と言っても、私は料理ができないので
自分の食べたい料理をネットで調べて
工場の開発担当の方に相談して
調味料の配合を考えていただきました。

そして作った調味液を
美味しいって皆が言ってくれて

そこに通りかかった
工場の人が、

どれどれ、
うん、美味しいね!

開発者に俺の名前も入れといてよ!
と言って去って行きました。

えーー!本当ですか!
やったーー!嬉しい!!
そして、なんてカッコいいんだー!
と飛び跳ねてしまいました。

なんだ、この止まないドキドキは?
美味しい、って、
自分の名前も入れてって
まるで告白されたようなドキドキ。
恋か?
いい年して、はしゃいで、
いかんいかん。
お恥ずかしいことです。

そして、出来上がった缶詰は
それほど美味しくないのでした。