青二才のスモールトーク

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人型ロボットの危険性(3)

2008年06月15日 16時42分54秒 | 科学、技術
 ロボットをなぜ人型にするかというと、人間が普段暮らしているインフラが、当然人間に合わせたものになっているので、それに合わせて、不自由無くどこでも移動できるように、という考えがあるようです。人間の生活の補助をするのなら、必要になってくる能力ですね。さらに加えて、ロボットのパワーも、人間と同等か、それ以上のものをつける必要があります。今、かなりいいペースで人型ロボットが発展しているので、何年後か知りませんが、そういう人型ロボットが、町中を当然のように歩く日が来るんだと思います。

 そんな中、ある日突然、人型ロボットが言うことを聞かなくなり、人間を襲い始める、なんていう事態はフィクションの中だけでしょうか。映画で言えば、「アイ,ロボット」という映画が一番近いです。あと、「マトリックス」や「ターミネーター」などの世界観も、結構近いものがあります。要するに僕は、このような作品に表されている事態に、本当になるんじゃないかと心配しているんです。

 そんなわけないだろ、という人は多いでしょう。しかし、もし誰かが、自分の人型ロボットに、ちょっとした細工をしていたとして、それがわかるでしょうか。前回言った通り、わからない人がほとんどだと思います。また、今爆発的に普及している「インターネット」があります。当然、人類共生型の人型ロボットもそれに繋げるようになるでしょう。そうなると、インターネット経由で、ウィルスなり、セキュリティーホールなりを使って、同時に支配することが容易になります。いまでこそ、パソコンが情報を扱う物で、物理的動作をほとんどしない物なので、情報漏洩はあっても、人的被害はないですが、物理的動作することがメインの仕事であるロボットが、異常な動作をするようになったらどうなるか、想像がつくと思います。

 もちろん、そうならないために、技術者がいるんだ、と技術者魂を見せつけてくれる意見もあると思います。それはそれでとてもいいことだと思いますが、100%ではないですよね。だから、大事なのは、このような事態が起こりうることを、すべての人間が知って、みんなが常に気をつけるようにすることです。そうすれば、いざという時に、適切な判断が出来ると思います。

 でも実は、僕は、心配な気持ちの反面、そのような事態が来てほしいとも思っていて、複雑な気持ちなんです。なぜかというと、一家に一台レベルで普及した人型ロボットが、すべて敵になり、人類を襲ってくるわけです。一歩町へ出れば、すぐさま人型ロボットとの戦闘になり、それを倒しても、またすぐに他のに出くわす。時には、何十、何百ものロボットが向かってくるわけです。まるでよくあるRPGゲームや、アクションゲームや、「無双」シリーズのようじゃないですか。ただ、無双よりも一体一体の強さはずっと上ですが。
 なので、そのおかげで、24時間いつでも、自分が死ぬまで、半永久的にロボットとの白兵戦を楽しむことが出来ます。こんな楽しい人生なら僕は、一体目の敵に殺されても悔いはないです。

 しかし、一つ問題があります。それらの人型ロボットは、ただ単純な「機械」であって、生物でないから、戦いが楽しめるんですが、もし、人間並みの「知能」と「意識」を持つA.Iが発明され、それによって、ロボットが反乱した場合、事情は複雑で、あまり楽しめないことになってきます。そのようなA.Iはまだまだ当分実現できないので、ロボットがある程度普及した未来でも、そんなものは存在しないと思うんですが、万が一そうなったら、どうするかは、とても難しい問題です。

 結局、大事なのは、繰り返しになりますが、一人一人が、よく気をつけて、正しい知識をつけて行動することですね。「心」がある人型ロボットが現れたら、そいつの意思をどうするかは、僕の中では、結論が出ていません。みなさんも、気が向いたら、ちょっと考えてみるのもいいと思います。


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