バトルブリテン！
セガのメガドライブのゲームソフト、「アドバンスド大戦略」の完全攻略法について(今度は北周り)
次はいよいよバトルブリテンです！
前マップのフランスマジノから引き継いだ４０ユニットと、新たに生産できる８ユニットで戦うことになります。温存してある例の６ユニットを除くと、前マップからの引き継ぎといっても実質３４ユニットで、しかも３４ユニットの内、４ユニットは艦船ユニットですから、結局３０ユニットに、新たに生産する８ユニットを加えた、３８ユニットで戦うことになります。
とは言っても、このバトルブリテンでは地上ユニットの出番は限定されます。対空戦車のデマーグD7 ３ユニットと、このマップでは生産不可能なため、とても貴重な、占領ユニットの親衛隊39 が直接的に役に立つユニットです。また間接的には工作車ユニットが役に立ちます。都市の耐久度を上げて軍事費を増やすためです。
さて、序盤まず最初に配置するのは戦闘機のBf109Eです。エースの５ユニットから順に配置していきます。それから前マップの最終盤に生産したBf109Eの内、一番経験値の高いユニット１ユニットを配置します。そして中立空港を早期に占領するために親衛隊39を２ユニット配置します。それからデマーグD7を３ユニット配置し、生産首都と生産可能都市には工作車２ユニットを新たに生産します。
さて、序盤のイギリス軍の動きですが、驚いたことに、ドイツ軍の生産首都を目指して、どんどん戦闘機ユニットを飛ばしてきます！特に貴重なはずのスピットⅠを惜しげもなく向かわせてくるのです。このマップではハリケーンから進化させなければならないので、とりわけ貴重なユニットなのです。スピットⅠはレンジ(射程)が５と、Bf109Eと互角に戦える戦闘機ユニットなのです。ハリケーンではレンジが４で分が悪いのです。
とにかく、こちらとしては絶好のチャンスです。２ターン目に前マップから引き継いだ残りの２ユニットのBf109E を配置し、また生産可能空港には新たに４ユニットのBf109Eを生産します。また、もう２ユニット工作車を生産します。とにかく激しい航空消耗戦が予想されます。全部で４ユニットの工作車で、生産首都を始め都市の耐久度を上げて軍事費を増やすことです。
配置・生産したBf109Eはなるべく空港に占位して、イギリス軍の航空ユニットの迎撃に当てます。しかし全部で１２ユニットのBf109Eを展開するわけですから、序盤は空港不足に苦しみます。でもZOCを張りつつ、形としては間隔を１〜２ヘックスあけて、なるべく横一列になるように防衛ラインを築きます。またデマーグD7も親衛隊39を守るために有効活用します。
そして攻めて来るイギリス軍の航空ユニットの内、スピットⅠは必ず全滅させるようにしましょう！こちらにはエースのBf109Eが５ユニットに加えて、ＢからＣクラスくらいまで経験値を上げた３ユニットのBf109Eと、新たに生産した４ユニットのBf109Eとエースの対空戦車デマーグD7が３ユニットいるので、大丈夫です。例によってユニットの合流によって経験値を分けてもらいながら、４ユニットのBf109Eの経験値を上げ、スピットⅠをすべて全滅させましょう！
また戦闘爆撃機のBf110Cと、地上ユニットの配置も随時進めます。ドイツ軍の生産首都から左上の、黄色のイタリア軍の空港も早い段階で占領します。とにかく空港不足と、あとはこのマップではイタリア軍はまったく役に立たないので、同盟は早期に破棄しても良いのです。そして軍事費を増やすため、戦車ユニットのPzkwⅢE、装甲車ユニットのSdkfz232、輸送ユニットのSdkfz251と占領ユニットの親衛隊39で、イタリア軍の生産首都の占領を目指します。
また、イギリス軍の動きで特に注意が必要なのは、爆撃機のウェリントンです。大型機ユニットですので、このウェリントンの燃料が2/3から1/2くらいになると天候が曇りになり、索敵範囲が１ヘックスになるばかりか、デマーグD7も攻撃不可能になってしまいます。また爆撃機のウェリントンは曇りでもドイツ軍の都市・空港を爆撃可能ですので注意が必要です。
でも今思えば、ドイツ軍の生産首都をカラにして、わざと隙を作っておけば、ウェリントンは真っ直ぐにドイツ軍の生産首都を目指して飛んでくるはずなので、迎撃可能だったかな、とも思います。実際のプレイでは、マップの右端の方が都市の数が多いため、そちらにBf110Cを２ユニットとJu88A4を１ユニット向かわせて、マップ左端にはBf110Cを１ユニットとJu88A4を１ユニット、それぞれ向かわせました。ちなみにこの段階ではJu88A1だったかJu88A4だったかまではもう覚えていません。
ただ燃料が多いJu88A4の方が、大型機ユニットゆえの天候悪化を防ぐためにも都合が良いのは間違いないです。ちなみに爆撃機ユニットであるJu88A4にはウェリントン爆撃機への攻撃力はないのですが、反撃力があるためZOCが張れるのです。Bf110Cと共に挟んで、ウェリントンを逃げられないようにします。
とにかく、イギリス軍の爆撃機ユニットさえ始末できれば一区切りつきます。もうこの頃にはスピットⅠは全部撃墜できているはずです。ハリケーンやワールウィンド、デファイアントなどが飛んでくるようになったら、いよいよ航空ユニット群を編成して海を渡る準備に入ります。つまり輸送機ユニットのJu52g5e ２ユニットに親衛隊39をそれぞれ搭載し、１２ユニットの戦闘機Bf109EでJu52g5eの周りにZOCを張って守りつつ、少しずつ進めて行きます。
艦上急降下爆撃機のJu87C ４ユニットも随時配置して、先行する航空ユニット群を追いかけます。また３ユニットのBf110Cと２ユニットのJu88A4も、それぞれマップの右端、左端から呼び戻します。スピットⅠを全部始末したとはいえ、イギリス軍はハリケーンやワールウィンドなどを続々と生産して飛ばして来ます。こちらとしては、ドイツ軍の生産首都から見てマップの上方の、最短距離のイギリス軍の空港と都市を目指します。
私がプレイした時は、幸運にも天候が曇りだったので、難なく最短距離のイギリス軍の空港２つにJu52g5eを着陸させ、親衛隊39を降ろすことができました！イギリス軍の生産可能空港ではなかったので、工作車で耐久度も上がっておらず、無事に占領することができました！そして天候の回復を待って、最短距離のイギリス軍都市にいる40mmボフォースをJu87C ２ユニットで攻撃して始末し、空港の占領を終えた親衛隊39 １ユニットでその都市を占領しました。
とにかく２つもイギリス軍の空港を占領できたことは大きな前進です。とはいえ１２ユニットもBf109Eを抱えているので、空港は不足気味で、まだまだイギリス軍の空港を占領して手に入れたいところです。ですので２ユニットの親衛隊39を使って、３ヘックスずつ移動させながら、イギリス軍の空港を占領していきます。あと、最短距離にある、イギリス軍のレーダーには反撃力があり、航空ユニットの移動の障害になるので攻撃して始末します。
実は、イギリス軍のレーダーの内、始末しなければならないのは、最短距離にあるこの１つだけです。あとはイギリス軍の空港を占領して手に入れる度に、１２ユニットいるBf109E の補給・補充が楽になっていきます。またこのマップ、占領ユニットを生産できないのはイギリス軍も同じです。また占領ユニットの天敵である戦車ユニットなども生産できません。ですので、一度占領して運用していれば、空港と都市を奪回されることはありません。
私がプレイした時には、１ユニットの親衛隊39をイギリス軍の空港の占領に当て、もう１ユニットの親衛隊39でイギリス軍の初期生産首都の占領を目指しました。と言っても３つも生産首都が密集しているので、どれが一番始めの初期生産首都か分かりません。ですのでとりあえず最も占領しやすい生産首都の占領を目指しました。実はこのマップ、イギリス軍が40mmボフォースを次々と生産してくるのを一番恐れていたのですが、実際には航空ユニットを生産してきて、あまり40mmボフォースを生産してくることはありませんでした。
ですので、爆撃機のJu88A4の到着を待たずして、自力で親衛隊39でイギリス軍の生産首都を占領して行くことができました。もちろん都市と生産首都の耐久度は上げられていましたが、１２ユニットのBf109Eによる圧倒的な制空権の下では苦になりませんでした。その間、輸送機のJu52g5e ２ユニットは、ドイツ軍の生産可能空港に戻り、それぞれ親衛隊39を搭載して、爆撃機のJu88A4 ２ユニットと、戦闘爆撃機Bf110C ２ユニットとで、ミニ航空ユニット群を編成して、マップ上方の、４つあるイギリス軍の生産首都の占領に向かわせました。
さて３つのイギリス軍の生産首都が密集した区域の掃討ですが、さすがに終盤に近づくと40mmボフォース高射砲を生産されて、イギリス軍に粘られますが、２ユニットのJu87Cと１ユニットのBf110C、それから１２ユニットのBf109Eの20mm機関砲による地上掃射で、どうにか３つともイギリス軍の生産首都を占領することができました。なお、私はイギリス軍の生産首都が、マップ上方に４つある地域に移ってしまうことを怖れていました。
しかし実際には、３つ密集してあったイギリス軍の生産首都から見て、マップ左斜め上の方にある、１つだけ孤立した生産首都に移っていたため、非常に都合が良くなりました。なぜならこの生産首都には３つしか生産可能空港がなかったからです。その間にも先行して３つ密集した生産首都の占領を終えた親衛隊39 ２ユニットは、その周囲の残りの空港の占領に着手して行きました。おかげでBf109E、Ju87C、Bf110Cの補給・補充が楽になりました。
とにかく、心配なのはマップ上方の、４つあるイギリス軍の生産首都の占領でしたが、意外にもほぼガラ空き状態で、そこに到達するまでに大型機ユニットのJu52g5eとJu88A4の燃料が減り、それによって天候が曇りになっても、充分に占領可能でした。親衛隊39は生産首都の占領のための移動の途中で空港も占領できるので、燃料の減ったJu52g5eとJu88A4に燃料補給させることで天候を回復させてることができました。
１つだけ、94mmAA砲が配置されている、生産首都の占領のため、随伴したBf110Cと、占領した空港で武装変換して250kg爆弾を積んだJu88A4とで、94mmAA砲を攻撃して除去し、無事にマップ上方の４つのイギリス軍の移動先生産首都を占領できました。一方の１つだけ孤立したイギリス軍生産首都はというと、３つある生産空港を使って相変わらず航空ユニットを飛ばして来ますが、もはやこちらの敵にはなり得ません。どんどん撃墜して、最後になった、このイギリス軍生産首都の占領に備えます。
とにかくあとは残りターン数との戦いになります。私がプレイした時はまだ大型機ユニットの燃料が減ると、天候が悪くなるという原理を８割ぐらいしかわかっていなかったので、４つあるイギリス軍の生産首都の占領に向かわせた航空ユニット群を、イギリス軍最後の生産首都の占領に向かわせてしまい、天候が曇りになってしまいました。なので結論から言うと最後に１つ残ったイギリス軍生産首都の占領は、先に３つ密集したイギリス軍生産首都を占領した、親衛隊39 ２ユニットの内の１ユニットを、地上を移動させながら向かわせれば充分であるということです。
ちなみにもう１ユニットの親衛隊39も、先行する前述の親衛隊39のフォローに回します。そして最終盤、イギリス軍最後の生産首都から５ヘックス以内の、イギリス軍生産可能空港の１つを占領すると、当然のごとくイギリス軍は40mmボフォース高射砲をいくつも生産してきます！でも天候さえ晴れになれば、ドイツ軍の航空ユニットの総力を挙げて攻撃すれば、親衛隊39をイギリス軍最後の生産首都に突入させることは可能です。爆撃機ユニットのJu88A4によるＢ爆弾による援護がなくても、無事占領できました！
このバトルブリテンのマップを完勝でクリアした時は、なんというか不思議な高揚感がありました！攻略本にも屈指の難マップと書かれていたので、おっかなびっくりで慎重にプレイしましたが、意外にも難なくクリアできました！正直うれしかったです！前に別の投稿に書きましたが、私はエポック社のウォーシュミレーション・ボードゲームのBattle of Britain にのめり込んだ時期がありました。そしてその攻略のヒントを求めて、レン・デイトンの戦闘機 英独航空決戦という本を何度も読みました。だから感激もひとしおでした！
それなので、このキャンペーンモードでのプレイのあと、スタンダードモードでもバトルブリテンのマップに挑戦しました。かいつまんで攻略法を説明すると、このマップにはドイツ軍には初期配置されている擲弾兵39が２ユニットしかいません。そしてこのマップでは占領ユニットは生産できないので、とても貴重な戦力です。でもこのマップ、経験値０とはいえ、最初から全部で１１ユニットもの戦闘機のBf109Eが初期配置されているので、とても心強いです。
とにかく、１ターン目にやることは、爆撃機のJu88A1を使って、イタリア軍の生産首都とその周りの都市・空港をすべて爆撃して崩壊させることです！そしてドイツ軍のユニットの内、爆撃機のDo17Zと同じくHe111H2をすべて処分することです！そして生産可能ユニット数を確保して、工作車ユニットをたくさん生産します！これはこのマップが激しい航空消耗戦であるからです。そして、マップ左側に初期配置されている５ユニットのBf109Eをすべてドイツ軍生産首都付近に向けて呼び戻します。
レン・デイトンの戦闘機 英独航空決戦 をお読みになった方は知っておられるかもしれませんが、私のしようとしているのは、バトルオブブリテンの第３段階、すなわち戦闘機軍団(ファイターコマンド)の危機を、最初からやろうと思ったからです。つまりドイツ空軍が始めから、ドーバー海峡を渡るための最短距離にすべてのBf109Eを集結して、なおかつ戦闘機が護衛できる爆撃機の数を制限していれば、イギリス軍の第11戦闘機集団はドイツ空軍の猛爆撃にさらされることになるのです。
加えてこのバトルブリテンのマップには経験値０とはいえ、２ユニットの占領ユニットである擲弾兵39がいるのは大きいです。序盤、さらにもう１ユニットのBf109Eを生産すれば、キャンペーンモードでの私の攻略法をほぼマネできます。また６ユニットもJu88A1が初期配置されているのも大きな魅力です。早い段階でJu88A4に改良して、出番が来るまで空港で待機させましょう。燃料さえ満タンにしておけば、天候不順に苦しむことはないです。
Bf110はもうC型が生産できず、Bf110Dで戦うことになりますが、大丈夫です。またJu87は燃料96のJu87Rに改良します。とにかく、序盤です。キャンペーンモードと同じく、イギリス軍の航空ユニットが怒涛のように攻めてきます！でも、その間、工作車ユニットでせっせと都市の耐久度を上げていけば大丈夫です。また崩壊させたイタリア軍の都市と空港も工作車で修復させれば手に入ります。とにかく序盤の航空消耗戦さえ乗り切れば万事OKです。
注意すべきは１２ユニットのBf109Eのための空港の確保です。擲弾兵39を使って中立空港を占領していきますが、イギリス軍もワールウィンドなど地上攻撃力のあるユニットも飛ばしてきます。このマップ、バトルブリテンでは２ユニットの擲弾兵39はとても貴重です。ですので、経験値を稼ぐ意味も含めて、Bf110C またはBf110D、さらにはJu87Rを使ってでもZOCを張って、擲弾兵39を守るべきです。
そしてイギリス軍のスピットⅠさえ全部全滅できて、ハリケーンやワールウィンドが散発的に飛んでくるようになったら、輸送機のJu52g5eを２ユニット生産して、航空ユニット群を編成して、いよいよ海を渡ります。あとはおおむねキャンペーンモードの攻略法述べた通りにゲームを進めていけば良いです。親衛隊39ではないので、擲弾兵39はイギリス軍の空港と都市を１ターンで占領できないことが多いのですが、６ユニットもJu88A4がいるので心強いです。
特にイギリス軍の初期生産首都は耐久度が上げられているので、Ju88A4のＢ爆弾で耐久度を下げてから、擲弾兵39で占領すれば良いのです。２ユニットの擲弾兵39の内、１ユニットをイギリス軍の初期生産首都の占領に当てて、もう１ユニットを、時計回りにイギリス軍の空港の占領に当てます。親衛隊39に比べて若干手間がかかりますが、１つ１つ確実に占領していきます。そうして、密集して３つあるイギリス軍の初期生産首都をすべて占領できれば、一気にこのマップは下り坂です。
あとは、イギリス軍の４番目の移動先生産首都に、１ユニットの擲弾兵39を向かわせつつ、もう１ユニットの擲弾兵39はJu52g5eに搭載して、Ju88A4 ５ユニットと、偵察・援護のBf110Cとで、航空ユニット群を編成して、マップの上の方の４つの移動予定先のイギリス軍生産首都を占領します。
スタンダードモードでも完勝を目指したいので、もしも３０ターン以内にすべてのイギリス軍の生産首都を占領できない場合は、爆撃して崩壊させましょう。ただし、スタンダードモードとはいえ、すべてのイギリス軍の都市と空港を手に入れたいので、爆撃は最後の手段です。１つだけ孤立したイギリス軍の生産首都を占領して、完勝でこのバトルブリテンのマップをクリアです。
余談ですが、解けてしまえばこのマップ、難易度は高くないです。３ぐらい？ですかね。スタンダードモードもクリアした時は正直、拍子抜けしました。ともあれ、キャンペーンモードでこのバトルブリテンのマップを攻略したのは、エポック社のBattle of Britain で挫折したウップンを晴らした感じで気持ちよかったです！ですが次のマップ、シーライオン、これが予想外に難しかったです！その攻略法はまた次回に。ではまたお会いしましょう！
２０１８年７月１０日 火曜日
西尾敬吾
セガのメガドライブのゲームソフト、「アドバンスド大戦略」の完全攻略法について(今度は北周り)
次はいよいよバトルブリテンです！
前マップのフランスマジノから引き継いだ４０ユニットと、新たに生産できる８ユニットで戦うことになります。温存してある例の６ユニットを除くと、前マップからの引き継ぎといっても実質３４ユニットで、しかも３４ユニットの内、４ユニットは艦船ユニットですから、結局３０ユニットに、新たに生産する８ユニットを加えた、３８ユニットで戦うことになります。
とは言っても、このバトルブリテンでは地上ユニットの出番は限定されます。対空戦車のデマーグD7 ３ユニットと、このマップでは生産不可能なため、とても貴重な、占領ユニットの親衛隊39 が直接的に役に立つユニットです。また間接的には工作車ユニットが役に立ちます。都市の耐久度を上げて軍事費を増やすためです。
さて、序盤まず最初に配置するのは戦闘機のBf109Eです。エースの５ユニットから順に配置していきます。それから前マップの最終盤に生産したBf109Eの内、一番経験値の高いユニット１ユニットを配置します。そして中立空港を早期に占領するために親衛隊39を２ユニット配置します。それからデマーグD7を３ユニット配置し、生産首都と生産可能都市には工作車２ユニットを新たに生産します。
さて、序盤のイギリス軍の動きですが、驚いたことに、ドイツ軍の生産首都を目指して、どんどん戦闘機ユニットを飛ばしてきます！特に貴重なはずのスピットⅠを惜しげもなく向かわせてくるのです。このマップではハリケーンから進化させなければならないので、とりわけ貴重なユニットなのです。スピットⅠはレンジ(射程)が５と、Bf109Eと互角に戦える戦闘機ユニットなのです。ハリケーンではレンジが４で分が悪いのです。
とにかく、こちらとしては絶好のチャンスです。２ターン目に前マップから引き継いだ残りの２ユニットのBf109E を配置し、また生産可能空港には新たに４ユニットのBf109Eを生産します。また、もう２ユニット工作車を生産します。とにかく激しい航空消耗戦が予想されます。全部で４ユニットの工作車で、生産首都を始め都市の耐久度を上げて軍事費を増やすことです。
配置・生産したBf109Eはなるべく空港に占位して、イギリス軍の航空ユニットの迎撃に当てます。しかし全部で１２ユニットのBf109Eを展開するわけですから、序盤は空港不足に苦しみます。でもZOCを張りつつ、形としては間隔を１〜２ヘックスあけて、なるべく横一列になるように防衛ラインを築きます。またデマーグD7も親衛隊39を守るために有効活用します。
そして攻めて来るイギリス軍の航空ユニットの内、スピットⅠは必ず全滅させるようにしましょう！こちらにはエースのBf109Eが５ユニットに加えて、ＢからＣクラスくらいまで経験値を上げた３ユニットのBf109Eと、新たに生産した４ユニットのBf109Eとエースの対空戦車デマーグD7が３ユニットいるので、大丈夫です。例によってユニットの合流によって経験値を分けてもらいながら、４ユニットのBf109Eの経験値を上げ、スピットⅠをすべて全滅させましょう！
また戦闘爆撃機のBf110Cと、地上ユニットの配置も随時進めます。ドイツ軍の生産首都から左上の、黄色のイタリア軍の空港も早い段階で占領します。とにかく空港不足と、あとはこのマップではイタリア軍はまったく役に立たないので、同盟は早期に破棄しても良いのです。そして軍事費を増やすため、戦車ユニットのPzkwⅢE、装甲車ユニットのSdkfz232、輸送ユニットのSdkfz251と占領ユニットの親衛隊39で、イタリア軍の生産首都の占領を目指します。
また、イギリス軍の動きで特に注意が必要なのは、爆撃機のウェリントンです。大型機ユニットですので、このウェリントンの燃料が2/3から1/2くらいになると天候が曇りになり、索敵範囲が１ヘックスになるばかりか、デマーグD7も攻撃不可能になってしまいます。また爆撃機のウェリントンは曇りでもドイツ軍の都市・空港を爆撃可能ですので注意が必要です。
でも今思えば、ドイツ軍の生産首都をカラにして、わざと隙を作っておけば、ウェリントンは真っ直ぐにドイツ軍の生産首都を目指して飛んでくるはずなので、迎撃可能だったかな、とも思います。実際のプレイでは、マップの右端の方が都市の数が多いため、そちらにBf110Cを２ユニットとJu88A4を１ユニット向かわせて、マップ左端にはBf110Cを１ユニットとJu88A4を１ユニット、それぞれ向かわせました。ちなみにこの段階ではJu88A1だったかJu88A4だったかまではもう覚えていません。
ただ燃料が多いJu88A4の方が、大型機ユニットゆえの天候悪化を防ぐためにも都合が良いのは間違いないです。ちなみに爆撃機ユニットであるJu88A4にはウェリントン爆撃機への攻撃力はないのですが、反撃力があるためZOCが張れるのです。Bf110Cと共に挟んで、ウェリントンを逃げられないようにします。
とにかく、イギリス軍の爆撃機ユニットさえ始末できれば一区切りつきます。もうこの頃にはスピットⅠは全部撃墜できているはずです。ハリケーンやワールウィンド、デファイアントなどが飛んでくるようになったら、いよいよ航空ユニット群を編成して海を渡る準備に入ります。つまり輸送機ユニットのJu52g5e ２ユニットに親衛隊39をそれぞれ搭載し、１２ユニットの戦闘機Bf109EでJu52g5eの周りにZOCを張って守りつつ、少しずつ進めて行きます。
艦上急降下爆撃機のJu87C ４ユニットも随時配置して、先行する航空ユニット群を追いかけます。また３ユニットのBf110Cと２ユニットのJu88A4も、それぞれマップの右端、左端から呼び戻します。スピットⅠを全部始末したとはいえ、イギリス軍はハリケーンやワールウィンドなどを続々と生産して飛ばして来ます。こちらとしては、ドイツ軍の生産首都から見てマップの上方の、最短距離のイギリス軍の空港と都市を目指します。
私がプレイした時は、幸運にも天候が曇りだったので、難なく最短距離のイギリス軍の空港２つにJu52g5eを着陸させ、親衛隊39を降ろすことができました！イギリス軍の生産可能空港ではなかったので、工作車で耐久度も上がっておらず、無事に占領することができました！そして天候の回復を待って、最短距離のイギリス軍都市にいる40mmボフォースをJu87C ２ユニットで攻撃して始末し、空港の占領を終えた親衛隊39 １ユニットでその都市を占領しました。
とにかく２つもイギリス軍の空港を占領できたことは大きな前進です。とはいえ１２ユニットもBf109Eを抱えているので、空港は不足気味で、まだまだイギリス軍の空港を占領して手に入れたいところです。ですので２ユニットの親衛隊39を使って、３ヘックスずつ移動させながら、イギリス軍の空港を占領していきます。あと、最短距離にある、イギリス軍のレーダーには反撃力があり、航空ユニットの移動の障害になるので攻撃して始末します。
実は、イギリス軍のレーダーの内、始末しなければならないのは、最短距離にあるこの１つだけです。あとはイギリス軍の空港を占領して手に入れる度に、１２ユニットいるBf109E の補給・補充が楽になっていきます。またこのマップ、占領ユニットを生産できないのはイギリス軍も同じです。また占領ユニットの天敵である戦車ユニットなども生産できません。ですので、一度占領して運用していれば、空港と都市を奪回されることはありません。
私がプレイした時には、１ユニットの親衛隊39をイギリス軍の空港の占領に当て、もう１ユニットの親衛隊39でイギリス軍の初期生産首都の占領を目指しました。と言っても３つも生産首都が密集しているので、どれが一番始めの初期生産首都か分かりません。ですのでとりあえず最も占領しやすい生産首都の占領を目指しました。実はこのマップ、イギリス軍が40mmボフォースを次々と生産してくるのを一番恐れていたのですが、実際には航空ユニットを生産してきて、あまり40mmボフォースを生産してくることはありませんでした。
ですので、爆撃機のJu88A4の到着を待たずして、自力で親衛隊39でイギリス軍の生産首都を占領して行くことができました。もちろん都市と生産首都の耐久度は上げられていましたが、１２ユニットのBf109Eによる圧倒的な制空権の下では苦になりませんでした。その間、輸送機のJu52g5e ２ユニットは、ドイツ軍の生産可能空港に戻り、それぞれ親衛隊39を搭載して、爆撃機のJu88A4 ２ユニットと、戦闘爆撃機Bf110C ２ユニットとで、ミニ航空ユニット群を編成して、マップ上方の、４つあるイギリス軍の生産首都の占領に向かわせました。
さて３つのイギリス軍の生産首都が密集した区域の掃討ですが、さすがに終盤に近づくと40mmボフォース高射砲を生産されて、イギリス軍に粘られますが、２ユニットのJu87Cと１ユニットのBf110C、それから１２ユニットのBf109Eの20mm機関砲による地上掃射で、どうにか３つともイギリス軍の生産首都を占領することができました。なお、私はイギリス軍の生産首都が、マップ上方に４つある地域に移ってしまうことを怖れていました。
しかし実際には、３つ密集してあったイギリス軍の生産首都から見て、マップ左斜め上の方にある、１つだけ孤立した生産首都に移っていたため、非常に都合が良くなりました。なぜならこの生産首都には３つしか生産可能空港がなかったからです。その間にも先行して３つ密集した生産首都の占領を終えた親衛隊39 ２ユニットは、その周囲の残りの空港の占領に着手して行きました。おかげでBf109E、Ju87C、Bf110Cの補給・補充が楽になりました。
とにかく、心配なのはマップ上方の、４つあるイギリス軍の生産首都の占領でしたが、意外にもほぼガラ空き状態で、そこに到達するまでに大型機ユニットのJu52g5eとJu88A4の燃料が減り、それによって天候が曇りになっても、充分に占領可能でした。親衛隊39は生産首都の占領のための移動の途中で空港も占領できるので、燃料の減ったJu52g5eとJu88A4に燃料補給させることで天候を回復させてることができました。
１つだけ、94mmAA砲が配置されている、生産首都の占領のため、随伴したBf110Cと、占領した空港で武装変換して250kg爆弾を積んだJu88A4とで、94mmAA砲を攻撃して除去し、無事にマップ上方の４つのイギリス軍の移動先生産首都を占領できました。一方の１つだけ孤立したイギリス軍生産首都はというと、３つある生産空港を使って相変わらず航空ユニットを飛ばして来ますが、もはやこちらの敵にはなり得ません。どんどん撃墜して、最後になった、このイギリス軍生産首都の占領に備えます。
とにかくあとは残りターン数との戦いになります。私がプレイした時はまだ大型機ユニットの燃料が減ると、天候が悪くなるという原理を８割ぐらいしかわかっていなかったので、４つあるイギリス軍の生産首都の占領に向かわせた航空ユニット群を、イギリス軍最後の生産首都の占領に向かわせてしまい、天候が曇りになってしまいました。なので結論から言うと最後に１つ残ったイギリス軍生産首都の占領は、先に３つ密集したイギリス軍生産首都を占領した、親衛隊39 ２ユニットの内の１ユニットを、地上を移動させながら向かわせれば充分であるということです。
ちなみにもう１ユニットの親衛隊39も、先行する前述の親衛隊39のフォローに回します。そして最終盤、イギリス軍最後の生産首都から５ヘックス以内の、イギリス軍生産可能空港の１つを占領すると、当然のごとくイギリス軍は40mmボフォース高射砲をいくつも生産してきます！でも天候さえ晴れになれば、ドイツ軍の航空ユニットの総力を挙げて攻撃すれば、親衛隊39をイギリス軍最後の生産首都に突入させることは可能です。爆撃機ユニットのJu88A4によるＢ爆弾による援護がなくても、無事占領できました！
このバトルブリテンのマップを完勝でクリアした時は、なんというか不思議な高揚感がありました！攻略本にも屈指の難マップと書かれていたので、おっかなびっくりで慎重にプレイしましたが、意外にも難なくクリアできました！正直うれしかったです！前に別の投稿に書きましたが、私はエポック社のウォーシュミレーション・ボードゲームのBattle of Britain にのめり込んだ時期がありました。そしてその攻略のヒントを求めて、レン・デイトンの戦闘機 英独航空決戦という本を何度も読みました。だから感激もひとしおでした！
それなので、このキャンペーンモードでのプレイのあと、スタンダードモードでもバトルブリテンのマップに挑戦しました。かいつまんで攻略法を説明すると、このマップにはドイツ軍には初期配置されている擲弾兵39が２ユニットしかいません。そしてこのマップでは占領ユニットは生産できないので、とても貴重な戦力です。でもこのマップ、経験値０とはいえ、最初から全部で１１ユニットもの戦闘機のBf109Eが初期配置されているので、とても心強いです。
とにかく、１ターン目にやることは、爆撃機のJu88A1を使って、イタリア軍の生産首都とその周りの都市・空港をすべて爆撃して崩壊させることです！そしてドイツ軍のユニットの内、爆撃機のDo17Zと同じくHe111H2をすべて処分することです！そして生産可能ユニット数を確保して、工作車ユニットをたくさん生産します！これはこのマップが激しい航空消耗戦であるからです。そして、マップ左側に初期配置されている５ユニットのBf109Eをすべてドイツ軍生産首都付近に向けて呼び戻します。
レン・デイトンの戦闘機 英独航空決戦 をお読みになった方は知っておられるかもしれませんが、私のしようとしているのは、バトルオブブリテンの第３段階、すなわち戦闘機軍団(ファイターコマンド)の危機を、最初からやろうと思ったからです。つまりドイツ空軍が始めから、ドーバー海峡を渡るための最短距離にすべてのBf109Eを集結して、なおかつ戦闘機が護衛できる爆撃機の数を制限していれば、イギリス軍の第11戦闘機集団はドイツ空軍の猛爆撃にさらされることになるのです。
加えてこのバトルブリテンのマップには経験値０とはいえ、２ユニットの占領ユニットである擲弾兵39がいるのは大きいです。序盤、さらにもう１ユニットのBf109Eを生産すれば、キャンペーンモードでの私の攻略法をほぼマネできます。また６ユニットもJu88A1が初期配置されているのも大きな魅力です。早い段階でJu88A4に改良して、出番が来るまで空港で待機させましょう。燃料さえ満タンにしておけば、天候不順に苦しむことはないです。
Bf110はもうC型が生産できず、Bf110Dで戦うことになりますが、大丈夫です。またJu87は燃料96のJu87Rに改良します。とにかく、序盤です。キャンペーンモードと同じく、イギリス軍の航空ユニットが怒涛のように攻めてきます！でも、その間、工作車ユニットでせっせと都市の耐久度を上げていけば大丈夫です。また崩壊させたイタリア軍の都市と空港も工作車で修復させれば手に入ります。とにかく序盤の航空消耗戦さえ乗り切れば万事OKです。
注意すべきは１２ユニットのBf109Eのための空港の確保です。擲弾兵39を使って中立空港を占領していきますが、イギリス軍もワールウィンドなど地上攻撃力のあるユニットも飛ばしてきます。このマップ、バトルブリテンでは２ユニットの擲弾兵39はとても貴重です。ですので、経験値を稼ぐ意味も含めて、Bf110C またはBf110D、さらにはJu87Rを使ってでもZOCを張って、擲弾兵39を守るべきです。
そしてイギリス軍のスピットⅠさえ全部全滅できて、ハリケーンやワールウィンドが散発的に飛んでくるようになったら、輸送機のJu52g5eを２ユニット生産して、航空ユニット群を編成して、いよいよ海を渡ります。あとはおおむねキャンペーンモードの攻略法述べた通りにゲームを進めていけば良いです。親衛隊39ではないので、擲弾兵39はイギリス軍の空港と都市を１ターンで占領できないことが多いのですが、６ユニットもJu88A4がいるので心強いです。
特にイギリス軍の初期生産首都は耐久度が上げられているので、Ju88A4のＢ爆弾で耐久度を下げてから、擲弾兵39で占領すれば良いのです。２ユニットの擲弾兵39の内、１ユニットをイギリス軍の初期生産首都の占領に当てて、もう１ユニットを、時計回りにイギリス軍の空港の占領に当てます。親衛隊39に比べて若干手間がかかりますが、１つ１つ確実に占領していきます。そうして、密集して３つあるイギリス軍の初期生産首都をすべて占領できれば、一気にこのマップは下り坂です。
あとは、イギリス軍の４番目の移動先生産首都に、１ユニットの擲弾兵39を向かわせつつ、もう１ユニットの擲弾兵39はJu52g5eに搭載して、Ju88A4 ５ユニットと、偵察・援護のBf110Cとで、航空ユニット群を編成して、マップの上の方の４つの移動予定先のイギリス軍生産首都を占領します。
スタンダードモードでも完勝を目指したいので、もしも３０ターン以内にすべてのイギリス軍の生産首都を占領できない場合は、爆撃して崩壊させましょう。ただし、スタンダードモードとはいえ、すべてのイギリス軍の都市と空港を手に入れたいので、爆撃は最後の手段です。１つだけ孤立したイギリス軍の生産首都を占領して、完勝でこのバトルブリテンのマップをクリアです。
余談ですが、解けてしまえばこのマップ、難易度は高くないです。３ぐらい？ですかね。スタンダードモードもクリアした時は正直、拍子抜けしました。ともあれ、キャンペーンモードでこのバトルブリテンのマップを攻略したのは、エポック社のBattle of Britain で挫折したウップンを晴らした感じで気持ちよかったです！ですが次のマップ、シーライオン、これが予想外に難しかったです！その攻略法はまた次回に。ではまたお会いしましょう！
２０１８年７月１０日 火曜日
西尾敬吾