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カヤックフィッシング全般、販売カヤックや艤装や操船テクニックなどの情報に加えてカヤックフィッシングの実釣報告を連載。

Kayak Fishing講座(2)キスの攻撃的な流し釣り カヤックの機動性を最大に生かせ!

2011年08月24日 | Kayak Fishing講座
アンカーを打って釣る、キス釣りの基本ですが、効果的な釣り方は「流し釣り」。

パラシュートアンカーは便利なのですが、周辺にいる他のレジャーボートやジェットスキーが多い場合は、邪魔。

そこで、お手軽な「流し釣り」を紹介。

準備: 竿尻を挟める少し大きめの洗濯バサミと太目の尻手スパイラルコード。フックの一方を洗濯バサミのスプリング部分に、もう一方はコックピット内のアイレッツなど固定できる場所。

1)パドルをひざ上に置いて、アンカーロープの束の反対舷に仕掛けを下ろし、着底したらさらに2メートルぐらい道糸を出して、竿先を前方足先の海側にに出しておく。

2)道糸を見ながら、錘が引きずられて居ることを確認し「のんびり」とゆっくりパドルを漕いで、ゆっくり歩くスピードで適当な目標(とりあえず、岸側と進行方向の遠方の目標物を決める)に向かう。

3)キス独特の豪快な当たりが出たらアンカーを下ろす。

4)アンカーの効きが出る程度にロープを出して、パドルを「バック操作」して、アンカーロープを張る。アンカーロープを固定。

5)リールを巻いて、キスを回収。運が良ければ一荷釣り!

6)アンカーを打った周辺にはキスの群れが居るので、周辺を探る。置き竿にしないこと!軽く投げて、竿先を引くようにして30センチ程寄せてはリールを巻く操作を繰り返し、当たりを取る。前当たりの変化を竿を持つ手に感じたら、7秒ぐらいじっと待つ。キスが急に走るか、少し大きな当たりを出すか、状況は様々。この合わせのやり取りがキス釣りの醍醐味です。

7)周辺からキスの当たりが無くなったら、移動し1)~6)を繰り返す。

キスの溜まっているポイントは嵐でも来ない限り変わらないので、「山立て」で大よその位置を記憶しておく。キスの好むポイント、基本は駆け上がり。潮流も好みがあるのでしょう。そうしたポイントを探すのも楽しい。

この釣り方をするとアッと言う間に大漁間違いなし。キスをさばく腕と相談して、釣る量を各自で決めてください。2キロを超えると、プロの私もキスさばき、ため息が出ます。

「写真は新潟市五十嵐浜での今年のキス2.7キロ」



Kayak Fishing講座(1)砂地でのマッシュルームアンカーの打ち方

2011年08月24日 | Kayak Fishing講座
砂地でアンカーを打つときの基本:

アンカーの種類: マッシュルームアンカー 3 kg
アンカーロープ: ナイロン金剛打ち6 mm
ロープ長: 推定水深の2倍 

1)アンカーロープはアンカー側のロープが上(出て行くロープが上)なるように輪を描くようにまとめておく。
2)アンカーロープ上には物は置かない。

水深が分かるように、2.5メートル、5メートル、7.5メートル、10メートルの位置にマジックで目印をロープにしておく、アンカー側から1本線、2本線、3本線、4本線と線の数で長さを識別すればよい。

出すアンカーロープ長は「水深の1.5倍」の原則

風が強く流されやすいときは水深の3倍ぐらいとったほうが、海底の変化に対応できる。図のAの長さでは水深に変化が無い場合は問題が無いが、急な駆け上がりになるとアンカーリング角度が鈍角になりアンカーが効かなくなる。Bのように最初から十分にアンカーロープを出しておけば、海底の変化に対応可能で流されることは無い。平水の場合は、「水深の1.5倍」の原則どおりで十分。アンカーロープが長く出ていると移動時に面倒なので、基本は必要最低限にする。