かしこいカレーの作り方

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ガスが止まった。

2011年08月19日 16時00分52秒 | 雑談
ガスが止まった。


盆休み最終日、チャーハンでも作ろうかとご飯を炊いて野菜を刻んで、フライパンをガスコンロに掛けた時に気が付いた。
その日暮らしの自転車操業をしている訳ではない私にとって、それは衝撃的であった。
ボールに盛った刻み野菜を前に、フライパン片手に思考停止状態である。


料金滞納という言葉が脳裏をよぎったが、それはあり得ない。
何故なら盆休みの帰省を終えて帰宅した私を最初に出迎えたのが、ガス料金の請求書だったからである。
晩飯のビールを買うついでにコンビニに寄り、地方銀行もクレジットカードも対応してくれない気の利かないガス業者に、コンビニ払いで振り込んである。
その請求書の「先月滞納金」はゼロ円で、問題なく振込完了できた事から見ても、滞納したわけでも振込が遅れたわけでもない。
いい加減、左手に握ったフライパンが重たくなってきたので火の着かないコンロに置きつつ、他の可能性を考えた。


はるか古い記憶、アパートに入居した1年半前に、ガス業者が言っていた事を思い出す。

「停電があった場合、安全のためガスの供給を停止します。屋外メーターの復旧ボタンを押してください」

エプロンもそのままに部屋を出てガスメーターの扉を開けた。
表示窓には「ガス止」とあり、復旧ボタンを押せ、という簡素なタグがガス管にぶら下げてある。
それを押すために内扉を開けたところ、別のタグが出てきた。

「ガス閉栓中。開栓時はご連絡ください。当社との契約、機器の調整が必要です」

つまり、機器トラブルでガスが出ないのではなく、供給されていないという事になる。
改めて料金滞納という言葉が脳裏をよぎったが、警告も催促もなしに元栓を閉めてしまうものだろうか。
いや、私は料金滞納をしていいない。


とりあえず機器の扉を閉めて部屋に戻った。
「閉栓中」のタグを外して持って帰り、そこに記載してある電話番号に掛けてみた。
私が事情を話すと相手も慌てており、至急伺うと言って通話を終えた。


結論から言うと、ガス業者のミスであった。
盆休みで私が帰省中に、隣の住人がアパートを引越ししたらしい。
当然ながら引越し手続きの中にはガス停止も含まれ、ガス業者が隣の部屋の元栓を締めるつもりで私の部屋のガスを止めてしまったとのこと。
作業に来てくれた業者のオジサンは、平謝りである。
その場でガス機器が正常に動く事を確認して、私の台所事情は平素に戻った。


日頃から「何か面白い事はないかな」が口癖の私であるが、こんなイベントは御免である。