今夜はパーティー。
いよいよクランツに会える。
忘れないうちにカバンに名札を入れた。
英会話インストラクターのIDカードだ。
これを伝えるからパーティーに行く。
Kちゃんのことが気にならないというと嘘になるけど。
とりあえず当たり障りないグレーのスーツを選んだ。ブラウスはちょい濃い目のピンクにした。
ホテルは私の住む沿線の電車で一本。
駅から近い。
招待状に書かれたバンケットルーム着く前、
ロビーを歩いると、ふと後ろからサッカーボールが元気よく弾むような感触が私の靴に伝わった。
小さな兄妹だろうか、おめかしして追いかけっこをしている。
私を追い抜いたその瞬間、ドスンと音がした。
あー(T_T)
ドレスを着たかわいいお姫様が転倒している!
すると、お兄ちゃんらしき子は急にクルッと振り返り、転んでしまった小さなプリンセスをさっと抱き起こし手を引いて去って行った。
プリンセスは痛くなかったのか、
泣くことなくお兄ちゃんに着いてその場から消えた。
ん??
あのお兄ちゃん‥
誰かに似てる‥
いや、誰かって‥まさか。
少し先に受付が見えた。
お、C子ちゃん!
彼女はずっと同じ職場で頑張っていたんだ。
少しふっくらしたC子ちゃんは昔のまま、
私を見つけ微笑んだ。
久しぶり〜^ - ^
話に花が咲く前に、彼女はさっと ペンを渡す。
「御記帳お願いいたします。」
結婚式みたい。
入り口からバンケットルームをのぞくとそこそこの人数があちこちで輪を作り話に花が咲いている。
そろりそろりと会場へ入る。
すっかり髪型も変わった私にまだ誰も気付いていない。
するとさっきの転んだプリンセスとお兄ちゃん、
プラス子供たち数人が走りまわっている。
「もうやめとけ!」
聞き覚えのある声、
見慣れた腕時計の手が子供たちを制止した。
「はぁいお父さん」
あのボク‥
似ていたのはKちゃんだった。
ずっと前に私がプレゼントした腕時計、
まだ使っててくれたんだね。
Kちゃん、
奥さんと別れたけど子供はいなかったはず。
ということは‥?
結婚した。
しかもこの場に子供たちを連れてくるということは、新たな奥さんは同じ職場と考えるのが自然だ。
「なぁ聞いてる?」
グイグイと誰かが私の腕を引っ張った。
クランツ〜❣️
いよいよクランツに会える。
忘れないうちにカバンに名札を入れた。
英会話インストラクターのIDカードだ。
これを伝えるからパーティーに行く。
Kちゃんのことが気にならないというと嘘になるけど。
とりあえず当たり障りないグレーのスーツを選んだ。ブラウスはちょい濃い目のピンクにした。
ホテルは私の住む沿線の電車で一本。
駅から近い。
招待状に書かれたバンケットルーム着く前、
ロビーを歩いると、ふと後ろからサッカーボールが元気よく弾むような感触が私の靴に伝わった。
小さな兄妹だろうか、おめかしして追いかけっこをしている。
私を追い抜いたその瞬間、ドスンと音がした。
あー(T_T)
ドレスを着たかわいいお姫様が転倒している!
すると、お兄ちゃんらしき子は急にクルッと振り返り、転んでしまった小さなプリンセスをさっと抱き起こし手を引いて去って行った。
プリンセスは痛くなかったのか、
泣くことなくお兄ちゃんに着いてその場から消えた。
ん??
あのお兄ちゃん‥
誰かに似てる‥
いや、誰かって‥まさか。
少し先に受付が見えた。
お、C子ちゃん!
彼女はずっと同じ職場で頑張っていたんだ。
少しふっくらしたC子ちゃんは昔のまま、
私を見つけ微笑んだ。
久しぶり〜^ - ^
話に花が咲く前に、彼女はさっと ペンを渡す。
「御記帳お願いいたします。」
結婚式みたい。
入り口からバンケットルームをのぞくとそこそこの人数があちこちで輪を作り話に花が咲いている。
そろりそろりと会場へ入る。
すっかり髪型も変わった私にまだ誰も気付いていない。
するとさっきの転んだプリンセスとお兄ちゃん、
プラス子供たち数人が走りまわっている。
「もうやめとけ!」
聞き覚えのある声、
見慣れた腕時計の手が子供たちを制止した。
「はぁいお父さん」
あのボク‥
似ていたのはKちゃんだった。
ずっと前に私がプレゼントした腕時計、
まだ使っててくれたんだね。
Kちゃん、
奥さんと別れたけど子供はいなかったはず。
ということは‥?
結婚した。
しかもこの場に子供たちを連れてくるということは、新たな奥さんは同じ職場と考えるのが自然だ。
「なぁ聞いてる?」
グイグイと誰かが私の腕を引っ張った。
クランツ〜❣️