新年度になり、私が担当する各学年の「凝念」が始まり、月初の一貫中学生に続いて昨日は高2生に実施いたしました。「凝念」とは本校ならではの特徴ある授業であり、明星が大切にしてきた「心の教育」について考える機会です。とはいえ私が本校に着任した時に「凝念」という言葉は聞いたことがなかったですし「心の教育」についても、どのようなことが適切な題材なのか。とくに高校生相手ということになると、非常に難しい問題であることを思わずにいられません。
「心の教育」に近い概念としては「道徳」が挙げられますが、この「道徳」も高校で正式な教科になったのが2022年と非常に歴史が浅いのです。今日は、新年度に高2生に話をする初めての機会でしたので、そうした教科の歴史とともに、私が考える「心の教育」の基盤になることを話しました。その場でも伝えましたが、生徒諸君から話を聞いた感想や疑問などを返してもらい、それをまた次の機会に紹介しながら新たな話題を提供する。そうした方法をとっていきたいと考えています。今週はさらにMGS2・3年生、来週は3コースの高校1年生と、本科高校3年生と続きます。ぜひ、いろいろな受け止め方を聞かせて下さい。