抗がん剤治療をすると必ず来る副作用があり、それと闘っていかなければなりません。
10月3日に第2回目の抗がん剤を射ってきました。
射ったその日から倦怠感に襲われ、それが1週間続きます。
やっと今日ブログを書けるようになりましたので今日はガンになってしまった後の悲惨な生活についてお話しようと思います。
僕の射っている抗がん剤はアバスチン(血が出やすくなる、腎臓に負担がかかり尿にタンパクが出る、血圧が上がる)とオキサリプラチン(手足・のどの痺れ、麻痺、倦怠感、やる気喪失、鬱病)と飲み薬のゼローダ(手のひら・かかとのアカギレ、口内炎)の3種類。
僕はオキサリプラチンの副作用が激しく、気温15℃以下の所にいるだけで手足・のどの痺れが始まりろれつがまわらなくなり、動けなくなるという状態が1週間続きます。
仕事をしたくても出来ないのが現状で生活は苦しくなる一方。
さすがにキツいです。
なぜこんなことになったのか
ストレスが原因
僕はスーパーの精肉コーナーでパートタイマーとして働いてましたが、職場の人間関係でかなり嫌な思いをしながら仕事をしていました。
そんな中、店舗の道路を挟んで隣にスーパーが建ち売上も若干落ちた頃、新店舗を建て引越しをする事になりました。
旧店舗の倍以上の大きさの新店舗…。
当然のこと仕事量もかなり増えることを予想していましたが、人が集まらず旧店舗の少人数のままで始めることになりました。
新店舗オープンに伴い上司も変わり厳しく細かい事をグチグチ言う凄く嫌な上司で、旧店舗のスタッフに対しての扱いは奴隷扱い。
出来ない仕事量を与えて「残業はするな!」
どうすれば効率よく仕事を出来るのかという指導も一切ありません。
辞めていく従業員達…残された従業員も更に苦しい状況下で仕事をしなければならない辛さから体を壊す者が出てきて、とうとう僕もガンに侵されてしまいました。
毎日罵声を浴びさせられ、ついにストレスが溜まりたまって酒を飲んだ勢いで器物損壊事件を起こし、もうどうでもよくなってしまったことも…。
嫁が夜仕事をしていたので仕事に行く時間になっても僕が家に帰れない事に怒りを抑えきれず会社に何回も電話をしてくることもありました。
そんなことが半年以上たった頃体に異変が出てきました。
ねぇ…もしかして貧血?
同じ職場で働くサービスカウンター担当の同級生と休憩時間喫煙室で一緒になったときの事。
僕は冷たいココアをいつも飲むのですが、紙コップで販売する自販機で買って飲んでました。
紙コップに氷が入り、そのあとシロップと水が注がれるタイプです。
必ず飲み干したあと残った氷を無意識でかじるようになっていたらしく、それを毎回見ていた同級生に「貧血なんじゃない?」と言われました。
何を言っているのか分からず「なぜ?」と聞くと…。
「貧血の人の大半は氷を無意識でかじるようになるんだよ」とおしえてもらいました。
貧血なんかになったことがない自分には全く無縁の話だと聞き流していました。
しかし、後に調べて分かったのですが貧血を起こしていました。
ある日、急に体が怠くなり息が早くなって来たので事務室に行って体温計を借りて計ると41℃の熱があり、すぐに病院へ行ってインフルエンザの検査をしました。
しかし、インフルエンザではないと診断されました。
貧血の件もあるし、何か体がおかしくなっているのでは…と不安になり、血液検査もしてもらいました。
そのときに、「腫瘍マーカーが高いんですけど、まれにこういうことありますから問題ないと思いますよ」と軽く流されてしまいましたが、この時既にガンに侵されてしまいました。
なぜお腹が痛いんだ!?
平成27年6月の初め頃、腹痛がたびたび起きるようになり、便も出たり出なかったりしてガスが溜まってお腹が張るようになりました。
痛くなってもすぐ治まるので普通に仕事に行き普通の生活をしていましたが、16日の朝起きて子供のお弁当を作ろうと起きたのですが怠くなり座ったら立てなくなりました。
貧血です。
夜遅くまで仕事をしてきて爆睡している嫁を何回も呼び、異変に気づいた嫁が起きてきて「どうした?もうこんな時間じゃない!」と言った時には既に7時をまわってました。
「動けないんだ…腹もメッチャ痛いし…病院へ連れていってくれ」と頼んですぐに国民健康保険病院へ行き検査をしたのですが、ウチでは手に負えない可能性が高いので隣町の日本赤十字病院へ行ってください!と言われました。
激しい痛みが陣痛のように等間隔で襲ってくる中車で27kmも離れた病院へ向かいました。
信号待ちの時間がいつも以上に長く感じ、イライラしたのを今でも忘れられません。
病院に着いたのですが車を駐車禁止区域に乗り捨てすぐに受け付けに…。
当然のこと車は警察に見つかり罰金を払う羽目になりましたが、そんなこと言ってられませんでした。
もう一人では歩くことも出来ない状態で処置室まで車椅子で行きました。
ベッドに寝て待っていると数人の先生が集まってきて外科の先生から順番に説明がありました。
まず、何が起きているのかです。
「腸閉塞(ちょうへいそく=腸管が詰まりそこが破裂したり壊死したりする病気)を起こしてます。腸管が詰まった原因は恐らくガンの腫瘍です」とあっさりガンと告知されました。
その後、人工肛門の専門医が「付ける場所のしるし付けますね♪」とマジックでお腹に○印書いて去っていきました。
ガン?人工肛門って…
この続きはまた明日にしますね。
抗がん剤の副作用が酷く少し休みたいです。
また明日書きますのでお待ちください。