スマホで描いた諸々

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心の複雑怪奇

2022-07-15 16:36:29 | 日記
○心に住む者達(Those who live in the heart)
 My variouspaintingsシリーズの一つです。
 貪欲で怒りに満ちて力で相手をねじ伏せようとする自分、いつも不安で誰かに助けてもらいたくて常に途方にくれて泣いている自分、何もかもを冷静に見て合理的に判断しようとする自分が、一つの心に住んでいます。
 その時々でどれかが強くなり、それが良い結果をもたらす事もあれば大損する事もあります。
 どれかがいなくなれば良くなるわけでなく、それらは対立して憎みあい互いを消したがっているわけでもないし、心に住んでいる者達なので無視するわけにもいきませんから、うまく付き合っていくしかないのです。









つかんで離さない

2022-07-14 11:21:06 | 日記
○ビッグシザー(Bigscissor)
 8bitロボットシリーズの一つです。大きなハサミが武器。一応カニがモチーフなのです。
 カニのハサミは人間の使うハサミと違って“切る”ためでなく“つかむ”ための要素が強いです。
それでも尖っている部分があるので挟まれると痛いし力が強くてなかなか離しません。
「君の手をつかんで二度と離さない」なんて事を言うとロマンチックなのは人間の手の話であってカニのハサミでつかまれたらたまったものではありません。
 しかし、その一度つかんだら離さないという根性は学ぶべきだと思っています。
「あれが欲しい」「これが欲しい」と思っても今の自分の状況を思って「でも無理」ってあきらめがちですが、あきらめずに思い続けて行動していると、何か手がかりの端っこの部分がたまに見え隠れします。そこを力を込めてガシッとつかんで「絶対離さん」って手繰り寄せると、もしかしたら欲しい物を手に入れるチャンスに巡り合う…かも知れませんし…ダメかも知れませんけど…でも何もせずにあきらめるよりは確かに知識と経験は積み上がるわけです。




食われる者達

2022-07-12 13:27:09 | 日記
○ささやかな楽しみ(A enjoy of modest)
 My variouspaintingsシリーズの作品の一つです。家畜達が集まって人形の人間を操って楽しんでいるという設定で描きました。
 家畜を買う側は「大切に育てている」と思っていても、それは人間が勝手に思っているだけであって家畜達が人間をどう思っているかなんてわかりません。
「黙っていても食べ物をくれるご主人様」だと思っているかもしれないし「そのうち我々はこいつらに殺され食われるのだ」とうすうす感づいているかもしれません。
どっちにしたってこの状況から逃れられるわけではありません。
 サラリーマンが夜の酒場で上司や会社の悪口をこぼすように、せめて一時集まって人間への愚痴を言い合いながら人形を操って憂さ晴らしをしている…なんてネガティブ過ぎて絵本のネタにもなりませんね
明日になればこの中の誰かがいなくなってるかもしれませんけど、それが現実。





遠い昔の思い出

2022-07-11 12:24:00 | 日記
○記憶の中の犬(Dog in memory)
 Openseaに出品しているもう一つのシリーズがMy variouspaintingsで“いろいろな絵”という意味でこれはその作品の一つです。
 子供の頃に家で飼っていた犬が「こんな感じだったなあ」というおぼろげな記憶をたどって描きました(何十年も前の話だから多少違うと思う)。
もはや色とイメージくらいで名前すら忘れましたがよくなついていたような気がします。
 ところが理由はまったく覚えてませんが父親(故人)が「もう飼えない」と言い出してトラックの荷台に乗せてどこか遠方の公園に連れて行ってそこに放してそのまま走り出したのです(その時自分は助手席に乗っていた)。
犬は後ろからトラックを追いかけてきましたが、やがてあきらめたようでした。
今と違って当時は犬は適当に飼い出して、いらなくなったら捨てるのが普通だったような気がします。
おかげで野犬が増えて大問題になり犬飼いのルールが厳しくなって行きました。
 今思えばかわいそうな事ですが、食わしてもらっている身の幼稚園児の子供が一家の長の決定に逆らえるわけも無く従うだけでした。
あの犬はその後どうなったろうと思います。
保健所に捕まって処分されたのか、良いご主人様に拾われて幸福に生きたのか、野犬として生き延びて子孫を残したか…もう知る由もありません。
 ただ、何十年もたった今になってなぜか夢を見ました。
外から帰ってくると舌を出しながら出迎えてくれる小さなクリーム色の雑種らしき犬の夢…その子かどうかはわかりませんけど。





海の思い出

2022-07-09 13:45:29 | 日記
○アクアナイト(Aquanight)
 前回に続き8ビットロボットシリーズの一つです。
 海中活動の得意な人型ロボットで片手のムチは伸びて相手を捕まえることができ、真っ直ぐにするとヤリにもなります。盾からは魚雷も発射できます。
そんな海洋ロボットを描きました。
 古い話ですが、かなり前に“海のトリトン”というアニメがあって好きでよく視ていました。
古代文明の子孫の少年が海の支配を目論む古代海洋民族と戦うといった内容でしたが、舞台が海の中だったので、海の生物達が二分して戦いになり多くの犠牲を出したあげく、最終回では正義だの悪だので割り切れないようなとても印象深い結果になりました。
そして最後のシーンで少年はイルカの背中に乗って旅立って行った…ような気がします。
 海の中を、宇宙よりも身近でありながら宇宙と同等に魅力的な場所にしてくれたのは“海のトリトン”でした。
ただ…自分自身は泳げないから海に入らないんですけどね。