かやもり農産のブログ

身体にも心にもおいしいお米を
   そんな思いで気づけば20年・・・
      有機米「あきたこまち」の生産・販売

今日から田植え!

2016-05-23 19:51:47 | 日記
かやもり農産もついに今日から田植えが始まりました。

















大潟村の中の他の農家に比べればだいたい10日ほど遅い田植えです。





田植え直前の苗です。
















約3.5葉程でまさに適期ですね。





代かきも同時進行でやっていきますよ!




農業体験

2016-05-12 21:31:10 | 日記
昨日、今日と東京の中学生がかやもり農産の田んぼに来てくれました。






その学校の修学旅行で東北を回るルートに大潟村を選んでくれまして、そこで農業体験するというもので、かやもり農産がその受け入れ農家の一つとなりました。





意気込んで当日を迎えましたが初日は生憎の雨、二日目も雨で土がかなりぬかるんでいて残念ながら両日とも作業をさせることができませんでした。






代わりに農業機械やハウスの苗を見せて、一つ一つ丁寧に説明し、だまこ鍋を食べてもらいました。










農作業らしい農作業をほとんどさせてあげられなかったのですが、だまこ鍋を「美味しい」と言ってくれてそこだけは良かったなと思ってます。






もしまた秋田に来ることがあれば気軽にかやもり農産を訪ねてほしいですね!

肥料撒き

2016-05-08 20:25:47 | 日記
これから田植えをするにあたって苗が丈夫に育つように稲のご飯にあたる肥料を撒きます。





まずうちの肥料ですが、原材料に米ぬか、鶏糞(採卵用)、有機用ボカシ肥料をメインに使用しております。






年によっては他にも入れたりします。






さてこれを用意するのは前年の6月頃から。






手に入ったものから順次発酵させていきます。






発酵させる期間は6カ月以上にしています。






充分発酵させて撒く直前の肥料がこちら










ほぼ粉状ですが、たまに塊が見えますよね?





このままでは肥料を撒く作業機に詰まってしまいます。





なので一回塊をなくすため全て粉砕する必要があります。





それがこのクラッシャー。











年季が入っております。





このクラッシャーには肥料を入れるホッパーが付いていて、ホッパーにはバケットを付けたフォークリフトで入れていきます。









砕かれた肥料はベルトコンベヤーで運ばれフレコン(でっかい袋)に入ります。





ちなみにフレコンを広げ支えているのもフォークリフトです。

なので肥料をフレコンにつめる作業はフォークリフトを2台フル活用します。





さて肥料の詰められたフレコンですが、これをどんどん作っていきます。











のべ50~60袋ほどになります。





これで肥料が田んぼに撒ける状態になりました。






そしてこの肥料を袋に詰めるという作業、これが一年で最もつらい作業なのです。





何がつらいかというと、粉っぽいものをさらに粉っぽくして袋に詰めていくわけですからそれが小屋の中に舞って充満するわけで。






こんなものを装着してたりします。








これが無いと、鼻水が真黒になります。笑






ちなみに目も保護したいところですが、保護メガネを付けるとメガネに肥料がくっついて何も見えなくなるので裸眼で作業します。





これを書いている間も実は目がしぱしぱしてます。笑





さて、肥料をフレコンに詰めたら後は作業機に入れて撒くだけです。






これが撒いている様子。








この作業機を「ライムソワ―」といいます。





なんかカクテルの名前みたいな感じですが立派な農作業機械です。





元は石灰(ライム)を散布(ソワー)するものでしたが、粉状のものだけでなく現在では粒状のものでも使用されています。





広い面積を均一に散布できるのが特徴です。






これにユニック(トラッククレーン車)を使って肥料を入れます。





撒いている間もやっぱり肥料が舞いあがっていくのでトラクターにキャビンがあって本当に良かったです。





後ろから見ると舞い上がる様子が良く分かります。







明日も引き続きやっていきますよ!

レベラーがけ

2016-05-07 19:31:18 | 日記
とっても当たり前ですが水田では水を張りますよね?




そして水は張るけれど深さは大体10cmで深くても15cmとそこまで深くありません。





そうなると大切になってくるのが水が均等にいきわたるように、しっかりと均平をとらなければなりません。





ある場所では盛り上がったり、ある場所では凹んでたり、または全体的に傾いていたりなどすると困るわけです。





特に大潟村では2ヘクタールを超す田んぼもあるので、ほんのちょっとした傾斜でも問題になってきます。





そして「田んぼってそんなに傾斜するものなの?」と思うかもしれませんがするものなんですよ。





土質が柔らかい場所があればそこから土は動きやすいですし、近くに建物など重いものがあったりで地盤沈下が起きていたりします。





他にも暗渠後で低くなったりなど利用は様々ですが、高低差はどの田んぼでも少しずつ生まれてくるものなのです。






なので一つの田んぼにつき何年かに一度は均平をとる作業をする必要があります。






その作業をレベラーという作業機で行います。






トラクターにレベラーを付けた様子がこちら










このレベラーで土を高い所から低い所へ引っ張っていきます。





では高い所や低い所や低い所はどうやってわかるのか。






それにはこいつを使います。













この上の部分の黄色い機械がレーザー光を水平に飛ばします。





それを作業機に付けられている受光機(作業機から上に飛び出している黄色い物体)で受けます。






すると受光機が光より高いと作業機は勝手に下がり、光より低いと作業機は勝手に上がります。




こうすることで高い所に行けばレベラーのブレードが地面に刺さり土を引っ張り始め、低い所に行けばブレードが地面から離れて土を置いて行きます。




このように高い所から低い所に土を運んでいきます。





そして高い所と低い所を何度も行き来して均平をとっていきます。





このレベラーがけの前に準備のため一回起こしてるのですが、レベラーがけをすると圃場全体を踏み固めてしまうためもう一回起こします。





起こしてしまえばあとは水を入れて代かき、苗もだんだん大きくなって来ていよいよといった感じですね!

ぐんぐん伸びる

2016-05-03 21:52:06 | 日記
種まきからもうかれこれ1週間が過ぎました。





さて苗はどうなっているでしょうか。












うっすらと緑色になってきましたね。





これは1日目に蒔いたハウスです。






ちなみに上の写真は朝撮ったものなんですが、午後になってから種まきをした日が1日違うとどうなのかという事を記録しようと思い改めて1日目のハウスに入ってみると・・・












緑が濃くなってる!






実は写真で見て初めて、この短時間で変わるという事を実感しました。







何事も記録してみるものです。








さて、では実際に種まきした日が1日違うとどこまで違うのか見てみましょう。





これより、上が1日目で下が2日目です。


















まず全体の緑の量が違いますね。





では苗を間近で見てみましょう。













1日目は葉っぱが広がっているのがわかるのと思います。






では根っこも含めて見てみましょう。















1日目は根っこの方が長いですね。



ちなみに根っこが下で曲がりくねっているのは、苗箱の底まで到着しそこから横に伸びているからです。





2日目の写真の苗はまだまだこれからという感じですね。





このまま順調に育っていってほしいですね。