勉強法を学生時代のことを思い出しながら書きましたが、私の場合、会社員になってから
の方が、何かと気付くことが多かったので、今回は、会社員時代に気付いたことを書きま
す。
私は会社員時代、営業を主にしておりました。が、デスクワークも非常に多かった。
学生の時と明らかに違うのは『期日』です。
社会に出ると、『信用』が全てです。『信用』を失うと、人間の価値まで低く見られかねま
せん。その『信用』を築くために、最も大切なものの一つなのが『期日』を守る、という
ことです。
迫り来る期日。それと必死になって戦います。だから、速さが要求されます。しかし、速
いだけでは誰も認めてくれません。正確さが備わってなければなりません。
『早く・正確に!』
これが絶対に必要です。
必要に迫られると、人間というものはいろいろ工夫をします。今になって考えると、勉強
にも活かせられるものが多いので書いておこうと思います。
机の上には寸分のくるいも無く決まったものを置く
シャーペン、ボールペン、消しゴム、筆箱を決まった位置に置きます。使っても必ず元の
位置に戻します。
使った後に適当なところに置くと、次に使う時に必ず書類から目を離し、探さなくてはな
らなくなります。
ちょっとした時間ですが、それも時間のロスです。目を離すことで正確性も落ちます。
それと、何度も何度も探すことが続くと、ストレスとなり、疲労が倍増します。
みんなが自習しているところを見ていて、既にこれが出来ている人がいます。素晴らしい。
しなければならないものを順番に机の上に積み上げ、右から左へと受け流す
どんなに頭の良い人でも、一度に考えられるのは3つくらいまででしょう。
ひとつの仕事に集中しながら、次のことまで考えていては、集中力が落ちます。
だから、予め、考えなくて良いように、物質を積み上げておくことで、「自分が次に何をし
なければならないのか」を分かりやすくしておくのです。
こうすれば、次の仕事と残りの仕事が目に見えるので、考えるという作業をせずに、落ち
着いて仕事に集中できます。
そして、終わったものは左側に積み上げます。右側が少なくなり、左側が多くなっていく
と、充実感と満足感が増えていき、嬉しくなります。これも良い仕事をするちょっとした
工夫ではないでしょうか。
やらなければならないことを箇条書きにしておき、消し込んでいく
やるべきことを消し込むことで、忘却を防ぎます。それと、消し込む瞬間に、上に書いた
ような感覚を覚えます。
無駄な動きを少なくする
勉強するにも仕事をするにも「準備・段取り」が必要です。「あぁ、あれが無いわ」って言
って、イチイチ席を立っていたら、体が疲れるだけで、仕事が進みません。体が疲れたら、
「何かめっちゃ頑張ったわ」と、妙な充実感が生まれますが、充実感の割には、何も進ん
でいません。
仕事・勉強を始める前には、必ず、何が必要かをよ~く考えて、準備してから始めます。
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今、思い出せるのはこんなとこですか・・・。
要は、体の動く量を最小限に抑え、一度に考える量を少なくすることが、仕事も前に進み、
ストレスも少なくて済むということです。
私の話ばかりもなんですから、もし、紹介したい勉強法をお持ちの方。大人・学生問いませ
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