
初めての沖縄。
初めての久高島。
沖縄の久高島の土地が私が行くことを既に知っていて、私が行くのを待ってくれている…そんなメッセージを聞いて
涙がでた。
3年前までは、自動販売機すらなかったという、島です。
五穀発祥地と伝えられる島。
年間40近くの祭祀を行う、祈りの島。神の島。
この久高島の住人Nさんにご案内していただくことができ、
久高島の歴史、祈り、男と女、いろんなお話を聞かせていただきました。
そして東北大震災後ということもあり、自然との調和のお話も
そして、日々の過ごし方も。
お聞きすることすべてが、涙が出そうなくらい、心に響きました。
夕方遅くまで、久高島の浜へ行き、星の砂を探したり、波と戯れ、足裏に感じる砂の感触。美しい白い砂。風。空気。水。五感すべてを使って、自然とともに、今、生きていることを感謝して、過ごしてきました。
ここでは、日が暮れるのが遅い。
時間がゆっくりと流れているかのよう。
涙か出るくらい美しい島。
鳥や 植物や、島の人たち。
空の色。海の色。雲の形。風。土。
魚や、亀さん…
何もかもが身体に浸み込むようにやさしい。
すべてに敬意を表して写真は撮らないと決めていて、久高島には、身体ひとつで来させていただければいいという気持ちでいました。
今回はカメラも持参せず、旅のいろいろなアイテムもあえて持って行かず。
なので久高島での写真はありません。
そしてたくさんはしゃいで、たくさん話して、空腹をかかえて
近くの食堂でごはん。
海ブドウ定食
沖縄の天ぷら。
何もかもが、美味しい。島で唯一撮った写真がコレ
↓
記念すべき沖縄初!海ブドウ定食。
真っ暗になるまで遊んで、ご飯を食べて。
島にたったひとつある交流館と呼ばれる公民館みたいところで
泊らせていただきました。
夜は、3人部屋
serunyaさんとNAOちゃん♪
いつもの仲良しさん♪気心知れた、お友だち。
皆でお布団ひいて、川の字で並ぶ。
細やかな心遣いをみせてくれるsernyaさんが、ネパールから買ってきてくれたお香を焚いてくれて
ハーブティを入れてくれて。
夜はカードを引いて遊び。
そんな風に過ごしているうちにsernyaさんは、すっかり眠り、NAOちゃんと二人でだんだん感覚が冴えてきた(笑)
昨年一緒に行った旅のこと~今回の旅のこと。
今、感じていること。旅の仲間の会話で、ひっそりひっそりと夜中まで話す。
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【2日目】~2011年4月16日(土)~
明けて5時起床!!(2日目は久高島で御来光を見る!!)
身支度だけ整えて、島一番の聖地、カベール岬へ向かう。
ここから御来光をみる。
(つづく)