時事ネタ３連発！！！その１７・１８・１９

『信じない　政府の迷走　最底値』

(解説)
麻生内閣の政策で支持率と株価が急降下したことを詠っています。

『緑（あお）消えて　車企業も　赤信号』

(解説)
世界的な景気後退の影響をもろに受けた格好の自動車メーカーを詠んだ詩です。

『法の人　サギに手を貸し　カラス色』

(解説)
先日発覚した家庭裁判所書記官の偽造判決文の問題を詠んでいます。詐欺と鷺を掛け、鷺の白色とカラスの黒色を掛けています。

その１６

『売り切れの　バナナで寂しく　モーニング』



(解説)
バナナが大好物なカズオさん。一時、朝バナナダイエットがブームになった時、いつも嘆いていたのを覚えています。今でも朝の食卓にバナナが無い時は寂しそうな顔をしています。その切ない気持ちを詠っています。

その１５

『年の瀬に　介助で爪切る　息子嫁』



(解説)
カズオさんの爪切りは息子嫁ご指名なんです。日頃の気持ちに感謝を込めて作った詩です。

時事ネタ３連発！！！その１２・１３・１４

『値崩れは　テレビも利益も　薄くなり』

(解説)
薄型液晶テレビで有名なシャープの生産ライン閉鎖発表をラジオで聴いて詠みました。

『あれこれと　今年は変です　何もかも』

(解説)
今年の漢字は「変」に決まりましたね。その「変」を取り入れた詩です。

『変ですか　今年の漢字は　変ですよ』

(解説)
「変」を取り入れた詩その２です。

その１１

『饅頭は　介助要らぬと　すまし顔』



(解説)
食事は全介助のくせに、まんじゅうなどの好物は、介助なしでも食べられるカズオさんのちゃっかりしたところを表現しています。

その１０

『今日もまた　家族介助で　湯のけむり』



(解説)
お風呂上りに軽く全身を拭いて車いすに座ってもらうんですが、いつもその瞬間至福の喜びを感じているそうです。その気持ちを詩にしています。

その９

『失いし　光に心の　ルミナリエ』



(解説)
盲目になり、全く光を感じることのないカズオさんですが、川柳を作るという楽しみが増え、心の中に希望の光が差し始めた嬉しい気持ちを、ルミナリエに例えて詠んでいます。

その８

『あたたかさ　入浴介助で　より高く』



(解説)
カズオさんのお風呂はいつも二人がかりで介助しています。人と湯船の温かさを掛けた詩で感謝の気持ちを表してくれているそうです。

その１４

『窓の露　介助で鍋物　冬の味』

(解説)
寒さが身に凍みる今日この頃、夕食時に登場回数が増える鍋料理。目が見えていた頃の窓に結露ができる様子を思い浮かべながら、美味しい鍋に舌鼓を打つ様子を詩にしています。

その７

『水飲んで　さらば便秘と　水流す』



(解説)
カズオさんは便秘気味な時に水分を多めに摂ります。そんな後にすっきり快便した気持ちを綴っています。

その６

『歩一歩（ほいっぽ）　願いの掛け声　リハビリで』



(解説)
もう一人で歩くことはできないかもしれないが、望みを捨てず歩行訓練に励むカズオさんの気持ちを詠っています。

その５

『冬の夜　湯豆腐喜ぶ　総入れ歯』



(解説)
総入れ歯のカズオさんは硬いものが食べれません。寒い日の湯豆腐は柔らかくて温かく、とても喜んでくれています。

その４

『冬を斬る　木枯らしの悲鳴　窓の外』



(解説)
カズオさんが寝ているベッドのすぐ右横に窓があります。盲目のカズオさんはいろんな音を耳で感じながら情景を思い浮かべているようです。

その３

『リハビリで　悲鳴上げても　明日に夢』



(解説)
毎日リハビリを頑張っているカズオさん。「あ～！」「う～っ！」「痛い～！」と悲鳴を上げながらも、トイレまでの自力歩行を目指しています。

その２

『いい薬　頑固な便秘も　スルッと肛門』



(解説)
カズオさんは毎食後と寝る前に下剤を飲んでいますが、その効果があってか、快便した日はとてもご機嫌です。