名古屋市の木は楠です。
地図を頼りに辿りつきました。
調べてみると、有名な巨木は身近なところにまだまだあるようです。
もう25年以上も前になりますが、大学受験のために名古屋から近鉄に乗っている最中、鈴鹿を少し南に下った辺りで、車窓から不思議な光景を見ました。
一面の田園の中にポツンと佇む巨木。
その当時はインターネットなんてものもなく、見知らぬ土地の巨木を調べる手段などなく、かと言って図書館などで本気で調べるほどの熱意もなく、しばらくは「不思議な光景だなぁ…。」くらいにしか思っていませんでした。
その後、津で大学生活を送るようになり、地元出身の友人なんかもできると、近鉄電車から見える巨木が「長太(なご)の大楠」と呼ばれる、樹齢1000年を超える木であることを知りました。
「そのうち根元まで行ってみよう」と思いながらも、結局行かないまま今に至りますが、先日、同窓の同僚と話をしている中で何故か長太の大楠の話になり、「最近、GNで出かける先もマンネリになってきたから、長太の大楠を目指してみるのもいいかな」などと思っていました。
これまで、巨木といえば、チャリでツーリングの最中に立ち寄った「月瀬の大杉」と桑名で働いていたときに勤め先の近くにあった「太夫の大楠」、曰く付きの噂のある「東片端の楠」くらいしか知らなかったのですが、長太の大楠の話をきっかけに、ちょっと巨木に興味が湧いたので調べてみました(調べる中で「東片端の楠」の祟の噂はガセだということもわかりました)。
知らないだけで、有名な巨木って結構あるものですね。ネットのおかげもあり、いろいろ調べることができました。
で、GNで近場の巨木を巡ってみるのもいいかなと思い立ち、第一回として、自宅から数kmのとこにある「村上社の大楠」に行ってみることにしました。
地図を頼りに辿りつきました。
閑静な住宅街の中にズドンと佇む大楠。結構な迫力です。
村上社という神社なのですが、鳥居はあるものの、小さな祠があるのみ。
大きな木の下に立って、見上げるのって、なんかいいですね。生命力に感動するというか、エネルギーをもらえるというか…。
そういえば、何年か前にお伊勢さんにお参りに行った時に、境内の大きな杉の木を見上げた時にも、そんなことを思った覚えがあります。
調べてみると、有名な巨木は身近なところにまだまだあるようです。
また時間を作って、いろいろ回ってみようと思います。
ではまた。