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 言わなければよかったのに日記

谷間の学校

 全国学力テストの結果発表がありましたが、熊本は不参加に近かったので、あんまり関心もありませんでした。
 ところで、このブログにはカテゴリーがあります。あんまり気にもしてなかったので(日記)ばかりになっていました。これからは(旅行)(歴史探偵)(教育)も気にしながら書いてみようと思っています。基本的には(日記)なのでほとんどになるでしょうが。その日のカテゴリーのことばかりの話題ではなく、そのカテゴリーが中心にというスタンスでいきます。
 
 さっそく今日は(教育)です。片付けしている中から本をコピーしたものが出てきました。昭和31年発行の『谷間の学校』という小説です。作者は三上慶子さん。何処にあった本をコピーしたのかよく覚えていません。たぶん、相良の学校だと思います。
 小説の舞台が、上村小中学校の八ヶ峰分校なのです。戦後の混乱している山中の分校のことがほぼノンフィクションのように書かれている小説❓です。三上さんとお父さんの二人しかいない分校。上村の学校なのに宮崎・飯野から行き来しておられたようです。私が知っているのは、むろん上村から白髪岳を越えていけるということです。
 この小説でへき地教育の課題なことが後書きに述べられています。
『しかし、へき地の学校の持つ、交通不便という最大の欠点のために、そのほんとうの姿は・・・一般に理解されることはほとんどない。私がこの本で追求したかったのは、その点であった。』また、私もそうであったように、へき地校には3年ほどしか勤務しないということです、そのことを『いま、八ヶ峰の山の人々は、(今度はどんな先生が・・・)という、不安と希望のないあわさった気分を、毎年、人並みに味わっているのである』

 今やへき地校と呼ばれる学校は少なくなりました。交通不便さも減少しました。ただ少人数化、統合の問題は引き続きなようです。万江小学校ではできうる限りそのことを払拭するかのように教育活動が為されています。子供や親さんや先生たちの頑張りです。地域もとても共働的です。へき地校や小さな学校だからこその教育の原点があるように思われるのですが。

 今日の天気()
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