タイトルは
ずっと昔
催洋一監督による映画から
わたしは、いつも月に呼ばれる
そう思っている
ふと空を見ると
必ずと言っていい
月が、いる
満月に限らず、鎌のような月のときも
ふっくら半月過ぎのときも
月に呼ばれている気がする
今日は、あまりのフェイントに
息が止まりそうになった
駅を出て、自転車
漕ぎ始めて程なく跨線橋の上り坂
太股に力が入るのを感じながら、上ってゆく
と
左手に建つマンションの窓に映る月
窓ガラス越しにわたしを呼ぶの!
しかも巨大なまんまるの姿で…
膝から力が抜けて、よろめいた
月はわたしの真後ろにいるのに
まだ上ったばかりで
空に浮かぶとまでいかないのに
わたしを、呼ぶ
ちょうど一月前の、満月の夜
かなしい出来事があったことを
呼び覚まさせた
月はどっちにでている…
ずっと昔
催洋一監督による映画から
わたしは、いつも月に呼ばれる
そう思っている
ふと空を見ると
必ずと言っていい
月が、いる
満月に限らず、鎌のような月のときも
ふっくら半月過ぎのときも
月に呼ばれている気がする
今日は、あまりのフェイントに
息が止まりそうになった
駅を出て、自転車
漕ぎ始めて程なく跨線橋の上り坂
太股に力が入るのを感じながら、上ってゆく
と
左手に建つマンションの窓に映る月
窓ガラス越しにわたしを呼ぶの!
しかも巨大なまんまるの姿で…
膝から力が抜けて、よろめいた
月はわたしの真後ろにいるのに
まだ上ったばかりで
空に浮かぶとまでいかないのに
わたしを、呼ぶ
ちょうど一月前の、満月の夜
かなしい出来事があったことを
呼び覚まさせた
月はどっちにでている…