勝秋雄太の放談室

当面は口腔癌治療体験と闘病記を中心にして載せていきたいと思います。

口腔癌闘病記・続2

2010-04-30 23:05:29 | 健康
2009年の闘病状況

 今年で手術後3年目になる。体重は50Kg前後で、あまり増えてはいない。食事は左下側に唯一残っている奥歯とそれにかぶせた部分入歯がたよりで、なるべく柔らかいもの中心で食べている。野菜などはできる限り細かく刻み、リンゴなどはすりおろすとか、薄く切るとか、とにかく、手間のかかることおびただしい。まあ、命が助かったのだから贅沢は言えない。水やお茶などは注意すれば、のみこみに問題はない。医師からは、肺炎を起こさないように注意をするように言われているので、風邪をひかないように気を付けている。

1/28 G研定期健診(胸部レントゲン);呼吸器内科、O医師の所見では「右肺上部に炎症あり」という。詳細を確認のため、造影剤使用のCTをとることになった。

2/9 CT(造影剤使用);以前の画像と全く変化なく、問題なし。やれやれ、助かった。いつ転移が起こるか分からないという心配があるものだから、気がもめる。

1/30 緒形 拳さん逝去。私の好きな俳優が一人亡くなった。テレビドラマ「風のガーデ ン」を思い出す。平原綾香さんの歌う「カンパニュラの恋」を聴く。ご冥福を祈る。

2/20 76才の誕生日。無事に迎えられて、G研の医師、看護師はじめ、周りのすべての人たちに感謝です。元、勤務していた会社OB会から喜寿のお祝いを頂く。いつまでもお世話になります

3/18 G研定期健診;異常なし。

4/9 S大歯科病院;マウスピースの調整。チタンプレートの破壊後、夜間は常に装着して寝るように指導を受けている。マウスピースの構造は上下の歯が正常な位置でかみ合うように作られていて、上はややきつめに、下はややゆるめに調整してもらっている。朝、起きてはずす時に下が簡単に外れたほうが、下顎に無理な力が掛らずに済むので安心である。

4/16 今日から近くの整形外科の指導でメディカルフィットネスを始めた。長期の入院で筋肉がかなり減少してしまったので、ふつうの状態に戻すべく努力してみることにした。健康維持のためにもこれだけは継続したいものである。

6/17 G研定期健診;頸部CT(造影剤使用)、異常なし。

9/16 G研定期健診;頸部CTと肺レントゲン、いずれも異常なし。駅までの帰途、何とも言えない恍惚感に襲われた。この表現は適当でないかもしれないが、何とも表現しようのない不思議な感覚である。口腔癌手術後、満3年になることが関係あるのかもしれない。これで、あと20年は生きられるような錯覚さえ浮かんでくるような。しかし、一般的には5年間は要注意といわれているから、油断は禁物だろう。

最近は、体調も良いのでネット将棋を再開したがR=248と好調である。戦績はこのへんが最高で、時々、15級に墜落する。さすがに、最近はそれは少なくなって大体、14級の中で上下している。

12/16 G研定期健診;胸レントゲン及び頭頸部CT  右肺上部に白い斑点増加。結核の恐れありとのことで、痰検査を行ったがマイナスであった。血液検査のため採血をする。

12/25 胸レントゲン;白い斑点は前と変化なく問題なしとのこと。血液検査結果は、マーカーのCRP=0.1で、全く問題なし。

白い斑点については、古い結核の跡だというが結核に感染した履歴はないので納得できない。感染に気がつかずに治癒していたのか? そういうこともありうるのか。

これで今年も何とか、無事に乗り切ることができそうだ。病院の先生方、家族のみんなに感謝、感謝、感謝です。どうか皆様、良いお年をお迎えください。



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