プリンセス・ケイト♪秘密の部屋

ビーグル犬「ケイト」のヒストリー
ショードッグとしての宿命を生まれながら背負って誕生した「ケイト」の
記録を綴る。

ケイトの軌跡

2010-12-13 | ドッグショー
ケイトの誕生まで

ケイトの父パイニー

まだヘンリーがチャンピオン犬を目指して悪戦苦闘していた頃、アメリカから
1頭のオスがやってきた。アメリカではチャンピオン犬資格を保有しているので
、つまりアメリカチャンピオンっ奴ですな。日本国内では、アメリカチャンピ
オンでも国内ルールに沿って条件をクリアしなければダメ・・・
しかしパイニーは、あっと言う間にヘンリーを追い抜きJKCのチャンピオンも
奪取!さらにインターチャンピオンも苦労せず奪取したのには、ちょっとビッ
クリ!ドッグショーのパドックでは、もう超うるさく吠えまくっていたのが印
象的でした。

現在、スネーク・ウッド犬舎の繁殖は、このパイニーのDNAが殆んど使われて
いるようです。現役で活躍している同犬舎のワンコも3分の2以上がパイニーの
子供となるわけで、その最初の交配された子供がケイトです!そして、ケイト
が1番パイニーに似ています。


ケイトの母ブリトニー・ジェーン

 この母ジェーンは、同犬舎が今だに誇っているメリー・ジェーンの孫になり
ます。メリー・ジェーンは、恐らくアジア・チャンピオン資格を唯一持つビー
グルです。アジア大会でグループ・セカンド以上を3回獲るとアジア・チャン
ピオンとなるそうです。そのメリー・ジェーンの現役時代は、対戦相手が皆、
エントリーを回避するぐらいだったそうです。

 その孫B・ジェーンは、JKCチャンピオンどまりでしたが、その後、娘ドール
がインター・チャンピオンになっています。母B・ジェーンの性格は、パイニ
ーを上回る気の強さで、我家のレディは勿論、娘のケイトにさえ威嚇するコワ
~イ母です。


2007年4月23日

 ケイトが誕生・・・もう、その頃には何故か我家に来る予定になってしまっ
ていたのは不思議なもんで、どうしてオーナーになったのか?
 成長段階では、血統が良いと自然に将来を約束されたような褒め言葉が周囲
から沸きあがります。考えてみれば、ブリーダーさんとこは血統が良いのに決
まっています・・しかし当時を振り返ってみれば、良血のベビーを見慣れてい
るせいか、特別に優秀なケイトだったとは記憶にありません。それでもブリー
ダー側は、ケイトの前足が歩行時に伸びる形成だとか言ってましたね。
 やがてベビー・パピーと成長の段階から、性格の強さは親譲りのものが随所
に現れてきました。

ショードッグ前期

 ベビーでBIS、パピーでもインターのR.クィーンと他犬種と互角に対戦でき
るビーグルが久々に誕生したと思っていたら、これが裏目に出る結果に。
それは、対戦相手がケイトを避けてかエントリー数不足で、順調には行かずじ
まい。それでも相手が揃ってくるとトントン拍子で勝ち上がって行く凄さは、
やはり素質が違うようでした。

ショードッグ中期

 チャンピオンになってからインターチャンピオンまでは、あっという間に
リーチを掛けますが、資格条件のルール改正で足踏み状態が続く・・・
しかし、それも考えてみれば、リーチ後の初トライでインターチャンピオン
もゲットしてしまったのは、さすが持ち前の勝負強さが違いました。
大舞台では、必ず勝ち負けに絡んできた経験値が高いのでしょう!


ショードッグ後期

 インターチャンピオンになってから引退するまでの大会で、6戦のうちBOB
が3回、AOMが2回というのは、まさにケイトが認められた証拠でもあり、
ショードッグとして、まさに完成したのだと思います。
 今でもリングまで歩いて行く途中では、大型犬にさえ威嚇する姿を見ると、
「ここは私の遊ぶところ、あなた達は出て行って!」と吠えているように見え、
ケイトは本当にリング内で遊んでいたんだなぁと思えます。

最後の東京ビッグサイト

 土曜日の合同単独展





 予想通り、タイ人の審査員はBOBにケイトを指名しませんでした。1位の
BOBと2位のAOMでは、天と地ぐらい変わるわけではないけど、とても残念
で仕方ありません。
 しかし、きちんと見ていた方がいました。その方は、国際審査員の資格
も持つ方で、都内で「ジョーカー」というペットショップのオーナーとしても
超有名で、ビーグル展の審査員長の経験も多数あります。その方がベビー
時代に大会ナンバーワンとなるBISにケイトを選出した方でした。
その方が、ケイトのハンドラーである横田氏に「お前の引いていた犬が上
だなぁ」と言われたそうです。
まぁ慰めの言葉としては最高でした。その言葉どおり、翌日の東京インタ
ーで、この日のBOB受賞犬は、「こんな犬に負けたのか!」ぐらいの出来で
比較対象にもならぬほどでした。

 日曜日 ラストの東京インター







 丁寧なオーストラリア審査員は、終始に渡りケイトを気にしていましたが
、またもAOMとなりました。オスのBOBが横田氏の引くワンコとなったため、
おそらく日本人的な配慮をしてケイトをBOBからAOMに下げたのでしょう。
日本人の審査員が時々、オスとメスは別のハンドラーが引く犬を選びます。
なので、同じ犬舎では、オスの方が実力どおりに審査されてもメスは、
そんな配慮からBOBは難しいとされています。まさか、外国人の審査員が、
そんな気を遣うとは思っても無い結果でした。

 引退
 最後の2戦ともAOMという2位で終りましたが、終始、ケイトが注目され、
目標にされていた2戦でしたので、今となっては胸を張って良いでしょう
・・。ケイトの陰に隠れ残念な想いを抱いているワンコや飼主さんに対
しても、ここでケイトが胸を張って行かねば報われませんよね。
 ここまで、よく頑張ってきました。もう、基地へは行かせません。




 ありがとう!ケイトさん
 そして、元気なヘンリーの子、レディの孫、ケイト2世を生んでくだ
さいね!
 奇跡の血量18.75% 4代前祖先と3代前祖先のビーグルが共通となる
場合、4×3インブリードで最高傑作の交配となるようです。 ケイトの
祖祖母とヘンリーの祖母が前記したアジアチャンピオン犬です。さぁ、
どうなることでしょうか、お楽しみに!
 3年間、お疲れ様でした!ダイヤモンド・プリンセス・ケイト

                                   おわり


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3 コメント

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Unknown (亜希パパ)
2010-12-22 21:13:08
客観的で優劣をつけるのでなく、主観が左右される競技では残念ですが涙もしょうがないですね。
ヘン君に続きケイトちゃん、お疲れ様でした。
次は可愛いベイビイを楽しみにしていますよ。
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亜希バパさんへ (レディバパ)
2010-12-22 22:03:42
亜希バパには、山梨での連合展でBOBになったところを見てもらったから良かったです。
インターCH×JKC.CHのベイビィを30万でいかがですか?( ̄▽ ̄;)
返信する
30万のベイビィ (亜希パパ)
2010-12-24 21:19:54
丁重にご辞退申し上げます m(__)m
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