兄が障がい福祉施設に入所できなくなり
担当の相談支援専門員さんに相談しました。
近くに施設はないし仮に遠くで施設が見つかったとしても
65才になると介護保険への切り替えで4年後にはまた
施設探しをしなければならないと言う問題があります。
それに、遠くの障がい福祉施設に入所すると
兄が体調不良で入院になった場合
その施設の近くの病院に入院する事になる可能性が高く
家族が対応するにも負担が大きくなります。
この頃、私はうつ病でまだ辛い時期だったので
遠くの施設や病院・・・と想像するだけで不安が募りました。
兄の精神科の主治医は判断力の低下について
「精神疾患と言うよりに認知証と言うべきかも知れませんね」
と、言っていました。
介護保険は特定疾病であれば40才~64才でも認定を受ける事が出来ます。
主治医の話からすると兄は特定疾病の中の
”初老期における認知症” に該当し申請可能はずです。
そこで主治医に相談し承諾が得られれば
これを機に介護保険の申請を行い
介護保険施設の入所を検討した方が良いと言う結論になりました。
病院のケースワーカーさんに状況報告と介護保険認定申請について
相談した所「その方がいいですね」と同意して下さり
主治医にはケースワーカーさんから先に説明して頂けることになりました。
後日、私が主治医に合った時にはすぐに認定に必要な意見書を
”初老期における認知症” として書いて下さったので
すぐに市役所で認定申請手続きを行いました。
病院で認定調査を受け、結果が出るまでに施設を駆け巡り
状況説明し入所申し込みを行いました。
兄の入所先に選んだのは認知症専門棟のある介護老人保健施設です。
老人保健施設は病院から在宅に向けての中間施設となっている為に
本来の入所期間は3か月です。
実際は特別養護老人ホーム待ちで利用している方が多く
2~3か所の老人保健施設を転々とするケースが殆どですが
認知症専門棟では生活の場所が変わる事で症状が悪化する事を防止する為に
入所から看取りまで行います。
なので第一希望は認知症専門棟の老人保健施設
第二希望は普通の老人保健施設でした。
3か月でローテーションしているので早く空きが出て
入所が期待できますから。
入所しておいて特別養護老人ホーム待ちと言う予定です。
とにかく早く入所先を決める事が先決なので
グループホームと特別養護老人ホームは今回、除外でした。
親身になってくれた福祉課の方がいてよかったですね。
たまたま出会うのではなく
いつでも誰にでも親身に相談に乗ってくれる行政であって欲しいです。
じゃないと、心がない利益最優先の施設がはびこるのですから。